お互いがお互いを殺そうと思って別荘(山小屋)に行った夫婦が思うように殺すのは難しかったとわかる映画。
自分は前半と後半でかなり印象が違っていて、それで言うと断然前半の方が良かったです。なぜなら前半は男>>続きを読む
何でかよくわからない理由で脱走した女性を何でかよくわからない理由で連れ戻すよう命令された罪人のニコラス・ケイジが何だかよくわからない世界から連れ帰る映画。
とにかく何がなんだかよくわかりません。説明が>>続きを読む
水俣病を取材した写真家ユージン・スミスとアイリーンの映画。
まず言っておきたいのは、とても感動したということです。後半はほぼ泣いてたぐらい感動しました。ただその上でちょっと気になるところがあったので、>>続きを読む
菅義偉が総理大臣になるまでとなってからの映画。長文です。
構成が割と致命的なほど失敗していたんじゃないかと思います。本編はまず菅義偉という人物にスポットを当て、その人物が日本をどのような国にしていった>>続きを読む
とってもオーソドックスな親子喧嘩映画。
古くはオイディプス、比較的最近だとスターウォーズでもやられていた、いろんな人を巻き込んで迷惑極まりない親子喧嘩シリーズの最新作って感じの映画です。自分は子が親を>>続きを読む
少女のひと夏の思い出映画。
自分はこの作品、「子供はわかってあげない」って映画じゃなくて、「大人は子供をわかってあげてない」って映画だったんじゃないかと思いました。
とにかく上白石萌歌が従順です。割と>>続きを読む
めちゃくちゃ老化が進むビーチに連れて来られた人々のコメディ、いやスリラー映画。
シャマランにしては随分とストレートな展開のコメディ、いやスリラーだなと思いました。もちろん細かいところが気になりだすとあ>>続きを読む
告白したら負けという謎ルールを自らに課した二人の映画。
ラブコメとして致命的だなと思ったのは、まったく笑えないということです。しかも下品。笑いの入れ方も感動のさせ方も物語の運び方もとにかく下品なのです>>続きを読む
ただの傑作だった映画。語りたいことが多すぎて、超長文です。
私たちは何を語るか、あるいは何を語り得るのかを描いた傑作だったと思います。今作はまさに物語のための物語で、コロナによってあらゆる物語が壊れて>>続きを読む
盲目の老人が復讐される映画。
前作を高く評価していた自分としては、こんな続編が観たかったんじゃねえ! と言いたくなるほど、そもそもの作り方自体に変更がありすぎました。1は結局みんな悪者で、誰が死んだっ>>続きを読む
とにかくハーレイ・クイン、いやマーゴット・ロビー、いやハーレイ・クインが最高な映画。
マーゴット・ロビーの演じるハーレイ・クインは新しいヒロイン像のアイコン的な存在だと思っていたのですが、今作でそのヒ>>続きを読む
ゴジラ兄貴とコング兄貴が戦う映画。
兄貴? 兄貴? 兄貴と兄貴? 兄貴! 兄…貴… 兄貴、腕が! 兄貴! 兄貴! 小栗! 兄貴! 兄貴兄貴兄貴! 兄貴ーーー!!! って感じでした。
OLが喧嘩で天下獲る映画。
途中まですごく楽しく観ていたのに、ある出来事によって一瞬で醒めてしまいました。あの出来事によって、結局は血筋の話に矮小化してしまっているというか、そんなのアリなら何でもアリ>>続きを読む
何でも取り込んじゃう沼がある村の映画。長文です。
ちょっと知り合いが多数関わっているので、これでも点数甘々なのですが、まず脚本がダメダメです。何がダメっていろんなダメなところがあるのですが、最も疑問だ>>続きを読む
高校のときの仲良し六人組が、友人の結婚式で余興をすることになって久しぶりに集まる映画。やや長文です。
作劇がすごくうまくいってなくて、その理由を書きたいのですが、ネタバレの可能性があるので、嫌な方は読>>続きを読む
18歳以上の女優が12歳・少女と偽ってSNSを始めたら地獄みたいな胸糞の悪くなる世界が広がってた映画。長文です。
他の方のレビューや宇多丸さんが指摘されていましたが、糞みたいな男(中には女もいたらしい>>続きを読む
長寿を得た代わりに生殖機能を失った人類が、疫病が流行ったのでワクチンを作るために地下に暮らす自我を持った人工生命体マリガンの世界を冒険する映画。長文です。
ただならぬ執念のようなものをずっと感じていた>>続きを読む
下北沢で男女が付き合ったり別れたり友達になったりする映画。長文です。
