がらがらさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.5

偉大な王が死んだ。ブラックパンサーを失ったワカンダ王国に新たな危機が襲う。

現実でのチャドウィック・ボーズマンの死をシナリオに組み込んだ『ブラックパンサー』2作目。

現実の死とシンクロしているから
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

新海誠監督、今回はがっつりファンタジー。

相変わらず映像と主題歌は良かった。だけど話はちょっと合わなかった。

こういう感じの話ってアニメ映画によくある気がするけど、ルールが曖昧だったりするからあま
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.5

ヒーロー映画の主演に選ばれた主人公は事故で記憶を無くし、自分が本物のヒーローと勘違いをする。

実写版『シティーハンター』のフィリップ・ラショー監督による最新作。今回の題材はアメコミヒーロー。

ポス
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.5

マ・ドンソクが凶悪犯罪者をボコボコにするシリーズ2作目。

前作と同様にマ・ドンソク映画に求める物をきっちり盛り込んだ上で、更にパワーアップさせた理想的な続編。

やっぱりなんと言っても本シリーズは主
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X エックス(2022年製作の映画)

3.5

老夫婦殺人鬼がポルノ映画の撮影に来た若者達を殺しまくる!

歩くのすらおぼつかない老人を殺人鬼にする大胆な発想。でもまあ銃があれば老人でも殺せるよね。

ポルノ映画を撮影に来た若者たち……ってそりゃ殺
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ふるさと(1983年製作の映画)

3.5

徳山ダム建設によって沈む徳山村を舞台に、痴呆症が始まった老人とその家族の交流が描かれる。

無くなっていく村と痴呆症が始まった老人を重ね合わせ、時代と共に失っていくものの儚さを感じた。

意外にもダム
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

『バーフバリ』のS・S・ラージャマウリ監督最新作。

ケレン味溢れる派手なアクションと男同士の熱い友情が最高。真っ直ぐすぎるドラマもインド映画らしく、ベタベタな展開でも感動できる。

前半よりもラーマ
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リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

4.0

トップから堕ちた学園のクイーンとトラウマを抱える地味な転校生が協力して復讐を決意する。

スクールカーストや女同士の友情等の要素から大好きな映画『ブックスマート』的な作品かと勝手に想像していたら、思っ
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アテナ(2022年製作の映画)

4.0

とにかく映像の凄さに圧倒された97分。

警官に弟を殺された兄弟が団地で大規模な暴動を起こす。

まず冒頭の長回しシーンから凄い。一見するとどうやって撮影したのかまるで分からない映像になっていて度肝を
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ベルベット・クイーン ユキヒョウを探して(2021年製作の映画)

3.5

幻のユキヒョウを撮影するためにチベットの山奥へ。チベットの自然と動物達を美しく撮影したドキュメンタリー。

サステナブル未来映画祭で鑑賞。

世界的に有名な野生動物写真家ということで、自然や動物達の撮
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グリーン・ライ 〜エコの嘘〜(2018年製作の映画)

4.0

環境ドキュメンタリー映画にしてはかなり楽しく観られるとっつき易い作品。

環境に良いと企業が謳う"エコの嘘"について世界を巡り検証するドキュメンタリー。

サステナブル未来映画祭で鑑賞。

主に監督と
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ポバティー・インク あなたの寄付の不都合な真実(2014年製作の映画)

4.0

サステナブル未来映画祭で鑑賞。

アフリカへの援助が現地にどういう問題を生んでいるのかに焦点を当てたドキュメンタリー。

"押し付けの援助"の問題点をこれでもかというくらい紹介し批判するので、貧困問題
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1日1ドルで生活(2013年製作の映画)

3.5

サステナブル未来映画祭で鑑賞。

1日1ドルで生活するグアテマラの貧困層の暮らしを米国の若者が体験するドキュメンタリー。

栄養不足による体調不良、不衛生な状態による病気、不安定な収入による食料確保の
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.0

岡田准一がヤクザ組織に潜入捜査官として潜り込む。原作小説は未読。

ストーリーはともかくアクションはカッコいい、ストーリーはともかく。

『インファナル・アフェア』や『新しき世界』など、アジアでも名作
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

4.5

コマンチ族vsプレデター。

1719年が舞台かつ主人公がネイティブアメリカンということで、銃火器で対決していた従来シリーズとは打って変わって斧や槍などの原始的な武器でプレデターに挑むのが新鮮。

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スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

4.5

「王の子だけが王になれる」金持ちの子だけがいい大学に行けるというインドの教育事情に立ち向かった先生の話。

大好きな映画『クイーン 旅立つわたしのハネムーン』のヴィカス・バール監督最新作ということで期
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

4.0

ファン・ジョンミンが本人役を演じるクライムサスペンス。

「俳優が本人役を演じて誘拐される」ってシチュエーションってことで、インド映画の『AK vs AK』を思い出した。あれもかなり特殊な映画で面白か
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教えて? ネコのココロ(2022年製作の映画)

