ポラ丸さんの映画レビュー・感想・評価

ポラ丸

ポラ丸

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台湾、街かどの人形劇(2018年製作の映画)

3.9

2019.12.8 ユーロスペースにて鑑賞
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「涼州布袋」という言葉がある。
観光客で一杯の迪化街は戦後つけられた名で、昔の台北では単に「街」あるいは「北街、南街」と呼
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

2.1

2019.8.8 イメージフォーラムにて鑑賞
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悪い映画ではないが評判ほどイイとは思わない。
雑な作り。
キャストもかなり重なる「ムクシン」のほうが十倍良かった。

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.7

九把刀(ギデンズコー)っていいねぇ。
九把刀には自伝的三部作がある。

1. 那些年,我們一起追的女孩
2. 等一個人咖啡 Cafe Waiting Love
3. 打噴嚏 A choo

「等一個
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

1.0

「牯嶺街少年殺人事件」が良かったからといってコレを見るのはやめたほうがいい。

どこかの国がからむとエドワード・ヤン監督の映画でもこうなるかという感じ。呉念眞さんにも失礼。

エドワード・ヤン監督の映
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恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

5.0

2918.5.10 ケイズシネマで鑑賞
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「阿雲の帰る道」

台湾映画の良さのひとつは街や鉄道や山や川…映画の風景がある種の懐かしさを与えてくれるところ。しかも物語の舞
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風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

5.0

2019.5.8 ケイズソネマにて鑑賞
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「高雄の青春」

この映画は邦題で損をしている。なぜなら風櫃は少年たちの過去、いわば使用前の世界なだけだ。

最初に馬公の映画
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

2019.5.9 ケイズシネマにて鑑賞
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「美しい映画」
冒頭の並木道のイントロから心揺さぶられる。夜の光と影、昼の緑と風。映画史上No.1の美しい物語と映像かもしれな
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アタラント号(1934年製作の映画)

5.0

「旅する物語」
1/5と2/5とイメージフォーラムにて鑑賞。

フランスには多くの河川がありそれらをつなぐ多くの運河がある。そこには多くの平底船が荷物を運びその船の中で生活する人々も多い。数多くの映画
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新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)

4.6

2019.1.5 シアター・イメージフォーラムにて鑑賞

操行点とは素行点のようなもの。学科点以外にそういう評価があるんだね。
「いくら学科が優ばかりでも操行点がこんなだと落第ですよ」みたく言われるん
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最後の楽園コスタリカ ~オサ半島の守り人~(2015年製作の映画)

2.5

「自然の傍らで人間は生きていけるか…問題を提起する」
2018.11.28 シアター・イメージフォーラムにて鑑賞

タイトルのようにコスタリカが全体が地上最後の楽園なわけではない。
コスタリカでも国内
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コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~(2016年製作の映画)

4.7

「コスタリカの人々の裡にある弾力のある心」
2018.11.28 シアター・イメージフォーラムにて鑑賞

不勉強ながらこの映画を見るまでコスタリカの努力や歴史を知らなかった。恥ずかしい。

映画のなか
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あまねき旋律(2017年製作の映画)

4.6

「私たちの原点 アジアの美」
2018.10.6 ポレポレ東中野にて鑑賞

舞台はインド北東部の高山地帯。その棚田の美しさにまず驚かされる。棚田は日本やバリだけのものではないんだな。地形的に棚田になら
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エバースマイル、ニュージャージー(1989年製作の映画)

5.0

過去のマイ・ベストを思い出してみた。
なんといってもNo.1はこれ。

パタゴニアの大地を移動歯科医が行く。
ダニエル・デイ・ルイスのロード・ムービー。

プロヴァンス物語 マルセルの夏(1990年製作の映画)

5.0

「夢は思い出のあとさき」
2018.8.26 エビスガーデンシネマにて鑑賞

パニョルの「少年時代」3部作は素晴らしい文学だ。特にプロヴァンスの自然描写は良いと思ったが、映画で見るとそれはまた別の美し
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.6

「何というか・・精神(こころ)の健康さのようなもの」
2018.7.3 シネマズシャンテにて鑑賞

「フランシス・ハ」を見て主演の女の子が役にはまっているなと感心。自分自身の脚本だったのか‥とその時以
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ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)

2.9

「輝きこぼれ落ちる少年時代の思い出」
2018.7.22 エビスガーデンシネマにて鑑賞

「ベルイマン生誕100年映画祭」にて「野いちご」「魔術師」「ファニーとアレクサンデル」「処女の泉」の順に見た。
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処女の泉(1960年製作の映画)

1.0

「駄作」
2018.7.23 エビスガーデンシネマにて鑑賞

黒澤明の「羅生門」に啓発されて作ったと言われる本作。正直失敗作。

ベルイマンは国外のいろいろな作家の影響を受けているのだが、うまくベルイ
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

1.0

酷い!

マリヤッタ・クレンニエミの原作の良さがズタズタ。監督が原作を理解できなかったか、あまり本を読まない人なんだね。

子供だましの映画なので、フィンランド映画の好きな人、北欧の児童文学を好きな人
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魔術師(1958年製作の映画)

4.1

「寓話を読み解く」
2018.7.21 エビスガーデンシネマにて鑑賞

この作品は寓話である。
つまり現実的な何かをおとぎ話に書き換えているのだ。
それは何だろうか。

幼少時から演劇とかかわりが深く
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野いちご(1957年製作の映画)

4.8

「ベルイマンが難解だなんて誰が言った?」
2018.7.21 エビスガーデンシネマにて鑑賞

長い間多くの人に愛され続けてきたベルイマン作品。
だけども作品解説やレビューを読むと、そうなの?って思うこ
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