ぱさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ぱ

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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

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淡々と人生の1場面を体験していく様が『ホーリー・モーターズ』を思い出した。

タネ明かしに関しては結構分かりやすく作ってあるので物足りなさもある。

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

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男性監督で男性主人公のAIモノに比べてドライな気がする。そして、まぁそうなるよねってところに着地する。両者共に過度な歩み寄りがないのはいいかもしれない。

スティルウォーター(2021年製作の映画)

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我を通してた人間が異国に馴染んできて、観てる方も本来の目的を忘れ始めるあたりは移住映画として楽しかった。

あとチェックのシャツをインとか、女の子にあげるプレゼントがロボットかよとか、無骨なハンバーグ
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マクベス(2021年製作の映画)

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ハイブランドのCMのような画作り。生チョコのような血。
そして意外にアクションがよかった。適度にモッサリしてて、刃物で殺しにきてる感じが出てる。アクションシーンって大抵は殺し合いというよりダンスみたい
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獅子座(1959年製作の映画)

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すべてを失うことで街の見え方が変わってくるのがいい。
落ちぶれて放浪してる間ずっと、この人そういえば”獅子“なんだよなっていうのがジワジワくる。

クレールの膝(1970年製作の映画)

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中年男のキモさと子供カップルのどうでもよさで終始辛いけど、男が去った後の穏やかさと自然の美しさは格別。キモイのはわかってたけど、哀れなモンスターだったんだと再確認。

その道の向こうに(2022年製作の映画)

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回想シーンは一切ないので、語りが頼りになるが、どこまで情報を出してるのか喋ったことは本当なのかは結構曖昧に描かれてるように思う。実際明らかに嘘を言ってるところもある。

病院へ行く朝の母親の行動につい
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シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

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11時に帰ると言って部屋から出るシーンの次に、自分の家に戻る帰路のシーンを持ってくるの地味にヤバい。すっかり出先の映像かと思った。

ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

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これほんとにドキュメンタリーなのかと思うような作り。演出や創作も入ってるんだろうか。カメラを構える人を真正面からは普通撮らないし。そして編集による時間の飛びっぷりがすごい。
あと部屋で聴いてるその音楽
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紹介、またはシャルロットとステーキ(1961年製作の映画)

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不穏なBGMと雪景色が合う。最後の何の未練もないような歩き方いいな。

モンフォーコンの農婦(1968年製作の映画)

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なんという終わり方…。ひたすら素っ気なく、未練もなく、季節とアクションがカットごとに飛び去っていく。

あと、牛って牛乳飲むの?

ベレニス(1954年製作の映画)

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“病”についてのモノローグが続くから、てっきり語り手のことかと思ったら女性が倒れてそっち?ってなる。その後順調に病むけど。「歯の研究をし」「歯の1本1本が観念」でちょっと笑いそうになる。

歯と“死の
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パリのナジャ(1964年製作の映画)

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まるで1日の出来事のように繋がる編集がいい。
連続したショットに見えて時間が飛んでる。服も変わってる。
昨日食べたビフテキと言ってるが、その昨日が映ってたのかはわからない。

ヴェロニクと怠慢な生徒(1958年製作の映画)

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子供の物の扱いの乱暴さ、テーブルの下に滑り込む挙動、落ち着かなさが良い。アレクセイ・ゲルマンを思い出した。

モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

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モノローグに加え、大通りのシーンではとアフレコなので独特の浮遊感があった

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

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「もし…してなかったら」のテロップで始まると、これは「していた」パターンなんだなと、メタ度が上がった様で面白かった。

テロップの際の間の抜けたような音楽も相まって、章ごとの運命の中で生きる人達にどこ
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

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毎日これだけ容姿(たまに言語まで)が変わるのに、性的志向や適職、性格は変わらないのか、アイデンティティの問題があまり描かれないことなど気になるところは多かった。

容姿ガチャが物語的に若い人以外ハズレ
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モード家の一夜(1968年製作の映画)

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結婚によって愛や信心を育てる話をしてるところに、扉が開いて子供がぬるっと空間に現れる描写が印象的。作品の外から差し出された感じがする。

記憶の夜(2017年製作の映画)

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警察署のシーン、特に鏡を見るところがホラー映画より怖かった

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

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最初からネタバレしてるようなものなので、道中に緊張感を感じなかった。とは言え、そこを描きたかったわけじゃないだろうけど。

冬時間のパリ(2018年製作の映画)

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前半のやり合い、思いが交錯する様は面白かった。二項対立かと思いきや、グラデーションになってたり。
終盤に向けて話を収めにきてるのが分かってからは、そんなに乗れなかった。

ウイークエンド(1967年製作の映画)

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一生分のクラクション聴いた。
終盤のドラムと演説はヒップホップみたいだった。

ザ・コール(2020年製作の映画)

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幸せになる世界線に書き換えることによって、元々いた世界線を葬り去ってしまう辛さとかは感じるのかな。
事件がきっかけで母親との関係は悪かったみたいだけど、それでも時間を共にしてきた事実の重みを感じたりす
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エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

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導線がカッチリ整理されている感じで、ワンカットに加えて映像か照明の影響なのか、幻想的というよりドキュメンタリー的な、コスプレイベントの潜入映像といった印象だった。あと最後は蛇足だと思う。

ベルイマン島にて(2021年製作の映画)

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前半は2人のやり取りや編集が面白かったけど、後半の劇中劇はタッチが変わって退屈に感じた。

飛行士の妻(1980年製作の映画)

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後半の痴話喧嘩はそれ自体面白いけど、何か作業しながら、部屋のものをいじりながら話してる様子を引きのカメラで撮ってるのでそれを見るのも楽しい。

あとはやっぱり公園シーンの美しさ。目的があるのかないのか
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アメリカから来た少女/アメリカン・ガール(2021年製作の映画)

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解決じゃなくて、一時訪れる凪なんだろうな。

自分に対する母の態度を改めて欲しいという愚痴に対して、第三者の「今が精一杯だったら?」という返しが良かった。

アンノウン(2011年製作の映画)

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襲撃とカーチェイスであれだけ街とジーナの生活壊しておきながら、「すまない」で終わらそうとする主人公に笑ってしまった。
何事も無かったように手帳の暗号解読に勤しみ始めてたのを見て思わず「呑気か」とツッコ
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

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元の話自体よく知らずに見たので、てっきりこれがスタンダードなのかと思って、色々調べたらピノキオのお供のキャラに手4本とかないし、手が4本の虫バージョンがスタンダードな訳なかった

慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ(2014年製作の映画)

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茶屋でおばちゃんに俳優と間違えられるのいいな。そう、確かに“演者”なんだよね。

グッド・ナース(2022年製作の映画)

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いつ心臓発作が起きるかわからないことや、この男の暴力性が現れるかもしれないということが、抑えたトーンの中で静かに脈打ってるのを感じた。

犬の話を2回してしまうのがよかった。

聖なる証(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

信仰とは何かを問うスピリチュアルな話かと思ったら、児童虐待を扱った現実的な話だった。

終盤でシスターがアナを乗せた馬を見たと言っていたが、あそこは実際に目撃したのではなく幻か夢としておいた方が面白く
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

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観る者の感情を煽ってくる構図かと思いきや、あれだけ散々やられると次第にボーっとしてなんとも思わなくなってくる。

音楽が思ったよりどぎつくなかった。昔のRPGゲームとかにありそうな感じ。