がらがらさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

ある日突然親友から絶縁を告げられる。理由がわからず何度も問いただすと「これ以上関わったら自分の指を切断する」とまで言われてしまう。

『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督作。前作『スリー
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.0

漫画原作、美人じゃないお姫様とイケメンじゃないヒーローのおとぎ話風ラブコメ。

原作好きだったので、丁寧に映画化されて嬉しい。話を知っていても綺麗な映像と音が付くとより感情が揺さぶられる。

あくまで
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.5

凄腕の女運び屋の主人公はヤクザから狙われる少年を守ることになる。

『レオン』『アジョシ』的な子守アクション。王道なプロットだけど、そこに運び屋設定が加わえてカーチェイスに力を入れた映画になってる。
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.0

ヴァイキングの時代、王である父を殺された王子は復讐を決意する。

ヴァイキング×復讐譚だと漫画『ヴィンランドサガ』を思い出すけど雰囲気は全く異なる。でも『ヴィンランドサガ』を完璧に実写化したらこうなる
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.5

映画音楽を多数手掛けたエンニオ・モリコーネのドキュメンタリー。

恥ずかしながら「名前とマカロニウエスタンの音楽で有名な人」くらいのフワッとした知識しか持っていない状態で観に行ったのだけど、クラシック
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セクレタリアト/奇跡のサラブレッド(2010年製作の映画)

4.0

1973年に活躍した競走馬セクレタリアトと馬主ペニーの実話。ただの主婦だったペニーが馬主となりセクレタリアトの三冠を目指す。

こんな凄い馬が本当に存在していたんだと驚く。フィクションのストーリーでこ
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

韓国発〜ハワイ行の航空旅客機で未知のウイルスがばらまかれる。

ツッコミどころはめちゃくちゃあるけど映画としては面白い。

中盤から終盤にかけてツッコミどころがどんどん出てきてオイオイと言いたくなるも
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

好きな映画ではないけど面白い。

"特別な人間"になりたかった男の転落劇。

ギレルモ・デルトロ監督作。あんまり好きな雰囲気の映画では無かったんだけど、やっぱり監督が凄いからなのか長くても最後まで見て
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.5

ヒロインのウィノナ・ライダーがクッソ可愛い。

中学生くらいの時から観ようと思ってた作品、ようやく観れた。

ヒロインのウィノナ・ライダーの可愛いさが1番印象に残る、そりゃ大したエピソードなくても惚れ
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サイン(2002年製作の映画)

3.0

ただの偶然か奇跡か。うーんどうでもいい。

M・ナイト・シャマラン監督のSFサスペンス。

突如として現れた謎のミステリーサークル、それはいたずらか何者からかのサインか。

ミステリーサークルを発見す
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フランケンウィニー(1984年製作の映画)

3.5

ツギハギだらけでも犬は可愛い。ティム・バートン監督の初期短編映画。

モノクロでツギハギだらけの生き返った犬なんて不気味な映画になりそうなところ、スパーキーはずっと可愛くて、あんまり不気味な感じはしな
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.0

再生回数があまり伸びず悩んでいる女YouTuberゆりちゃんとそれを善意で手伝う田母神、最初は田母神に感謝していたゆりちゃんだったがYouTubeでの人気が出始めたことにより2人の関係が崩れていく。>>続きを読む

ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦(2022年製作の映画)

3.0

火山って凄い。

火山に魅了された火山学者夫婦のドキュメンタリー。

古い映像だけど火山や噴火の映像が本物だから、そのあまりにも非現実的な映像に古い映画に最新のCGで噴火映像を合成してるような錯覚に陥
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マチルダ・ザ・ミュージカル(2022年製作の映画)

3.5

可愛いけどブラックなミュージカル。

Netflix配信、児童文学『マチルダは小さな大天才』をミュージカル映画化。

子供達によるミュージカルシーンはとても可愛くて最高。

ストーリーは原作通りなんだ
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.0

予想以上にちゃんと面白い。

ドウェイン・ジョンソン主演によるDCEUの新ヒーロー映画。超かっこいい筋肉とスーパーマン並みの能力を持った男が暴れまくる。

殺人を躊躇しない系のヒーローで、気持ちよく悪
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

悩める全ての小中高生に観て欲しい。

学校で問題を抱えた少女が鏡の中に現れた城で同年代の少年少女達と出会う。

辻村深月による小説を原恵一監督がアニメ映画化。原作は未読。

子供が勇気をもらえるような
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.5

血!暴力!SEX!考えうる限りの残虐描写をぶち込んだ台湾発のスプラッタホラー。

骨を折り、皮膚をちぎり、ナイフで体を滅多刺し、過剰なほどに血が流れ、人体欠損は当たり前、そんなゴア描写だけでもヤバいの
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

