youさんの映画レビュー・感想・評価

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彼女たちの舞台(1988年製作の映画)

4.0

おジャ魔女どれみだ、、
などと思って観ていたら
「美少女戦士セーラームーン」という
コメントを残している方がいて。
やっぱりそうだ。と思った。


それでいうと
唯一観ていたセリーヌとジュリーは舟で行
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.9

映画アトラクション!
15年ぶりくらいに観たし、
映画館で観るのは初めてだったけど、
冒頭のチャイナショー
めちゃインパクト強くて
最高のオープニングなのに
全然覚えてなかった、、、びっくり。
『IN
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彼方のうた(2023年製作の映画)

3.8

意図もせず、
自分でも驚くほどの感覚で
流れる涙を、
感じられる映画って
多くあるようでない。

その一つだった。


自分の過去と
どこかで帳尻を合わせて、
あたかも自分かのように
映画を汲み取るこ
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キートンのハイ・サイン(1921年製作の映画)

3.9

私、何も知らなくて。。
ウェスアンダーソンはバスターキートンの
カラ(フル)ーバージョンを作り出して
くれていたのか、、、
完璧なオマージュを初めて知ったことへのざわめきと仕掛けまみれのコミカルユーモ
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キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

4.0

途中から夢であることを忘れて、
夢が現実かのように観ていた、
本当の夢を見ている時と同じ感覚。
分かっているのに、気付くと忘れて没入してしまう。


そして、なにより
映画館で観る映画館の映像で、
1
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

自然と流れた涙で、
自分にどんな感情が住んでいるのかが
わかった。

物質のIMAXが美しかった。
美しいはずなのにね、
人間というのは
やはり残酷だし
うまいこと生き過ぎている。

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

3.8

映画全体が小細工でできている
ジャックタチの世界がやっぱり好き。


細かなところまで
ユーモアが入り込んでおり、
何から何まで目で追ってしまう。
意味があってもなくても、
ユーモアは全てユーモア。そ
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周遊する蒸気船(1935年製作の映画)

3.8

はいはい、モーゼモーゼ。
全部モーゼに持っていかれた。
まさかモーゼにこんなに心許すとは。
はいはい、モーゼモーゼ。



「最後まで観てくれよなっ」
って私の中のおちゃらけ担当が言っている。

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

3.8

街のリサイクル店で
偶然にも良いものに出会えた瞬間や、
自転車で通りすがった時に
目線の先にいた人を見つめる仕草や、
団地で永遠にお喋りが進むおばあちゃんや、
近すぎず遠すぎない程度の関係性がある人と
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.7

帰り道、渋谷を通る電車の音が
妙に心地よい。
冬の空気と平日の夜の程よい喧騒が
映画の延長線を感じる。

映画館で観ることが良いとされる映画って
家に帰るまでが映画、だと思わせてくれる
不思議な魅力が
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関心領域(2023年製作の映画)

-

ずっと嫌だった
スクリーンを睨みつけていた
嫌だなぁ、ずっと。



この怖さや嫌悪は
全てのことに共通する怖さかも、しれなくて、
だから途中からずっと
「ごめんなさい」という気持ちにもなった。
そう
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新しい遺言(1936年製作の映画)

3.7

シネマヴェーラのように
幕が開く形で始まる映画館に正解の映画。

なんかわからないけど優しくて楽しい。
それがサッシャ・ギトリだと、
だんだんわかってきた。


セリフ多すぎて体感3時間。
(褒めては
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

ド疲れます。
疲労困憊、、、
の割にポップコーンは進む進む。
全然美味しいご飯とか出てこないのに
永遠に食欲が湧いてくる映画(主観)

ちょっと脳内パンク気味で
終わった後シーンについての感想は出てき
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.6

恐怖の描き方が最高に面白い。
(面白いとか言ったらダメか)


ずっとある気持ち悪さが、
終盤に差し掛かってから
正体を理解し、現実となった。


恐ろしくてたまらないのに
その皮肉を込めたような恐ろ
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

3.7

※アイドル前田敦子時代を好きな人間の感想です。悪しからず。


様々な演出や脚本、物語の流れ、
苦しみや悲しみや寂しさを感じながら、
やはり私はあっちゃん(女優前田敦子)の演技に
スクリーンから食らう
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熱のあとに(2023年製作の映画)