街映画として非常に秀でた作品だったと思います。この街映画としての秀逸さを作り出しているのは登場人物たちの日常の丹念な描写です。愛が>>続きを読む
第93回アカデミー賞3冠を成し遂げた映画。長文です。
この映画を観る自分には致命的な欠点がありまして、それはなにかと言うと、まったく自然を愛でる心がない冷血人間だと言うことです。
この映画の一つの魅力>>続きを読む
殺人鬼と女子高生が入れ替わっちゃう映画。
ちょっと雑かなと思える描写もあるのですが、むしろその雑さはこの映画の良さでもあります。B級映画っぽいストーリーにB級映画っぽい画作り。細かいことグダグダ言って>>続きを読む
思ってたよりずっとグロかったモンスターハンターの映画。
全然子供向けの映画ではなくて、めちゃくちゃグロいです。虫の毒にやられた男の腹が、その虫の幼虫に腹を食い破られたりします。なので今作はモンスターハ>>続きを読む
アルプススタンドのはしのほうで野球部を応援する映画。長文です。
確かに会話が上手いのですが、じゃあ会話が上手ければそれで良い映画になるのかと言うとそれはまた別の話だなって思いました。自分は最近の所謂「>>続きを読む
ボーイミーツガールで始まってスピリチュアル的な何かで終わる映画。長文です。
ところどころに青臭い台詞があって、ちょっと寒いかなとも思うのですが、SABU監督ということを考えれば、むしろそれが良いとも思>>続きを読む
東京でバリバリやってた銀行員が田舎に左遷されて、金魚すくい屋さんの女将に恋をし、金魚すくいにハマる映画。長文になってしまったことを後悔しています。
とんでもないものを観たという気持ちでいっぱいです。歌>>続きを読む
アメリカンドリームを夢見た韓国系移民がアメリカの片田舎で農業を始める映画。長文です。
先天性疾心患児の描き方が本当に秀逸な映画でした。何が秀逸って心疾患児のデビッドを可哀想な存在として描いてないところ>>続きを読む
予備校の数学教師と女子高生が普通の恋愛をするためにいろいろ画策する映画。
非常に上質な恋愛映画でした。展開にちょっと無理があると言うか、そこはもう少し丁寧に描いても良かったのでは? と思う箇所もあるし>>続きを読む
高校生が戦国時代にタイムスリップする映画。
脚本がすごく下手で、時間経過おかしくない? とか、感動的な場面繋ぎ合わせて泣かせようとしてるけど継ぎ接ぎっぽく見えるとかいろいろ思うところはあるのですが、こ>>続きを読む
エヴァンゲリオンの映画。長文です。
何を言ってもネタバレになってしまうので自分語りをします。なぜならエヴァンゲリオンは自分語りと相性が良いからです。庵野監督も言うように、エヴァは自分を投影しやすいよう>>続きを読む
嘘から始まる恋の映画。
前半のナレーション多用でかなり萎えるのですが、いつからこんな楽しくなった? と疑問に思ってしまうほど後半からの立て直しが素晴らしかったです。
ただそれにしても透の行動がずっと気>>続きを読む
ハロプロにはまったドルヲタたちが青春時代を送る映画。まったく関係のない話題のため長文になってしまいました。
この作品は大きな問題を内包しています。ファンコミュニティの話なのですが、そのファンコミュニテ>>続きを読む
登場人物たちが自分の過去と向き合っていく映画。
とても面白いストーリーで、さすが島本理生先生だなと感じたのですが、演出がダメダメでした。
堤監督は前作の『望み』が非常に抑制的に撮れており、変わったなと>>続きを読む
人生の半分以上を刑務所で過ごした三上が出所して、一般社会に馴染もうとがんばる映画。長文です。
まったく救いがなくて、観たあとどんよりとした気分になりました。これほど暗い気持ちになったのは三上が社会に馴>>続きを読む
いけすかないサブカル糞野郎が社会人糞野郎になる映画。糞野郎の恋愛模様がダメすぎて長文になってしまいました。
そもそも菅田将暉と有村架純が押井守を知ってるか知らないかで人間性を判断しちゃうようなサブカル>>続きを読む
山本(綾野剛)がヤクザになる映画。
青の帰り道以降の藤井作品は全部観ていると思うのですが、自分は藤井監督ってあまり映画を撮るのが上手くない監督なんじゃないかと思ってます。でもそれを情熱で一点突破するみ>>続きを読む
霊が見える男と除霊できる男が手を組んでいろいろ除霊していく映画。長文です。
この映画、多分説明しすぎず画で伝えるという面白い映画の条件をかなり意識していただろうし、実際画作りもうまくて、そもそもビジュ>>続きを読む