マーゴットロビーに移入しすぎて、落ちぶれていくのに心が追いつかなかった。それほどまでに序盤の栄盛がまぶしかった。
現代の閉塞感を仲良しコンビの喧嘩に落とし込み、ずっしり仕上げる手腕がすごすぎる。
島のいざこざとは別軸に妹の心境の揺れ動きがあったのが実に効いていた。
いかに現実から逸脱してはぶっとべるかを探す姿にボーボボのハジケリストたちを思い出した。
はみだしまくったあとの現実はどこか違ってみえた。
淡々とこなしていたことができなくなっていくことはむなしいが、それを受け入れ、残っていくものを思いやる強さを感じた。
魂の入れ物としての虫と手紙のモチーフや言い回しがとてもよかった。
数多のぐっとくるポイントがありあまる原作であるが、バンドを軸とした展開でうまくまとまっていた。ライブのようで終演後はすごくいいバンドがそこにいて、また聴きたいなあと思う程であった。
グルーブの可視化>>続きを読む
わたしのお母さんは、おばあちゃんの娘でもあるし、お父さんのパートナーでもあるし…ひとりの人間には無限の顔があることを、はかなくもほっこりに仕立てくれたセリーヌシアマにメルシー。
(2022 年10月劇>>続きを読む
冒頭で出てくる「非対称でありながらバランスを保ってます」がすべてを物語っていた。
中盤の車で2人が話すシーンが多彩な画角で表現されていたのが好みだった
(2022 年2月配信にて)
めちゃハチャメチャどんちゃん騒ぎで
捲りたて、まつりのあとの余韻もたまらなかった。いい年末を迎えることに成功した。
「終わりは新たな始まりである」
IMAXドデカスクリーンはもちろん、撮影技術あいまって、その場に居合わせてるレベルでビクビクした。
夜のシーンも奥行きがえぐくて、マサイ族もビックリすると思う。
無口な兄ちゃんが妹とジェスチャーやピ>>続きを読む
光具合はもちろん、陰の引き立てかたがうますぎて光っていた。特に夜の校舎のきらめきと間が非常によかった
何か始めること、そして続けていく精神は忘れないでいきていきたい。
好きなミュージシャンの話を周りが語ってくれる、バンドをする、やっぱり好きだな
色褪せることのないみどりみ
常に二択を迫られる世界感は0か1かのコンピュータそのものである。
分かりやすさを追い求める現代の帰着点はここなのか…?
カンフーやってる時に、「2人が戦ってるぞ!!」と>>続きを読む
仏の顔がいくつあっても足りない
開示請求が漏れていたりするのも怖い。
本当にこのまま政治を託していいのだろうか。
みんな目を覚ましてくれ
タバコの煙のシーンが漂わせる、火遊びのひりつき具合にしびれた。
社会問題の差し込み方というか距離感が絶妙だった。
スマホで見ているものをスクリーンでデカデカと見せつけられると、虚しさこみあげくるんだな…。
画面外から込み上げる業の数々に刺されまくった。
対話を通じて、答えを導くのではなく、問いを深めていく、ほんと哲学のやり口だった。
メインの4人の内、色んな組み合わせ2人で展開していくので、それぞれのキャラ立ちが光っていた。
訳分からんときの『はい>>続きを読む
監督の決断が成長と共にパンチを増していき心揺さぶられる
協賛のコージーコーナーへの見方も変わっていった
今日この映画を見たという記録だけ、あとは思い出したときに誰かと感想を言いあえれば
ひらいたドアから、蝉やバイクやこどものこえが入りこみ、画面外を予感させる。まさに短歌みたいな映画。
コロナ生活感の切り取り具合もよかった。手の洗いかたで個性が出ていたのが面白かった。
軍記物、ヤクザ物、ヒューマン物…様々なジャンルが垣間見えるドキュメンタリーに心揺さぶられた。
それらは小川さんを取り巻く人物に由来している。そしてこれが現実ましてや住んでいる国で起こっているとは衝撃で>>続きを読む
マックジョブが幸せだと言う失業おっさん、父に背きハッパで稼ぐ若者、不動産セミナーで一発狙う奥様 など様々な労働観の渦巻合いだった。在宅ワークが増えだして、お金を稼ぐことへの疑念が浮かんだ。
「ご一緒>>続きを読む
現場で起きてる問題も興味深く、社会性(権力との向き合い方)も訴えかけてきたことにぐっときた。
日本のギャグ漫画とフランスのシュールは親和性が高い
天沢聖司ばりに嫌な奴、嫌な奴!と心の中で叫んだ。
カンバーバッチの顔で2時間いける。
高いところから見つめる男は怖いなァ…
根強い固定観念によってミスリードされる部分もあり、ハッとなることが多々あった。理解しているつもり、俺は大丈夫で思考ストップしているのは危険である。
迷いだったり内面の声が曇っているのが印象的だった(>>続きを読む
家族のぎくしゃくしてるけど憎めない距離感とシュールの抜け感がピッタリだった。サザエさんは見習ってほしい。
シンメトリーの構図に対する安心感というか様式美をどこかで感じてたな〜と思い返してみたら、9m>>続きを読む