チュロス好きさんの映画レビュー・感想・評価

チュロス好き

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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

有名作すぎて話の筋はほぼ知っていたのですが、たぶんちゃんと全体を見たことはなかったはずなので視聴しました。

恐らく『事件捜査のため獄中の殺人鬼の指南を仰ぎにいく』話の代名詞的作品。(古典名作のイメー
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

非常に美しく詩的な作品。
気に入れば何度も部屋でぼーっと流したくなるような映画。


▼備忘録
・リアル紙相撲や雨をシャワーに使っていたら洗ってる途中でやんでしまうシーンなど、北野監督らしいコメディシ
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

烏野vs音駒のゴミ捨て場の決戦を映画化した作品。
鵜飼のおじいちゃんが試合後病室のベッドの上で握手に手を差し出すのが熱い。
(パンフにハイキュー初の劇場版とあったんだけど、白鳥沢戦とかの劇場でやってた
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あまり期待せず見始めたんだけど、予想よりよかった。
とにかく映像はとても綺麗だった。

・完全に3.11を受けての作品。現世への災い(ミミズ=地震)を防ぐことを家業とする青年と、3.11で被災し母を亡
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ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

1に続いて視聴。
1と比べると爽快感やテンポ?が少し強めで、もう少し単純に楽しめる印象でした。
夫婦間のトラブルが完全に解決した状態で話が対テロリスト(?)に特化していたので、それも個人的に嫌なもやも
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

有名なアクション映画の名作。
犯人グループが金庫を破った瞬間奇跡の第九が流れたり、アクションだけでなくエンタメ度が高く、時代を考えなくとも名作だな~と思った。

警官の主人公がテログループの一人を殺し
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

新文芸坐さんで劇場視聴。
非常にかっこよく、テーマ的にも綺麗にまとまった作品でした。
不穏なシーンのBGMや、「子供たちに当たっちゃったんですよね」「狙ったんだよ」のような小気味の良いやりとりも非常に
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

お手本通りというか、良くも悪くも「マリオを映画にしたらこうなるだろうな」みたいなそのままの映画。完成度は高いと思うけど、特に心に残る(予想を裏切って/上回って来る)ようなことはない。
前述の通り再現度
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

とても心に刺さる映画。
甘い思い出と、痛みの記録。

かつて11歳の少女だった主人公が、31歳の父と過ごした夏のバカンスの記録を思い返す作品。
この映画にはかつての11歳の少女の視点での思い出と、今そ
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

念願のタランティーノ作品初視聴。

シンプルに良い映画。黒人差別と奴隷制度の色濃くあった時代、先進的な人道意識を持った白人シュルツ(犯罪者は殺す)と、挫けぬ逞しい心と卓越した早撃ちの才能を持った元黒人
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(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

予告から気になっていたため、北野映画を見てみたかった気持ちもあり劇場で視聴。

結果は自分が期待していたような悪のカタルシスは意外と少なかったというか、
人の命のあっけなさ、無常さを描くためにあえてカ
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リベリオン(2002年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

国民は「感情」を覚えることを禁止された未来で、感情を取り戻したエリート警察官がガン=カタで全体主義をぶっこわす話。
かなり教科書的なディストピアもののように思った。

(若干うろ覚え備忘録)
第三次世
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

テレビシリーズは未視聴での視聴。
映像はさすが劇場版だけあってかなり良い。

物語は、「この世で最も黒いもの(絵)」=「過去(の業、カルマ)」であるというお話だった。
過去に出会った奇妙な女との思い出
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.8

映像・テンポ共に非常によく見ごたえがあった。
主人公より前半のグエンのストーリーが切ない
仕方ないのかもしれないが続編ありきの終わり方で少々残念(というか驚いた)

ミゲルが関智だ…

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

立場が大きくなると同時につきまとう「こうすべき」というスポンサーのオーダーと過去のヒット作の慣例という柵から抜け出て、身一つの”自分自身”に立ち返り納得のいく仕事を目指すシェフの物語。
「夢」という言
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった〜!
コメディ的にもおもしろいし、良い映画でした。

CUBE(1997年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん……
恐らくこの手の作品の先駆け的立ち位置の作品なのだろうと思いつつ、楽しむポイントがないのと諸々の謎がまったく解けずモヤモヤするので…

黒人警察官の暴力がすべてを蹂躙するショーが見られる

ザ・セル(2000年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的映像美と、分裂症のシリアルキラーの精神世界へ入っていく女性精神科医のエロチシズム。

・人から離れてしまった男の心の中へ入る、「私だけが彼を理解する」「私が彼を救う」かなり夢小説みのある話だった
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

上り調子の好景気の中の絢爛であり空虚な乱痴気騒ぎ、ギャツビーという偉大なる名士とデイジーという純真で愛らしい少女、すべては人の「虚構」だった。

■各キャラへの感想

〇トム
テンプレートでわかりやす
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公のめちゃくちゃ細かいこだわり偏屈ナルシストサイコ男がめちゃくちゃ好き

世界に平和で美しくあって欲しいという「願い」と、自分の中の抑えきれないほどの暴力性。
その相反に苦しむことと、その暴力性の
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

メモ書き
・赤木「そうだ、俺の夢はもう叶ったんだ」
(欲しかったものは手に入った?)
・暇さえあれば海を見て黄昏れる母親
・兄を失い、憧れの男を失い、頼れる存在を無くした臆病な少年が1歩踏み出し成長す
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

非常に硬派で良質なアニメ
十二分に気合いの入ってることがあらゆるカットから伝わってくる
街の雰囲気、山の神々しさ、すべてが素晴らしい

登山に生をかけた男の人生を、それを追うカメラマンの視点で追い両者
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

恐ろしいほどの才能を持っているのに、望んだ相手からの愛をひとつも得ることが出来ない辛い半生。
父親は主人公のことはあんなに蔑ろにしたのになぜ新しい家族ではいい父親かのようにふるまっているのだろう?父親
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃおもしろかった!
ドラマチックなシーンの演出もよく、人間の感情の描かれ方もよく、細かい生活のリアルもよく…
演技が全員とびきりよく、特に誕生日パーティでの父の「表情」ひとつの見せ方が凄まじ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

備忘録
・作品時間も3時間と長い分、作中でも地続きでない結構長めの時間(男の人生)を描いていて、ぽんぽんシーンが転換して急に時間が経過するので、「え?どうなった?」とそこそこ理解力を要する。序盤から登
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.0

備忘録
・堤真一の胡散臭い詐欺師役が最高
岡田よりも主役感あったレベルで活躍していた
・ファブル1(実写)を見ていなかったので原作から初めてこちらの実写化を視聴。脚本がヒナ編単体で見られるように切りな
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