はさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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すべてが彼なりの世間との繋がり方なんだろうな。愛する時間は明日も、思いがけず揺さぶられることもあったり
それでも口数が増える相手がいるのはとても幸せ

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

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わかりやすいし言いたいこともよくわかるけど、それ以上でもない感じとかこの宙ぶらりんなフィクション感がものすごい処女作ぽくて歴史を感じる…性と女へのこだわり、歪な閉塞から生じる人間の本能的な部分とそこか>>続きを読む

ロマンスドール(2019年製作の映画)

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背骨が浮き出た身体に、弱々しさも雑念もない力強い愛情だけが残ってて、かっこよかったなあ

ロブスター(2015年製作の映画)

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似てると同じは全く別物、最後それじゃあ意味ないじゃん、、、補ったり支えたりって大事な根本を通り過ぎるとひどく気持ち悪い

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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終わらないでほしかった〜、ずっと観てたかった。時計仕掛けとハンニバルがチラついてたけどベラの逞しい成長と思いの外のストーリー性で脱却

倫理からの逸脱を世間や社会は罰するけれど、許すかどうかは当人に委
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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貧しさの豊かさ、生活の究極なんだろうなとつくづく思う
世界は疲れて、何ができるでもないけれど、自分の生活くらいは守って賛美していたい

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

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サムがMVPすぎる。忠信がすごすぎてフロドがほぼ赤ちゃん、誰が主役だ状態になるけど、それが正解な気もして結末で綺麗に収められました

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

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3作目に向けた完璧な流れ。セオデンオーク戦の迫力すごすぎてちょっと身構えちゃった。20年前でこれなら今リメイクしたらとんでもないことになりそう

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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知恵を絞り、乳を搾る。ハラハラ。
無骨の美しさ。味わう喜び。好きな人。こんなふうに原始的で最低限の生活を想像する機会が、有難くて、創作の価値のようにも思った。胸がいっぱい

怪物(2023年製作の映画)

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二人の背丈ほどに生い茂る草木が、上手く説明できない彼らの世界そのものみたいで、頑張れ走れって叫びたくなる
大人なればわかるかな。そうでもないかもしれないし、言葉も行動も想像も何一つ確証はない
怪物
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

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3人のダンスシーン大好き。愛も情も結局愛情だと受け入れられるのってすごいこと
モロッコいつか訪れてみたい

裸足になって(2022年製作の映画)

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音楽がもうずっと美しかった
傷の癒やし方も成仏も、人の力を借りてもいいし自分で探してもいい。発光するようなエネルギーは人を生かす力になる
陽の光が眩しいけれど柔らかく映る

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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絶対的価値の時代に、保身だけを考えた彼女だけどある意味純粋だったのかな。悪女になりきれない様が妙な心苦しさを残していくから切なかった

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

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動揺を見せるちょっとした視線の動きとか、悲しい時に目頭に熱が走るあの感じも、言葉だけじゃないことが溢れる

ギルバートはいい青年、ベッキーは通りすがりの天使みたいだったな

ハンニバル(2001年製作の映画)

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愛でも何でもなくなってしまったな
たしかにこれをジョディフォスターでやられてたらショックで泣いてたかもしれない、、、

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

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アメリカらしい心理SF
トムクルーズは崩れてもトムクルーズすぎて笑った。ペネロペ可愛すぎる。スパニッシュ女性のあの美しさってほんとに魅力、、、

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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始まりの感触が特別な分だけ、神聖な愛だと信じたいし無理に守りたくなる
最後まで夫婦の話だったな

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

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映像美が圧巻すぎて、それだけで観る価値がある。
やっぱアンダザシーって本当にトップレベルの神曲なんだよね最高だった

セッション(2014年製作の映画)

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ドラムの振動が手先から脳に伝染していく、絶頂のアドレナリンが目に見える。もはやR指定
剥き出しの欲と、自分の命すら軽んじる強迫性と、一線を越えるスターの誕生を垣間見る気分

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

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防衛から共存までをたどるのは一緒だけど、地球よりもっとシンプルで素直
原始的なものは幻想的にみえるよなあ

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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洗練さも非現実性もない、高度なフィクションでは生み出せないこの奇妙な色気がもうー…ナイスパルプフィクション。

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

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ずーっとワクワクしてみれる最高。タイミングも最高。馴染みのあれやこれを映画で追体験するって逆の感覚も面白かったー❗️

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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目に見える平和も目に見えない地獄もある
希望ばかりでなくていいから、妥協や諦観に塗り潰されない余白を持ててたらいいねって
行ったり来たりするだけでもね

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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自己も世界も一貫したものではないし、一つに統制しようとすること自体乱暴極まりないと思う。それでも他人や外と関わっていればどうしたって傷ついていくし、そんな中で自分を守ろうと必死に生きてるのに、何かを痛>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

透徹した恋心。愛を語ろうとするものはたくさんあるけど、最後までというか最後にここまで恋で締めくくるのはたぶん珍しいんだろうなすごいなあ

パプリカ(2006年製作の映画)

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自惚れの傲慢な行進、不快だけどとんでもない中毒性。平沢さんの音楽もすごい
でもやっぱり私の夢は私だけのもの、誰にも邪魔されたくはないの

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

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終わらないなら日常にしちゃえばいいのにって思ったりするけど、やっぱりどこか特別を纏う人生と言いたいのが私たち若者なんだろうな

それでもいつか戻る日常があると、変わらずにいたいと思えるほどのものを見つ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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昼間に素直になれなかった人間たちの解放劇みたい。あーすっごい好き
今日もどこかで変な夜たちが走っててほしいな

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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愛しいものに生かされてると思う瞬間に、それほど幸福な時間にひっそりと貼り付く後ろめたさ、どちらにも振り切れない苦しみは、きっと十分すぎるほどの爆弾になりうるんだと思う
それでもやっぱり戦って、子の感
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スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

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最近ほんわかイムシワンを見てたので最高でした。でも邦版成田凌のあの恐怖はやっぱ格別だったな、、

セブン(1995年製作の映画)

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ブラピに共鳴してただけに膝砕かれた気分で泣きたい
にしても嫉妬と怒りの感情は他人に見出すより先に自分の内に見出されるのはなんというかもう、それはそう
もはや二つの大罪

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

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狂乱に紛らせた愛。サイコホラーの慈悲とかじゃない、ラブロマンス
本当にイカれてるのが何かわからなくなるな、、

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

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みんな変態。これで軽く流したいくらい後味は悪い。キャベツのおばさんのチェイサー感すごかった。孤独な心に侵食してくる欲望はあまりに母性と似ているからかなしい。人間の命は人間の中からしか生まれないんだも
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

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わりと身近な設定のはずなのに空想じみた感触を抱く原作だけど、あのちりちりした感情をずっと拾い続けていて凄かった。疲れ切った金曜によく沁みる~

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

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色々な暗い感情の中に細い光が刺すようなエンドロールのサウンドが印象的