がらがらさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.5

時代劇オタクの女子高生が時代劇制作に挑む青春ドラマ。

青春のきらめきと創作の楽しさが伝わってくる映画。観ているとなにか創作活動をしたくなる。

あらすじすら読んでなかったからSF要素には驚いた、あま
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ファヒム パリが見た奇跡(2019年製作の映画)

3.5

チェスの才能を持つファヒムは、父と共にバングラディッシュからフランスへ入国し難民として生活することになる。実話。

チェスを扱った作品ということで、最近だとNetflixのドラマ『クイーンズ・ギャンビ
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裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

4.0

80年代の刑事コメディ。くだらなさすぎて観ている間はずっと笑ってた。

全てのシーンに笑いを入れてくるから、笑いの量が圧倒的に多い。そしてそのどれもがあまりにも馬鹿馬鹿しくて最高。

クライマックスの
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バタード・バスタード・ベースボール(2014年製作の映画)

3.5

1973年、俳優カート・ラッセルの父で俳優のビング・ラッセルが立ち上げた独立球団”マーベリックス”のドキュメンタリー。

野球経営に関しては素人の男が球団を立ち上げ、メジャーに選ばれなかった選手たちを
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

3.5

クレヨンしんちゃん劇場版30作目。今年は『新婚旅行ハリケーン』ぶりに橋本昌和が監督、脚本はうえのきみことの共同脚本。

橋本監督らしくパロディ多め、笑いどころはまあまああって、アクションと感動要素はた
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ビッグ・リトル・ファーム リターンズ(2022年製作の映画)

3.5

自然と共に生きる農場を目指す姿を撮った『ビッグ・リトル・ファーム』の続編。アースデイに合わせていきなりDisney+で配信されてた。

1作目が大好きだったからすぐに観た。相変わらず美しい農場とかわい
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.0

好きな男にのめり込んじゃう系の主人公。

登場人物全員自分の周りにいないような人たちばかりで、何考えてるのか分かんなくて怖かったー。

主人公のヤバさは群を抜いているけど、マモちゃんとか友達も中々に痛
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.5

凶暴な宇宙人を目覚めさせてしまった兄妹は、宇宙人に「サイコ・ゴアマン」と名付ける。

久しぶりにB級映画らしいB級映画を観た。過剰なゴア描写に馬鹿馬鹿しい設定、倫理観のぶっ飛んだ展開とまさにB級映画っ
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.0

評判も興行も悪く、コッポラ監督も作品に納得がいっていなかったPART3を監督が再編集した真の最終章。午前十時の映画祭で鑑賞。

PART3を見たのは10年ほど前で、ヘリ襲撃シーン以外は1秒も覚えていな
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バーニング・ダウン 爆発都市(2020年製作の映画)

4.0

原題は『ショック・ウェイブ2』。2ということで一応『ショック・ウェイブ 爆弾処理班』の続編にはなるものの、主人公が爆弾処理班という設定以外は何の繋がりもない続編。

前作の内容はうろ覚えながら、ベタな
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劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(2013年製作の映画)

3.0

ようやく制作された2期の前に観てなかった劇場版を鑑賞。

8年も経つと当時は最新だった作品も古さを感じる。というかヒーロー作品に関しては、本国のヒーロー作品のクオリティが上がりすぎて、比較するのは流石
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ロミーとミッシェルの場合(1997年製作の映画)

3.0

ロミーとミッシェルは同窓会で嘘をついてスクールカーストの頂点にいたクラスメイトを見返すことを計画する。

『ブックスマート』に近い映画ってことでチェックしてたのかな、思ったより主人公達はスクールカース
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ハミルトン(2020年製作の映画)

4.0

『イン・ザ・ハイツ』のリン=マニュエル・ミランダによる同名ブロードウェイミュージカルの映画化。

映画化といっても『イン・ザ・ハイツ』とは違って、舞台をそのまま撮影したタイプの映画化。ブロードウェイに
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お買いもの中毒な私!(2009年製作の映画)

3.0

買い物中毒の主人公が勘違いと嘘から新たな仕事を得る。

確かアメリカの消費社会に警鐘を鳴らす系ドキュメンタリーの一場面で紹介されていたこの映画。その場面にチラリと映った親友役のクリステン・リッターが可
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.5

前作は日本では公開されず、Netflix配信スルーだったのに続編の今作は劇場公開。そんなことあるんだ。

とにかく「マザーファッカー」を連呼したい登場人物と、派手に爆発させたいアクションの連続。相変わ
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地球が壊れる前に(2016年製作の映画)

4.0

レオナルド・ディカプリオによる地球温暖化問題を扱ったドキュメンタリー映画。

Netflixのドキュメンタリー『cowspiracy:サステイナビリティ(持続可能性)の秘密』を観たことがあったから、デ
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ノトーリアスB.I.G.(2009年製作の映画)

3.5

アメリカのラッパー、ノトーリアス•B.I.G.の伝記映画。

生い立ちから成功の物語は勿論のこと、当時の東西戦争をノトーリアス•B.I.G.の視点から描かれているので、2PACの伝記映画『オール・アイ
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ドッジボール(2004年製作の映画)

