ぐみみさんの映画レビュー・感想・評価

ぐみみ

ぐみみ

映画(33)
ドラマ(34)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

オキシジェン(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

全く前情報なしにジャンルさえ知らずに見たけど、久しぶりにNetflixオリジナルの大ヒットだった。わたしがヴィルヌーヴの『メッセージ』を好きな理由のほとんどがこの作品にも詰まっていて大満足。

いわゆ
>>続きを読む

闇はささやく(2021年製作の映画)

2.5

Twitter上では海外の感想コメント読んでもあんまり褒めてる人が(オデンカーク以外…)見当たらなかったけど、アマンダとレイ・シーホーン目当てで見た。

スウェーデンボルグの話やあの屋敷の元住人兄弟の
>>続きを読む

インスマスを覆う影(1992年製作の映画)

3.5

まさかのTVerで公開されていて初めてきれいな画像で見た。この作品の存在は以前からいろんなファンダムで有名だったが、長いことニコニコだかYouTubeだかに誰かがあげた粗い映像を密かに見るしかなかった>>続きを読む

ブレスラウの凶禍(2018年製作の映画)

4.0

口数も少なく笑顔もなく可愛げのカケラもない有能な女性刑事のところへ、頼んでもいないのに都会から専門的な知識を持つ助っ人が送り込まれるとして、ありそうなのは若くて如才ない華やかな雰囲気のメガネ男子か、二>>続きを読む

白昼の死角(1979年製作の映画)

1.0

終始、女優さんを脱がせて喘がせるための道具扱いしていて辟易。

まさかのエドワード・ジェームズ・オルモスへの投げ銭で1点。

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.0

キム・ダミがすばらしい。アクションシーンのディレクションが新しくてそれにも見入った。

スノーマン 雪闇の殺人鬼(2017年製作の映画)

3.0

はっきり名指しできる戦犯がいないのに全体としてパッとしない仕上がりになっていて残念だった。主役はノルウェーの景色かな。

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.0

設定やストーリーそのものは面白く、キャラクターのビルドアップもていねいにされていた。アンソニー・ホプキンスとコリン・ファレルをキャスティングできた以上、それなりに予算の付いたプロダクションだったと思う>>続きを読む

月影の下で(2019年製作の映画)

3.8

Under the shadow of the Moonを『月影の下で』と訳すのは何も間違ってはいないけれど、Netflixの数多ある作品の中から次に見るものを探そうというときに、このタイトルは有利と>>続きを読む

陰陽師: とこしえの夢(2020年製作の映画)

2.5

夢枕獏の『陰陽師』を、安倍晴明と博雅と式神だけ使って、あとはただもう自由に好きなように実写化した中国の作品。セットも衣装も豪華絢爛、CGにもたっぷりお金がかかっていて、中国で陰陽師人気が本当にあるらし>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょいダサなタイトルに、田中圭&土屋太鳳という人の良さそうな(あまり刺激もなさそうな)キャスティングの、R指定もついてない映画見に行って、誰がこんなアリ・アスター体験を強いられると思うだろう。ヒグチユ>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

アリ・アスター監督、そのうちホラーじゃない作品も撮ってくれないかな。ホルガ村へ行く前の、カップルがどうしようもなくすれ違っていく様子の描写がとてもていねいで、一切感情の「飛び」がなく、このままスウェー>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.0

未見の家族につきあって、けっこう隅々まで覚えている状態で見た。本当によくできている。仕掛けをわかった上で見れば、冒頭の船のシーンですでにこの作品の大事な仕掛けをうっかり見破れそうなほど、すべてがフェア>>続きを読む

ダークタワー(2017年製作の映画)

3.0

『ロード・オブ・ザ・リング』と同じ扱いを受けて然るべき物量と濃度の原作を基にしておきながら、映像化のすべてがこれで終わりなのはあまりにももったいない。原作は30年かけて全7巻で大団円を迎えたキングのラ>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

よくできたプロットで、「64」的な「え…AがなかなかBしないと思ってやきもきしてたらCがDしてたのか!」というパラダイムシフトの瞬間が何回かあって気持ちよく出し抜かれた。こんなによくできた話はなかなか>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

3.0

アルジェント版のクラッシック。舞台となるドイツのバレエ学校の室内装飾が他では見たことのないたぐいのもので、特に壁面装飾がほんとうに心の休まらない、力強くて騒々しくさえある、物語を読み取ってしまいそうな>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

一度最後まで見てすべての仕掛けを理解した上でもう一度見たときに、あああれとこれがここで示唆されていて、あの情報は後出しではなくフェアな提示だったのだな…など、点と点をつなぐことがあらかじめ期待されてち>>続きを読む