ジャイロさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.3

■約4時間
ちょっと長いかなと思ってましたが、いざ観るとダレることなく見入ってしまいました。どこか懐かしささえ覚える日本家屋。馴染みのない60年代の台北。まるで時代の真っ只中に放り込まれたような錯覚。
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

激辛www

最初ありきたりなサスペンスだと思っていたら、裏側やりだしたらこれはこれで楽しいネタばらし。サスペンス・コメディなんですね。好き嫌いは分かれると思いますが私は好きです

世紀の時間稼ぎはハ
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ロッジ 白い惨劇(2019年製作の映画)

3.5

なんか、じとーーーっとしてるなー

そう思いながら訝しんでいると

変な夢を見た辺りから雲行きが怪しくなってきます

これは‥

明らかにおかしい

なるほどそうきたか

面白くなってきます

ドール
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ハートビート ネクストステージ(2018年製作の映画)

3.5

ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!

おおおおおっ 刻むぞ血液のビート!!


ここまでがセット


ハートビートにはネクストステージがあった!?

あれ?このゆらゆらしてる海藻はワカメかな
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.7

イカれちまったのか?

と思われがちですが

マチューは元気です



メーデーメーデー

機体は悪い方へ悪い方へとどんどん傾いていく

このままでは墜落まっしぐら

果たしてこれは妄想なのか

それ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.5

またここから?

となる第二章

やたらサクサク進むと思ったらこれか。でもきっとアレだ。互いの証言が食い違うやつだ。誰の言ってることが本当か、真実は藪の中に‥‥

ではないし、これ、2回繰り返す意味あ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

権力の横暴、差別と偏見、汚いやり方がまかり通っていく政治裁判は、リズミカルなほど軽やかに展開していく

一言で言うとテンポが良い

この辺、監督のセンスを感じる

物語はサクサク進んでいくけれど、審理
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.6

あの人もこの人も出てくる楽しさ

それにしても爆殺魔ヘレナ・ボナム・カーター出すぎじゃない?

ミスリード、アクション、殺人事件。暗躍する黒幕と、恋愛と武闘会、いや舞踏会。なんだか普通のエンタメになっ
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

4.0

もうエルにしか見えない

ミリー・ボビー・ブラウンが活き活きしてる。観てるだけで嬉しくなるのは、きっと、ストレンジャーシングスの見すぎなんでしょうね

それにしても「フェリスはある朝突然にこっち見て話
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.7

これ、タイトルで損してる。完全にコメディだと思ってたけど違った。意外としっかり作ってあって(失礼)なかなかに良かった。

今だ!!!

水を貫け!!

水をッ!!貫け〜〜!!!

主人公の住む世界はモ
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.0

当時感じた革新的な映像も

斬新な目新しさも無い

圧倒するパワーやスピードも感じられないし

使命感も無い

これはマトリックス的なアクションとマトリックス的な雰囲気を味わう映画だよくわからないけれ
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.7

重いなあ。こんな重いタイムリープはそうそう無い。理不尽な暴力。抗う魂。そして人種差別。話し合いで解決できるならとっくに解決してる。それでも!!!と言いながら戦うことをやめない。それが強烈に突き刺さって>>続きを読む

時の面影(2021年製作の映画)

3.5

忘れじの面影

というのを思い出しました

忘れじの面影、見てないけど

非常に丁寧に編み込まれた物語。でも地味なんですよ。

これまでの学説を覆す世紀の発見。今、暗黒時代に火が灯る。でも地味なんです
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ナイン・デイズ(2020年製作の映画)

3.3

おいっ!!!

ラストっ!!!!!

山田くん、六枚持ってって

(スコアが0.6マイナスされました)


・最初のお方がどうなったかどうしても思い出せない。あの4分じゃなくて4時間のお方
・アマンダ
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.8

自分を自分たらしめるのは、過去の記憶に他ならない。もし記憶を失ってしまったのなら、いったい自分はどこに行ってしまうのだろうか…

ここは記憶喪失という奇病が多発する社会

何の前触れも無しに記憶が消え
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.3

有事の際のアメリカの悪いところ全部出てる

なんだこの不快な展開は



一切の慈悲も無く降り注ぐニガヨモギ

逃げ場なんてどこにもない

と思ってたらグリーンランド?

そういうこと!?

