Hirokiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

Hiroki

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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.1

ヨーロッパ企画の上田誠が2013年に『ハウリング』という短編(U-NEXTで鑑賞可)で撮ったものを土台に、長編に作り替えたのが今作。
ヨーロッパ企画としては初めての長編映画。
ヨーロッパ企画好きなので
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.2

スティーブン・ソンドハイムが亡くなった。
『ウエスト・サイド・ストーリー』『スウィニー・トッド』『イントゥ・ザ・ウッズ』など数々の名作を世に生み出してきたアメリカミュージカル界の巨匠。
本作の主人公ジ
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スウィート・シング(2020年製作の映画)

4.3

もしも自分が映画の勉強をするならニューヨーク大学に行きたいなーと思います。
もちろんアレクサンダー・ロックウェルに師事できるから。
そのくらい特別なクリエイター。

そのアレクサンダー・ロックウェルの
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フランクおじさん(2020年製作の映画)

4.0

『アメリカン・ビューティー』の脚本家アラン・ボールの監督/脚本/製作作品。
自身の体験が元になっているとの事。

1970年代アメリカのサウスカロライナが舞台。
サウスカロライナを始めとするアメリカ南
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.9

世界34の国と地域で初登場1位、全世界興収で2億2000万ドル(約250億円)を突破。
海外ではHBOMaxで同時配信もされているのでそれを考慮すると大ヒットと言って良いと思うのだが…
日本では700
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彼女はひとり(2018年製作の映画)

4.0

中川奈月監督の立教大学院時代の卒業制作作品が劇場公開になるという事で急いで劇場へ。
ちょいちょい話題になっているのは知ってたのですが今回やっと鑑賞できました。

中川奈月はもともと黒沢清(今作は黒沢清
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.1

ストリーミングで1度観たのですが映画館で上映しているという事で再鑑賞。
結果的に言うとこれは劇場で観るよりも家で観た方が良い。
劇場ではバリアフリー字幕と特別な音響システムで上映している所が多く、本作
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.8

普通の平日だからか、レイトショーだからか、小さい映画館だからか、公開からだいぶ経つからか自分たちを含めて6人しか観客がいなかった。
(映画館的にはダメなんだろうけど)観る側としては最高の環境でした。
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.0

渋すぎるオープニングからスタート。
最近はずっとそーだけどもはや子供に理解させる気はゼロ。
脚本が初期相棒の櫻井武晴だから仕方ないけど。
そしていよいよ映画だけでは話がわからなくなってきたー。

オリ
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キャンディマン(2021年製作の映画)

3.9

そこそこ大きい街の普段は混んでいる映画館で上映2時間くらい前にオンライン予約しようとサイトを見たんですよ。
そしたら100席くらいあるスクリーンで席がひとつも埋まってなかったんです。
サービスディだっ
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Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

4.2

ちょっと映画を観る時間ができて観なきゃいけない(観たい)メジャー大作がたくさんあるのに、ついついミニシアターに入ってしまう。
いつものルーティーン。

すごく周りの評判が良い本作だったのですが、非常に
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

結局ジェントルマンは1人もいなかったという話。
ガイ・リッチーからの「これから皮肉2時間やります」というメッセージだったのか。

最近大衆に寄せまくっていたガイ・リッチーの原点回帰作。
いやーやはり“
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.9

『虐殺器官』の村瀬修功監督作という事で期待。
三部作の一作目ということでかなり導入的な内容。
しかし映画の『逆襲のシャア』からの続編的な立ち位置という事で観てないとたぶん意味がわからないと思う。

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マッチポイント(2005年製作の映画)

3.8

たまーに観たくなるウディ・アレン。
彼のロンドン三部作の一作目。
これは非常に上手いなーと唸る脚本。

劇中に出てくるオペラ『椿姫』やドストエフスキー『罪と罰』を下地にしている(セオドア・ドライサー『
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

『007/スペクター』の冒頭でみんなが死者の仮装をして巨大な骸骨と共にパレードする印象的なシーンがある。
これがメキシコの伝統的な風習である死者の日。
(ちなみに007のようなパレードは実際にはなかっ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.6

予告編を見ていて改めて思ったのですが今作品を皮切りに年末まで楽しみな大作が目白押しです。
本日公開のガイ・リッチー『キャッシュトラック』、
ジョーダン・ピール製作のスラッシャー映画『キャンディマン』、
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007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999年製作の映画)

3.8

この頃の007は劇中のセリフがそのままタイトルになるパターンが多いけどこの『ワールド・イズ・ノット・イナフ』も終盤でジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)が発するセリフ。
元々はボンド家の家訓でも
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007/ダイ・アナザー・デイ(2002年製作の映画)