3.6

ずっとシーンとして観てしまった。
物語ではなく、シーンとして。
何故だろう、理由は色々ありそうだが、
最初のシーン含めた序盤と
ラストにかける20分程だけでも
物語を美しく描くことができそうだなと。
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

3.9

全部夢だったみたいであった。


夢を観ながら、
ビールを片手に(ポップコーンとビールで観た)
足でリズムを刻み、
観ている世界のユーモアと真面目さと
喜びと興奮と新体験の体験を
現実みたいな感覚で没
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

ずっと優しいじゃないか、
自分がそこにいて優しさを感じているみたいに
鑑賞中ずっとそばにある優しさ。

悲観するわけでもなく
慰めるわけでもなく
そこにある優しさを
そっと分けてくれるような映画だった
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デジレ(1937年製作の映画)

4.0

夢の扱い方が楽しすぎる。
人を思ってしまうことの
尊さみたいなものも感じた。

一生喋っているので落語のようだなぁ。

小公女(2017年製作の映画)

3.7

想像していたよりも、
とても分かることが多かった。

家がない生活に私は
耐えられる気がしないが
彼女の過去のことを思うと
私も生活の境遇が違えばそうなっていた
可能性はあるなぁと。

なんて恵まれて
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

(哀れなるものたちを観る前日の夜中に観た)
オリヴィアコールマンの演技を
ファーザーでしか観たことがなかったので
どえらい役者だ…と度肝を抜かれた。

始まりから
終わりにかけて
主な登場人物達の印象
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

とりあえず最高だったのだけど
もう一回観させて。
最高だったので。
夢中!!


この、興奮して夢中になってしまう感覚
エブエブを初めて映画館で観た時と
ほとんどおんなじ感覚だった。
帰り道サントラを
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.6

山田涼介にはこういった演技をたくさんしてほしい。ドラマ演技もアイドル面を見る上では美しくて良いけれど、彼の演技はもっと先にあるはず。。
彼は映画に映る俳優になるべきな気がするんだ。。

ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版(2000年製作の映画)

4.1

意思に気づく前に、
ただただ涙が滝のように流れてしまう。
ただの水かもしれないが
それにはとても意味がある感じがする。


私も一緒に歌っても良いですか、
踊っても良いですか。



テレビ画面でしか
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AKIRA 4Kリマスター版(1988年製作の映画)

4.0

去年初めてAKIRAを観て(配信)、
これは映画館で観るべきだと思ったので、
早いタイミングで観れてよかった。
映画館の普通上映で観ると、公開当時の感覚を
味わえているようで好きなのだけど、
「次はI
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ミツバチと私(2023年製作の映画)

-

子供の世界は想像以上に狭いもので、
悩みを打ち明けること、それだけでも
自分が生きる中で、大きな動きの一つ。
実際は大人になってもその動きの大きさは変わらないかもしれないけれど、選択肢の数や人生経験の
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ラルジャン(1983年製作の映画)

4.0

私は、、、
この映画を観て救われるタイプの人間らしい。


終盤、おばあさんの家での
2人の洗濯物を干す姿、
家のテレビで観たから心が震える(感動)
で耐えられたものの、
きっとスクリーンで観ていたら
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.0

異星で音楽聴きながら歩くというmagic。
映画館で観なくてごめんね(私へ)、
マーベル多すぎて容量オーバーになるから
手をつけないでおこうという考え、
やめます。


人間ていうか生物is so s
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アス(2019年製作の映画)

3.6

途中で結末予想できちゃうけど
そんな結末以外にも思考巡らせる要素が
これでもかとあり、楽しい。

大いなる皮肉をアトラクションに載せている感じ。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

初見!!IMAX上映!!!
大興奮だった。。。


チンパンジーと目が合う瞬間、
家が血で染まっていく瞬間、
逃げ惑う映像の圧倒的スケール、
グータッチ、
胃の中、
美しい真の姿、
興奮資源が多すぎて
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白い花びら(1998年製作の映画)

4.0

「人生は近くで見ると悲劇だが、
遠くから見れば喜劇……」
とまでは言えないが
圧倒的な悲劇の中に混ざる喜劇の加減が
カウリスマキ作品魅力を掻き立てる。

浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

まさか、マッティペロンパーだとは。。
私は彼を一生愛せると思う。
約40秒ほどのショットで、
勇気と希望と愛をもらえる(大袈裟?)


私の中では今でもまだ
マッティペロンパーは生きている感覚。
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