Tsuguさんの映画レビュー・感想・評価

Tsugu

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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.2

銃声が島全体に響いて方向が分からなくなるくらい小さな島での銃乱射事件。
所々『いまそれ言う?』と話してる子の口を塞ぎたくなるシーンあったけど、実際自分が遭遇したら頭の中真っ白になって、嗚咽と呼吸の音が
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.7

1979年イランで起きたアメリカ大使館人質事件。大暴動で、街中で当たり前に処刑が行われるなか6人の人質をカナダ人に偽装して、ニセ映画の撮影クルーとして無事出国できるのか?
自分が‘7人目’になったかの
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Let There be Light 光あれ(2019年製作の映画)

3.5

📍EUフィルムデーズ2023
周囲からダメな父親みたいな目で見られてたけど、めっちゃ頼りになる父親だと思う。
息子を守るために、リーダー格の同級生ぶっとばしに行ったり、そばに居て欲しいから出稼ぎをやめ
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マッチ棒くずし(2021年製作の映画)

3.5

📍EUフィルムデーズ2023
娘の良かれと思った行動から始まり、予想してなかった最悪のラストに繋がる。鑑賞中、こんなラストだったら本当に最悪だな〜と思いながら見てたらほんとになっちゃった。

主要人物
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ブラインドマン/タイタニックを見たくなかった盲目の男(2021年製作の映画)

3.6

📍EUフィルムデーズ2023
体が不自由な人の弱みにつけこんで、悪意を持って近づいてくる人がいるんだよな。
あの人は障害があるから可哀想、弱者だと決めつけるのはイケてないけど、お願いだからヤァーコの希
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.5

ストーリーの展開が早く、グダる暇無くあっという間。幽霊系なの?と興醒めしかけたけど結論、良かった。ちょうど20年前だから画質もいい味出してるね。

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.8

ラスト3分の為の映画。全部理解した上でもう一度見たい。

ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

超冒頭の『How calculate life worth? 』に対して
『私は哲学者ではないので、この問いに明確な答え(数字)を出さなきゃいけない。そういう仕事だ』と話していたシーンが印象深い。命の
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

感情が追いつかなすぎて、見た後しばらく放心状態。

一度社会からあぶれた人が、受け入れられるのは難しい。
出所後に自力で生活できるほど、今の社会は甘くなくて周りに協力してくれる人を見つけられなければ、
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

静かなシーンでわっと脅かされるようなシーンは少なく、そういった演出が大の苦手なので有難い。呪い系かな?と思ったけど思ったより闇深く終盤にかけてカルト的な怖さに変わってくる。一緒に見てた人がパイモンとい>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.6

前回よりもぶっ飛んだブランが帰ってきた!!!!
前作よりは謎解きや伏線回収の快感は少ないものの、十分に見応えある内容。
謎解きを楽しむなら前作、豪快さ、ユーモアを求めるなら今作かな。

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

3.8

自分の親が同世代だし、自分が産まれるたった10年前の出来事なんだ。

最愛の息子と最後に手も握れないまま、火葬をされて、遺灰を川に撒くんだけど、冬だし雪も降ってて 遺灰が散らずに地面に残ってしまって、
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

雅也が事件の資料やニュースを見ながら食事をしたり、雅也が話を聞いた榛村の知人も殺人事件が話題の割には肉をがっつりたべてるシーンが印象的。こんな話してたら食欲なんて湧かないじゃん。何故か印象に残った。>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

真犯人の目星まではつけられたけど、完全に読み切ることはできず、ラスト10分の高速伏線回収が気持ち良すぎた。何気なく発した言葉とか、さらっと映ったシーンまで全て回収されて満足。
謎解きだけど探偵•ブラン
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.9

体調が良くない時に見ると精神持ってかれるぞ、、、じんじお前、、、想像以上に苦しすぎてレビューかけないわ。

永遠の0(2013年製作の映画)

3.8

原作が好きで、何回も繰り返し読んだ作品。
映画化された時、私の頭の中の宮部さんのイメージと、キャスティングのイメージが違うと思って見てなかったけど、何故もっと早く見なかったのか、、、。原作通りの宮部さ
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老人(2020年製作の映画)