おじいち
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呪詛(2022年製作の映画)

3.2

最近、心霊系YouTuberにはまり、心霊スポット行ってみたいとか言う長男を懲らしめるために視聴

長男「なんかリアル。『呪怨』とか『リング』とか『犬鳴村』よりもぜんぜん怖い」

POV形式だからな。
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.3

いいか康一君。観察しろと言うのはただ見るんじゃあなくて、よく観ることだ。だた聞くんじゃあなく、しっかり聴くことだ。

でないとこれから

死ぬことになるぜ

ゴゴゴゴゴゴ…



まず「見る」ができな
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嵐の中で(2018年製作の映画)

4.0

映画は監督で選ぶ

そうです

スペインのオリオル・パウロ監督です

彼の映画は間違いない

サスペンスをよく分かっていらっしゃる

安心して心を宙吊りにされます

スペインだしオリオル・パウロだから
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ベッドの下(2014年製作の映画)

3.5

チャッキーとかいなかったっけ?ベットの下って

「ベットの下の男」っていうアメリカ発の都市伝説があるそうだが、ベットの下って深層心理的に何かありそう。想像すること自体が怖いよね。わかる

きっと何かい
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1922(2017年製作の映画)

3.0

「真夏の夜のミステリー消える死体の映画祭2022」

今年最後の1本はこちら

『1922』

しかしこの父親、最悪なんだけど…

最悪の出来事と物言わぬ存在の不気味。とにかく、ネズミ、こわい。これだ
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ザ・メッセージ/アイ・スティル・シー・ユー(2018年製作の映画)

3.0

「真夏の夜のミステリー消える死体の映画祭2022」

3本目はこちら

『ザ・メッセージ』

なんかね、消えるんですって。死人が

はたして消えるのは死体かそれとも残存者か

(ちょっと攻めてみました
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ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)

3.7

「真夏の夜のミステリー消える死体の映画祭2022」

2本目はこちら

ヘブンズドアー

ならぬ

『ザ・ドア 交差する世界』

心の扉は今開かれる

ゴゴゴゴゴ…



自業自得

ゆえに罪深い
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ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

3.8

夏になると死体が消える映画を観たくなりますよね。私が私のためだけにお贈りするこの企画。眠れぬ夏の夜に、今年も消えた死体の理由を楽しみたいと思います。

「真夏の夜のミステリー消える死体の映画祭2022
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.2

漫画映画は普段ほとんど観ないのですが、特典に釣られ、台風の中、長男と行ってきました。

ONE PIECEもそろそろ最終章なんですよね。こんなに長く続いてるのは素直にすごいと思います。

たった一つの
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.1

2秒先では?(原題の方が好み)

七夕とバレンタイン?

七夕情人節?

盆と正月が一緒に来たみたいなもんかな?違う?

シャオチーにどことなく麻生久美子の匂いを感じる

そして緩いユーモアに油断して
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.3

戦慄の月が昇る

というか落ちるのか…

大味

だが

それがいい

大衆の求めてそうな展開をSF混ぜてお送りしてきました

的な

製作に口出ししてきたチャイナマネーの存在も感じましたし、SF特有
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恐怖の足跡(1962年製作の映画)

3.8

「コーヒーで寝れなくなったことなんてないわ」

って早速寝られなくなってるんですけどwww

この辺のユーモアは好き

しかしこの作品をAmazonPrimeで観られるなんて思ってもみませんでした。ま
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黄金(1948年製作の映画)

3.8

うだつの上がらない平民出にやっと巡ってきた幸運か?それとも破滅の罠か…
byクロトワ

物乞いをするボガートなんて珍しい。でもおよそ物乞いする態度じゃないな。さすがボガート。ふてぶてしい

古来より大
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.0

囚人みたいな目をした女と、囚人の目をした落武者みたいな男のフワフワした逃避行

でもこの逃避行はいただけない

無計画もはなはだしいうえに赤ちゃん可哀想だろうが

この点において救いが皆無。しかも逃避
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新婚道中記(1936年製作の映画)

3.5

なにこれ可愛い

スミッティ、というかスキッピー

ハートを鷲掴みされます

バファリンの半分は優しさで出来ていますが、この映画の半分はスキッピーで出来ていました。ホント、芸達者だなぁ

どの辺が『新
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

4.0

スリーラーーー♪

スリーラーナーイッ♪

マイコーの『スリラー』は如何にゾンビ愛に溢れてたのかが垣間見れます。そうです。ジョージ・A・ロメロです。

ジョージ・A・ロメロ

ジョージとロメロの間に人
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フェイシズ(1968年製作の映画)

3.6

ちょっと待って

これいつまで続くの?

酔っ払いのバカ騒ぎなんてウンザリなんだけれども



顔を

撮りたかったのかな?カサヴェテスさん

やたらとアップが多い

大笑いしていた人がいきなり怒っ
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赤い影(1973年製作の映画)

3.6

なんか演出が独特だし、ベッドシーンが長い。やたら生々しいし、いる?このシーン?という前半は、どんな展開になるのかまったくもって予測不能

とにかくヴェネツィアの街並みがキレイでした。バスやタクシー、救
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鏡の中の女(1975年製作の映画)

3.5

最初、おばあちゃん以外は誰一人として安心して観ていられなかった。ぜんぜん落ち着かない

時計の音が気になって気になって仕方がない

音が気にならなくなったまさにその時


⚫_⚫


いるーーーー!
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