3.5

一応劇場上映されるもあまりにも宣伝されず、全く話題にならなかったディズニー新作アニメ。

公開1ヶ月で早くも配信開始ということで鑑賞。

毎週映画館に通っていても1度も予告が流れないほど広告に力が入っ
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

安易に戦争に行くなんて言わないようにしよう、こうなる。

第一次世界大戦、戦場に行けることを喜ぶドイツの若者達が戦争を体験する。

何度も映画化されている小説だけど本作で初めて鑑賞。英雄でもなく、何か
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.5

このシリーズ最高、ずっと続けて欲しい。

『ナイブズ・アウト』続編、探偵ブランが新たな謎に挑む。

前作は金持ちの館で今回は孤島。相変わらず設定はクラシカルなんだけど、凝ったシナリオと大胆な演出にはフ
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バーバリアン(2022年製作の映画)

4.0

色んな種類の怖さを体験できる。

ディズニープラス見放題配信、展開の予測がつかない極上のホラー映画。

『ドント・ブリーズ』を彷彿とさせる緊張感と嫌悪感がたっぷり。終始怖くてずっと嫌な汗かきながら観て
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.5

デルトロ監督によるちょっぴりダークなピノキオ。

『KUBO』のストップモーションアニメにも驚いたけど、こっちも凄い。

ストーリーは普通。

おやすみ オポチュニティ(2022年製作の映画)

3.5

2004年に火星に到着した火星探査車のドキュメンタリー。

日本の小惑星探査機「はやぶさ」の擬人化みたいな扱いに白けた気持ちで観てたけど、アメリカも似たようなことやってたんだね。でもそこまでウェットな
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.5

舞台は森から海へ。

相変わらず圧倒的な映像の良さ。前作が現代でも通じるレベルの映像だからこそ、正直13年の進化を感じるようなものではなかったけれど、10年後もまだ古さを感じることはないだろうと思わせ
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Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

3.5

笑えない状況なのに楽しそうな2人。

同居する親友同士の2人は誕生日に海へ行くためお金を貯めようとするが、様々なトラブルが2人を襲う。

貧困で生活が苦しくても楽しく生きようとする主人公2人が良い。下
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.5

『ソー ラブサンダー』では思ったより描写が少なくて物足りなかったGoGのその後を描く、クリスマススペシャル。

45分と短いながら、馬鹿馬鹿しさとキャラクターたちのスター・ロードへの優しさが詰まってい
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

事前情報が少なすぎて心配していたけれど凄い映画に仕上がってた。

原作で大人気の山王戦を宮城リョータを中心にして再構築。原作通りの映画化ではなく、原作を補完するような映画になっていて原作者が監督・脚本
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盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.5

アイディアが面白い!

盲目のフリをしたピアニストの主人公は偶然殺人現場を"目撃"してしまう。

盲目という設定だからこそ生まれる異常なシチュエーションに笑ったし、盲目のフリをしている主人公と盲目を疑
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マスター 先生が来る!(2021年製作の映画)

4.5

型破りな教師が極悪少年院に赴任する。

インド版GTOくらいのノリかと思ったら、犯罪組織もガッツリ絡んできて、主人公が犯罪者たちをバッタバッタと薙ぎ倒す痛快アクションエンタメ映画って感じで面白かった。
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.0

ホラーじゃない幽霊の映画。

定点カメラで撮影、正方形に近いカメラサイズ、ほぼセリフがなくゴーストがただ見ている姿を観察するような、静かで超独特な映画。

レトロで物悲しいゴーストの姿にはジーンとくる
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

ループする社畜たちの1週間。面白い!

大好物のループものであり、予告で観たループに中々気付かない上司という間抜けな設定が面白そうで鑑賞、今年観た邦画では一番面白かった。10本くらいしか見てないけど。
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

湿地帯で青年の死体が発見され、湿地帯に1人で住む少女が容疑をかけられた。

2021年本屋大賞翻訳小説部門1位の小説が原作。原作は未読。

映画の予告はミステリーという扱いだったけれど、犯人・動機・方
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

孤島に存在する超高級料理店、どこか不穏な空気が漂う中、最悪のフルコースが始まる。

これは面白い。予告でも流れていた不気味な雰囲気や緊張感が最後まで途切れず、ほぼ密室の中で展開するスリラーでありながら
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