3.0

経営するジムを救うためドッジボール大会の優勝を目指す。

日本で知られてるドッジボールのルールと違って、ボールを同時に6個も使うとんでもないルール。あんなルールあるの?審判の負担がデカすぎる。

『な
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.5

1973年、女子テニスの待遇改善を求める女子世界チャンピオンが、元男子チャンピオンと対決することになる。

テニス映画というよりは、テニス業界で男女平等を訴えた女性の物語。観る前にあらすじだけで勘違い
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アンビュランス(2022年製作の映画)

4.5

マイケル・ベイ監督による2005年デンマーク映画『25ミニッツ』のリメイク。

銀行強盗中に発生したトラブルにより、警察に包囲された2人の兄弟は、負傷した警察官を乗せた救急車をジャックして逃亡を図る。
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ヒンディー・ミディアム(2017年製作の映画)

4.0

下町で結婚衣装店を経営する主人公夫婦は、娘を都会の私立校に入学させるため様々な手段を試みる。

インドで成功するためには良い私立校に入らせることが必須で、良い私立校に入るためには英語の実力や、両親の育
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健太郎さん(2019年製作の映画)

2.5

一軒家で暮らす家族の中に「健太郎さん」という赤の他人が住んでいる短編ホラー。

発想とタイトルとかの雰囲気は好き。でも不気味さは冒頭がピーク、いや冒頭すらも不気味さを出そうとした健太郎さんのやり過ぎな
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.5

『ベイビーわるきゅーれ』が面白かったので、阪本祐吾監督作で世界観的に繋がりもある本作を鑑賞。

学校に通うヤクザの親分の娘を用務員として働きながら見守っている主人公。あるキッカケによりヤクザの娘と主人
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.5

"見た目はその辺にいそうな若い女の子2人組が実は凄腕の殺し屋"っていう漫画っぽい設定を、実写映画としてちゃんと面白い作品に作り上げている。

殺し屋が会社として成立している世界観でだと『ジョン・ウィッ
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.5

ジョン・ウィックのような世界観で女達が暴れ回る。

複雑な設定ではないけれど、はっきりとした設定は語られず、曖昧なままで押し切るシーンも多いから色々と雰囲気で察する必要がある。

余計な説明が無いので
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.0

相変わらずCGアニメーションによるキャラクターの動きは可愛く、パフォーマンスシーンは見てるだけで、いい物見たなという気になれる。

パフォーマンスシーンはいいものの、全体的にキャラクターの深掘りがされ
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.5

名作短編アニメ『バオ』のドミー・シー監督によるピクサー新作長編アニメーション映画。

ある日、感情が昂ぶるとレッサーパンダの姿に変わるようになってしまった主人公。

人間パートもレッサーパンダのパート
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

世界一ブロンド姿が美しいシャーリーズ・セロンが冷戦時代のベルリンを舞台にジョン・ウィックばりのアクションをキメる。

こんな超絶美人なスパイいるわけねーだろってヴィジュアルから分かるように、リアルなス
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.5

『ジャスティス・リーグ』とは異なるアースの若きバットマンを描く。

本来のバットマンの役割である"探偵"という要素にフューチャーした作品のため、アクションは少なめ。アメコミアクション映画というよりは、
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ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償(2015年製作の映画)

4.0

ファストファッションがもたらす様々な問題を扱ったドキュメンタリー映画。

服を巡る様々な問題については、BBCのニュースなどでも取り上げられているのを見たこともあったし、うっすらとは知ってはいたけれど
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OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜(2017年製作の映画)

3.5

様々な強迫性障害に悩む男女6人が有名な精神科医の待合室で繰り広げるコメディ。

三谷幸喜っぽい密室コメディ。それまで何の接点もなかった大人の男女が家族や恋愛などのしがらみ抜きで仲良くなる物語が好きだか
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アウトポスト(2020年製作の映画)

4.0

2009年、アフガニスタンの山奥に設けられた前哨基地で実際に起こった戦闘を映画化。

久し振りに気合の入った戦争映画を観た。

四方を山に囲まれた谷に設置された前哨基地が舞台。敵は高台の岩場に隠れなが
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.0

1940年、満州で知った衝撃的な事実を目の当たりにした主人公の夫は、この真実を世界に知らせるべく画策する。

海外でも評価されたこの作品、正直そんなに面白いと感じられなかった。

中盤の主人公の予想外
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

3.5

ブータンで怠惰に暮らす主人公は山奥にある村で教師をさせられることになる。

一時期は世界一幸福な国と呼ばれていたブータン。そう呼ばれていたのは、情報鎖国していたからで、他国の情報が入り始めた近年では幸
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

2人の娘を世界一のテニスプレイヤーにするため、テニス未経験の父親が考えたプラン。

父が娘を世界一にするために特訓する話ということでインド映画の『ダンガル きっと、つよくなる』を思い出した。あっちは嫌
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

村上春樹の原作小説を元に映画化。日本映画史上初めてアカデミー賞作品賞にノミネート。

村上春樹の小説を面白いと思ったことがないし、本作も原作は読んでない。あらすじ的にも明らかに自分には向かない作風とは
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