3.6

📍EUフィルムデーズ
繊細な老人の感情を、静かに丁寧に描いた作品。ドラマチックな展開はないが、心に語りかけてくるものがある、”暮らし”の一部のような映画。
老いとは、幸せな記憶の一方で孤独も寄り添う。
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オライの決断(2019年製作の映画)

3.2

📍EUフィルムデーズ
イスラムで仮離婚を意味する言葉『タラク』(1回で別居、3回で離婚)を夫婦喧嘩で口走ってしまった男性の話。オライと妻がかなり対照的で、オライはとても妻を愛してるけど、何より信仰第一
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

4.2


当時映画館で鑑賞して、あまりの凄惨さにしばらく抜け殻状態になってしまった。正直事件当時のことは全く覚えておらず、実際の映像がところどころ使用されていることで、これは紛れもない事実で「被害者」や「遺族
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バハールの涙(2018年製作の映画)

3.3

隻眼のジャーナリストってそんないるもん?と思ったらプライベートウォーのメリーコルヴィンがモデルらしい。
主役のババールを目立たせる為だと思うが
一つ前で「プライベートウォー」を鑑賞していたので
メリー
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プライベート・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

実在するアメリカ人ジャーナリスト、メリーコルヴィンがモデルになった映画。

愛する家族もいる、母国にいれば安全を保障された暮らしができるのになんで戦場ジャーナリストになるのか?
生まれながらにして安全
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.7

映画のメインテーマではないと思うけど『子が罪を犯した場合の親の守り方』が問われていた気がする。
親になるって子供を幸せにする覚悟だけじゃなくて、
自分の人生をかけて、子供のしたことに責任を持つことだと
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『殺人すると2日間寝込むくらい体力使うんだよ〜』の言い方がガチの経験者は語るって感じだった。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

-

自分が経験しなかった生温い青春を想像して
開始10分で羨望と嫉妬が混ざって変な感情になった。

演劇見に行った後、餃子の王将で安い酒飲んで、しょうもないゲームして、弱い力で手の甲をつねって、距離縮める
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イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.5

映画っぽくなく綺麗な綺麗なドキュメンタリーのよう。日本版だったらこれが地震になるのかなぁ。B級映画って鑑賞前に言われてたからそこまで期待してなかったけど、低レベルのCGで誤魔化す感じではなく、とてつも>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.3

『みんなどうやって折り合いつけるんだろうな...』ポツリと呟いたこの言葉こそ、この映画のテーマだと思う。悪意がない、悪者がいない、不慮の事故だったけど、しょうがないよねじゃ済まされない行き場のない感情>>続きを読む

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.0

22年目の告白、と同じテイストかと思い鑑賞。
夜中に観たからか、時系列も、どっちの世界のことなのか分からず度々迷子になった。
伏線が多く散りばめられているも、劇的な回収ではなく淡々と回収されて終わった
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

-

私が鑑賞前にAKIRAだとおもってた人物は金田で、金田が主人公だと思っていたけど主人公は鉄雄という初見の人だった。普段あんまり好んで見ないジャンルだけど1回くらいは見てみようと思っていてようやく。やっ>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.6

特段強烈なシーンはないけれど、かなりスローペースで引き込まれていく映画。まさにハートフルコメディ。『人は皆何かを待っている』長く長く待ち続けて、答えが出た後、わたしたちは何を思うのか。言葉の通じない空>>続きを読む

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.6

もともとブロードウェイ版のサントラが好きでよく聞いていたのと、制作陣が魅力的で楽しみにしていた作品。内容自体はあまり知らずに予告のみ見てから鑑賞。
“If I cloud tell her”は歌詞的に
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聖の青春(2016年製作の映画)

3.6

文字通り命を削って、命尽きる瞬間まで将棋と向き合った男の物語。病気じゃなかったら将棋に出会ってなかったかもしれないし、病気じゃなかったら体調も万全でもっと満足のいく将棋をできたかもしれない。

『将棋
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