3.5

猫が飼いたくなる。

Netflix配信、猫にまつわるドキュメンタリー。

可愛い猫が見られるし、猫の雑学も知ることができるし、猫飼いたくなるし、猫好きにはたまらない作品。

猫にも国民性があって、米
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最強殺し屋伝説国岡 外伝 国岡ツアーズ大阪編 蘇る金のドラゴン なにわアサシンの逆襲(2022年製作の映画)

3.5

国岡シリーズ外伝。母親に殺し屋稼業がバレて大阪の実家へ呼び出される。

ファンディスクくらいの内容かと思ったら本編70分もあるし、本格的なアクションシーンもあってビックリ。

前半はほぼ真中との大阪の
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

4.5

白石監督の集大成、監督に求めるものが全て詰まってた。

白石監督お得意POV形式の最新作。

あの『オカルト』の江野くんが登場するだけでも面白いのに、『カルト』のネオさんみたいなイケメン霊媒師も登場し
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ビースト(2022年製作の映画)

4.0

ライオンと戦うイドリス・エルバってだけでもう面白い。

シンプルな設定が良い。凶暴なライオンにとにかくハラハラドキドキできる、これぞ映画。

通常であればライオンは人を襲わないと説明しつつ、人を襲うよ
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HiGH&LOW THE WORST X(2022年製作の映画)

4.0

『HiGH&LOW』×『クローズ』のクロスオーバー企画の続編。今回はとうとう鈴蘭高校も参戦。

やっぱりこのシリーズは金が掛かっていて派手だから楽しい。濃いキャラクター、激しくてカッコいいアクション、
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君は彼方(2020年製作の映画)

2.0

ひたすらモヤモヤする迷作。

邦キチでも紹介された話題作。自分に素直になれない主人公が不思議な世界に足を踏み入れる。

色んなところから突っ込まれてるとおり『君の名は。』を中心とした他作品の影響が随所
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

4.0

このシリーズの世界観とノリが大好き。

『最強殺し屋伝説国岡』のスピンオフ。国岡が新人女子達を殺し屋にするため合宿を行う。

前作が見事にツボにハマったからスピンオフということで鑑賞。今回はミスマガジ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.5

自分の好きなものが詰め込まれた楽しい映画。

伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』をハリウッドが映画化。新幹線の中で繰り広げられる殺し屋達の群像劇。

原作は伊坂幸太郎作品の中でもトップクラスに好きな作
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.5

こういう映画好きだわ〜。

阪元監督がフリーの殺し屋に密着取材する、という設定のモキュメンタリー映画。

『ベイビーわるきゅーれ』の魅力の一つでもあった、殺し屋という非現実的な職業を現実的な仕事のよう
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ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.5

最高の猫映画の続編。本を書いて有名になる少し前の話。

また動くボブを見られるだけで嬉しい。

猫を飼ったことがあるからこそ、相変わらずボブの大人しさにはびっくりする。しかも映画でも全部ではないにせよ
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.5

予算が足りてないけどこのアイディアは好き。

『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾監督作。キャンプのために山へ向かった大学生の男女は、車の故障により謎の村に立ち寄ることになる。

阪元監督ってことで展開
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピール監督作。前2作とは全然違う映画ながら、今作もかなり面白い。

毎回の感想だけど、ジョーダン・ピール監督の作品は劇場で流れる予告を観てもどんな映画かよく分か
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整形水(2020年製作の映画)

3.5

この設定とストーリーでそういう着地するの!?

容姿が悪く自分に自信がない主人公が、水に浸すだけで美人になれる「整形水」を使って美人に生まれ変わる。韓国発のアニメ映画。

整形大国の韓国社会におけるル
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WAR ウォー!!(2019年製作の映画)

3.5

このカッコいい主演2人を見よ!って感じ。

インドによる『ミッション・インポッシブル』シリーズのようなスパイアクション物。

主演2人をいかにカッコよく見せるかに力を入れた作りで、インド映画らしくケレ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.5

新作を作るごとに面白く無くなっていく細田監督。今回も過去一レベルでつまらなかった。

絵が綺麗なことと、劇中の音楽くらいしか良い部分が思いつかない。最初から最後まで主人公の行動や心の動きが理解できなく
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13人の命(2022年製作の映画)

4.0

改めてとんでもない実話。

2018年にタイで発生した洞窟遭難事故の映画化。プライム限定配信。

事件そのものがセンセーショナルだし、映画としての出来も素晴らしい。配信限定なのがもったいない。

当時
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はちどり(2018年製作の映画)

3.0

自分の好きなタイプの韓国映画では無かった。

1994年韓国を舞台に、中学2年生の少女の視点から男尊女卑・家父長制の息苦しさなど、韓国社会の問題を描く。

Netflixゾンビドラマ『今、私たちの学校
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カーター(2022年製作の映画)

3.5

記憶を失った男が、様々な組織から狙われる。『悪女』『殺人の告白』のチョン・ビョンギル監督によるアクション映画。

全編を擬似ワンカットで撮影した映像は実験的で、全編を一人称視点で撮影した『ハード・コア
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こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)

4.0

コテコテすぎる作品だけど久しぶりに大号泣。

主人公が母の若い頃にタイムスリップするSFコメディ。

設定自体はよくあるタイムスリップ物だけど、泣かせ演出力が半端じゃない。まあ母親物ってだけでよっぽど
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