ペッパーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ペッパー

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

なんの状況説明もなく次々と現れる登場人物と覚えきれない名前、時系列のシャッフル、モノクロとカラーに分けられた意味。わざわざ理解を困難にさせるような構造に苦戦しながら脳内フル回転でやっと付いていく。ノー>>続きを読む

沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)

4.0

ひめゆり部隊に代表される沖縄決戦での民間人の犠牲はごく表層の悲劇であり、戦争が様々に否応なしに民を巻き込むという最も残酷な部分を突きつけられる。
少年兵によるゲリラ戦、強制移住や住人同士の密告・殺戮、
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.7

ジェイクギレンホール演じるダルトンの必殺仕事劇。
影を背負った哀愁と殺人マシン的身体能力は、マッコールさん(イコライザー)の後継者として申し分なく、最有力候補として推したいくらい。彼がこのまま隠遁する
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

地縛霊が主人公です。まずそこに意表を突かれます。
それはシーツを被り終始物言わぬ傍観者であるという、地味を極めた静かなもの悲しさ。
ゴーストにとっての悠久の時間の流れをじっくり感じることができる味わい
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ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦(2022年製作の映画)

4.0

噴火による現象のあらゆる形態を目前でとらえた迫力の記録映像に目を見張る。
沸騰するマグマ、滔々と流れる溶岩流、ありえない近さでその間近に立つモーリスたちの姿はCGとしか思えない。

華奢な身体でタフに
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.7

ガイリッチー版「ローンサバイバー」的なものを期待してつい観に行ってしまった。タリバンがヴィランすぎることは了承するとして、個人対個人の義理人情噺の背景となる米軍が必要以上にヒロイックに描かれている点に>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ほんとうは何があったのか、種明かしを求めてラストまでいろんな可能性を探ってしまうけど、この作品のテーマは真実の提示にはない。
事件に至るまでの夫婦の信頼の揺らぎと関係悪化、互いの非難がエスカレートする
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オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.7

まとめた書簡をプレゼントのように十字にリボン掛けしておくのはいかにもフランスっぽい感じがしました

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.8

実際に起こったことを題材にした映画で過去強く印象に残っているのは「ミッドナイトエクスプレス」、そしてこの墜落事件を描いた1993年の作品「生きてこそ」です。
極限に置かれた人間が絶望の中どう生き抜いて
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

ガウディを連想するファンタジックな建造物、奇妙な乗り物、時代風ながら斬新なベラの衣装、視覚的なすべてが瞠目の要素に溢れていた。
性行為描写の多さも、快楽を得る(+娼館では稼ぐ)ためのポジティブで主体的
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