前作エックスでの廃屋然とした家がまだピカピカで、時計の針が何十年も巻き戻されたあの現場に舞い戻ってしまったというただならぬゾワゾワ感で冒頭から引き込まれる。
抑圧されつつも希望を持ち親を助けて健気に暮>>続きを読む
レアセドゥのベリーショートが似合いすきて終始見惚れてしまった。(映画の帰り美容院に寄りそうになる)
仕事と育児と介護、役目をこなす日常に訪れた焦がれるような恋愛。
サンドラの視点で可視化される断片的シ>>続きを読む
廃屋を自力で建て直せるようなワイルドな甲斐性！この山でこそ活かされるブルーノのその素朴な逞しさ。
自然と共に山で生きるという自分にできる慎ましやかな暮らしを追求するブルーノ。しかし、経費だ利益だ採算だ>>続きを読む
なんでそっち？！という、よりリスキーな方向としか思えない行動選択の場面が多い。(究極はラストの廃校)
が、そのモヤモヤを力技で忘れさせる展開や画力の迫力がある。
ライオンにこんなにも復讐心があるかど>>続きを読む
6500万年前の遠い惑星の標準語(？)が現代地球人類の言語(英語)であることはハリウッドSFエンタメの常として受け入れるけれど、ほぼ唯一の共演者の少女との言語が共通じゃなかった問題は、元々のナンセンス>>続きを読む
イスラム男性社会と、そこに内包された猟奇的殺人者にひとり果敢に挑むラヒミの姿が印象的。
女性であることでラヒミ自身が当然のように受けてきた社会的抑圧とハラスメントへの怒りが、彼女もこの犯罪の根底にある>>続きを読む
過去の失敗に反省も学習も一切なし、周りの迷惑や人の痛みにまったく無頓着な屈強マインド、めげない鈍感さとナルシズム全開の自己チュー男、マイキー。
欲望のおもむくままの身勝手な行動、何も持たないゆえの自由>>続きを読む
ヒラリーの出勤とともに電灯がともされ映画館が目覚めはじめるオープニング映像にうっとり。
ガラス越しにいつも海と空があるロビー、昔懐かしいチケット窓口、売店のポップなお菓子たち、ノスタルジーあふれるこの>>続きを読む
ケイト・ブランシェット様をあますところなく活かしきったということがとにかくすばらしい。
自信にあふれ威厳をまとったシャープな凛々しさと、合理的冷酷さ。
人として非難されるべきものがあってもわたしは赦す>>続きを読む