3.7

シリーズ20作&40周年のダブルアニバーサリーでなおかつ5代目ピアース・ブロスナンのラスト作品。
実際は今作でラストになるとはピアース・ブロスナンも製作会社のMGMも考えていなかったらしいが、契約交渉
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.8

“SPECTRE”そして“ブロフェルド”という長年封印されてきたジェームズ・ボンドのスーパーヴィランが34年ぶりに復活した今作。
(何故封印されて復活したのかを書いているとそれだけで終わってしまうので
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ラッシュアワー3(2007年製作の映画)

2.8

全然この映画とは関係ない小話なんですけど、とあるテレビドラマへの内容面への批評?批判?的な記事を見てたらそれに対して
「真剣に考察しすぎ。軽く眺めるのが楽しい。」
「フィクションなんだからそんなに深く
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.0

元々90年代にディズニーのプロジェクトで当時の技術では実現不可能とされ進展しなかったが、2016年にスカイダンスメディアとパラマウントが権利を獲得して作られた今作。
製作にヒットメイカーのジェリー・ブ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

大泉洋を当て書きして作られた原作。
私は塩田武士のファンなので既読なのですが、今作に関しては原作を読んでから観る必要はありません。
そのくらいこの映画と原作小説とは全くの別物。
でもじゃあ今作が面白く
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Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~(2021年製作の映画)

4.1

元々20世紀スタジオが製作していた今作品がパンデミックにより公開が延期になり、その後アマゾンに配給権が売却されてアマプラで配信された。
なぜ20世紀スタジオの親会社であるディズニーの配信部門ディズニー
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

記念すべき50周年作品は、前作『慰めの報酬』のマーク・フォスターから007の母国イギリス演劇界の巨匠サム・メンデスに監督をバトンタッチ。
ここから次作『スペクター』までサム・メンデスが撮り、『ノー・タ
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.9

『カジノ・ロワイヤル』のレビューにも書いたのですが前作から地続きの続篇。
なので2作品で1つの作品というイメージ。

前作が非常に評価が高かった事に比べて今作の評価はかなり低い。
おそらくその理由は2
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.9

ダニエル・クレイグ最後のジェームズ・ボンドと言われる『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開が近づいてるのでクレイグ版の過去作を復習!
と思ったら同じ事を考えてる人がたくさんいて笑いました。

という事で初
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.2

夏の終わりにサマーフィルムにのって。

終盤まで「あらすじで見たまんまの高校生の青春グラフィティーにSF(タイムトラベル)要素を加えた感じねーまー面白い発想だけど及第点て感じかなー」と高みの見物決め込
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

今作のメッセージが素晴らしすぎたのと、直近で観た竜とそばかすの姫との共通点と相違点が面白かったのでnoteに書きました!
よろしければ。

https://note.com/marry_e_n_t/n
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.1

かなり上映スクリーン数が少なくなってきて映画館で観るか迷ってたんだけど、友達から面白かったよと言われたので滑り込みで劇場へ。

『ハミルトン』のリン=マヌエル・ミランダ製作ミュージカルの映画化。
オフ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

映画好きな人は映画館の中で自分の好きな席ってあると思うんですよ。
私の場合はスクリーンに向かって右寄りの後ろの方。
昨日久しぶりに行った映画館で右寄りの最後列を予約して時間になったので中に入ると、その
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.0

信頼できる友達が多数オススメしていたのでなんの知識もなく観たのですが結構置いていかれました。
というのもこれは元々webアニメがあるんですね。
さらにコミックもあって諸々メディア展開してるみたいです。
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.8

近年ブチ壊れるまくっているダニエル・ラドクリフが最高な映画。
なんでこの人はこんな役しかやらないんだろう。
やっぱり長年ちゃんとした正義のヒーローみたいな役をやってたから変な役やりたくなるのかな。
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.8

「なんだよこれ映像めちゃめちゃ凄いじゃん劇場で観たかった」と思ったらパラマウントが作った劇場公開作品がコロナ禍で劇場公開できずにAmazonが買い取った作品でした。
このクオリティはそーですよねー。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

公開当時話題になっていたけれど有村架純があまり好きではなく劇場に観に行く気にはなれなかった。
でも坂本裕二脚本が好きなのとドラマ『コントが始まる』を観ていて有村架純良いかもと思ったので鑑賞。

『花束
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(2019年製作の映画)

3.4

みんなが言ってた通り最終回だった。

もしこれが最終回だったらラストの実は譲渡されてなかったというご都合主義的なオチも笑って許せたかもしれない。
でもそーじゃないただの映画の設定にしてはあまりにも今ま
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

2021カンヌが無事に先日終幕しました。
今年のカンヌについて思うことをnoteに書いたのでよろしければ。

https://note.com/marry_e_n_t/n/na4293cfac084
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