ぐっさんさんの映画レビュー・感想・評価

ぐっさん

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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

キレキレのカットでおっちょこちょいをやるかっこよさ

バビロン(2021年製作の映画)

3.9

マーゴットロビーに移入しすぎて、落ちぶれていくのに心が追いつかなかった。それほどまでに序盤の栄盛がまぶしかった。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.1

現代の閉塞感を仲良しコンビの喧嘩に落とし込み、ずっしり仕上げる手腕がすごすぎる。
島のいざこざとは別軸に妹の心境の揺れ動きがあったのが実に効いていた。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

いかに現実から逸脱してはぶっとべるかを探す姿にボーボボのハジケリストたちを思い出した。
はみだしまくったあとの現実はどこか違ってみえた。

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.9

淡々とこなしていたことができなくなっていくことはむなしいが、それを受け入れ、残っていくものを思いやる強さを感じた。
魂の入れ物としての虫と手紙のモチーフや言い回しがとてもよかった。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

-

数多のぐっとくるポイントがありあまる原作であるが、バンドを軸とした展開でうまくまとまっていた。ライブのようで終演後はすごくいいバンドがそこにいて、また聴きたいなあと思う程であった。

グルーブの可視化
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.3

わたしのお母さんは、おばあちゃんの娘でもあるし、お父さんのパートナーでもあるし…ひとりの人間には無限の顔があることを、はかなくもほっこりに仕立てくれたセリーヌシアマにメルシー。
(2022 年10月劇
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.2

冒頭で出てくる「非対称でありながらバランスを保ってます」がすべてを物語っていた。
中盤の車で2人が話すシーンが多彩な画角で表現されていたのが好みだった
(2022 年2月配信にて)

ゲット・クレイジー(1983年製作の映画)

4.0

めちゃハチャメチャどんちゃん騒ぎで
捲りたて、まつりのあとの余韻もたまらなかった。いい年末を迎えることに成功した。
「終わりは新たな始まりである」

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

IMAXドデカスクリーンはもちろん、撮影技術あいまって、その場に居合わせてるレベルでビクビクした。
夜のシーンも奥行きがえぐくて、マサイ族もビックリすると思う。

無口な兄ちゃんが妹とジェスチャーやピ
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逆光の頃(2017年製作の映画)

3.7

光具合はもちろん、陰の引き立てかたがうますぎて光っていた。特に夜の校舎のきらめきと間が非常によかった

青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.8

何か始めること、そして続けていく精神は忘れないでいきていきたい。
好きなミュージシャンの話を周りが語ってくれる、バンドをする、やっぱり好きだな

マトリックス(1999年製作の映画)

-

色褪せることのないみどりみ

常に二択を迫られる世界感は0か1かのコンピュータそのものである。
分かりやすさを追い求める現代の帰着点はここなのか…?

カンフーやってる時に、「2人が戦ってるぞ!!」と
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はりぼて(2020年製作の映画)

3.7

仏の顔がいくつあっても足りない
開示請求が漏れていたりするのも怖い。
本当にこのまま政治を託していいのだろうか。
みんな目を覚ましてくれ

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.9

タバコの煙のシーンが漂わせる、火遊びのひりつき具合にしびれた。

社会問題の差し込み方というか距離感が絶妙だった。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.7

スマホで見ているものをスクリーンでデカデカと見せつけられると、虚しさこみあげくるんだな…。

画面外から込み上げる業の数々に刺されまくった。

恋は光(2022年製作の映画)

4.1

対話を通じて、答えを導くのではなく、問いを深めていく、ほんと哲学のやり口だった。
メインの4人の内、色んな組み合わせ2人で展開していくので、それぞれのキャラ立ちが光っていた。

訳分からんときの『はい
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

監督の決断が成長と共にパンチを増していき心揺さぶられる

協賛のコージーコーナーへの見方も変わっていった

カモン カモン(2021年製作の映画)

-

今日この映画を見たという記録だけ、あとは思い出したときに誰かと感想を言いあえれば

春原さんのうた(2021年製作の映画)

4.2

ひらいたドアから、蝉やバイクやこどものこえが入りこみ、画面外を予感させる。まさに短歌みたいな映画。

コロナ生活感の切り取り具合もよかった。手の洗いかたで個性が出ていたのが面白かった。

香川1区(2021年製作の映画)

4.0

軍記物、ヤクザ物、ヒューマン物…様々なジャンルが垣間見えるドキュメンタリーに心揺さぶられた。
それらは小川さんを取り巻く人物に由来している。そしてこれが現実ましてや住んでいる国で起こっているとは衝撃で
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

マックジョブが幸せだと言う失業おっさん、父に背きハッパで稼ぐ若者、不動産セミナーで一発狙う奥様 など様々な労働観の渦巻合いだった。在宅ワークが増えだして、お金を稼ぐことへの疑念が浮かんだ。

「ご一緒
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

3.8

現場で起きてる問題も興味深く、社会性(権力との向き合い方)も訴えかけてきたことにぐっときた。

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

-

天沢聖司ばりに嫌な奴、嫌な奴!と心の中で叫んだ。

カンバーバッチの顔で2時間いける。
高いところから見つめる男は怖いなァ…

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.0

根強い固定観念によってミスリードされる部分もあり、ハッとなることが多々あった。理解しているつもり、俺は大丈夫で思考ストップしているのは危険である。

迷いだったり内面の声が曇っているのが印象的だった(
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

-

家族のぎくしゃくしてるけど憎めない距離感とシュールの抜け感がピッタリだった。サザエさんは見習ってほしい。

シンメトリーの構図に対する安心感というか様式美をどこかで感じてたな〜と思い返してみたら、9m
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余りある(2021年製作の映画)

3.6

言葉にしないことを、画面に散りばめてあり、テーマとマッチしていた。