なおさんさんの映画レビュー・感想・評価

なおさん

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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.0

料理がちゃんと美味しそうで、好感度大!
序盤、コレットの料理トークで「美味しいバゲットの音」を聞かされた時は、ごはん派の私も(美味しそう…!)と思いましたよ。

キーワードは、レミーの憧れ・グストーの
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紙の月(2014年製作の映画)

3.0

池松壮亮目当てで、あと、宮沢りえを見たくて鑑賞。

普通の平凡な主婦が、ふとした出来心で勤務先のお金に手を出した…という訳ではなくて、梨花さんには小さい時からその素養があったんですよね。
ハッキリとし
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.0

良かったー!

田舎の天才少年が授賞式出席のため単身ワシントンDCを目指すロードムービーだと思っていたら(その要素もあるけど)、家族の物語でした。
笑って泣かされた…

家族だけでなく、旅の途中で出会
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

4.0

自分の子を愛せない母親と、邪悪とも思える行為を繰り返す子供。
生理的にも精神的にも胸糞悪いシーンが続いて、「ある出来事」へと向かう。
鑑賞後、勿論気分は重くて悪い。でも良かった。

「母親の無償の愛、
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美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)

2.0

ビューティフルおばさん×2が、それぞれ親友の息子(イケメン)に恋して、「ダメだとは分かってるの〜、でも離れられないの〜、やっぱりこんなの良くないわ〜」とうだうだする話でした。

脚本か監督、絶対女性な
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.5

実在のない人工知能のOSに恋をする、という所で、私の好きな『ルビー・スパークス』的なちょっと切ない世界を想像して、期待してたんですよ。
しかし期待しすぎだったか、物足りない…

実体のないサマンサとの
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幸せの1ページ(2008年製作の映画)

2.5

思ったのと違う…

ファミリー向け冒険コメディー(一部『ホーム・アローン』風味)でした。
てっきり、主人公とニムが心の交流を通して新たな一歩を踏み出す話だと思っていたのに。ガッカリ。
ご都合主義が凄す
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

3.0

タイトルは聞いたことあったけど、初めて鑑賞。
“禁じられた遊び”って何の事かと思ったけど、動物の死体を集めたり墓から十字架を盗んだりしながら、秘密の霊園を作る事だったのね…

こういう、子供故の無垢さ
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

全く期待してなかったけど、(エンタメ的な意味で)面白かったー!

明らかに伏線っぽい台詞・キーワード(歯車、贋作、本物…)が随所に散りばめられていて、最後まで「で、コレは結局嘘か本当かどっちなの?!」
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アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

散々殺生を否定していた白の女王の前でジャバウォッキーの首をはねたアリス。
そして、赤の女王に対して殺生をしない代わりに精神攻撃的な罰を与える白の女王。

この辺りの矛盾を無視して、素敵な英雄物語+成長
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アリス(1988年製作の映画)

3.5

アリスのストーリーが面白くないのは相変わらず。
でも、変なモチーフとと映像に魅了される。
これぞシュール!

人形の白ウサギが動き出す…と言うととても健康的なメルヒェンっぽいけれど、自身を固定していた
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ルドandクルシ(2008年製作の映画)

5.0

サッカーを題材にした兄弟のラテンコメディかと思ったら、なかなかビター。
栄光と挫折、そしてそこからの…とベタな話でありながら面白い。説教臭くなく、良い兄弟愛を見せて貰った。

ヤング@ハート(2007年製作の映画)

5.0

ジミヘンにストーンズにクラッシュにコールド・プレイにトーキング・ヘッズにと、ロックやらパンクやらR&Bを歌うおじいちゃんおばあちゃんコーラス隊のドキュメンタリー。

ラストシーンは勿論コンサート。
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人間失格(2009年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読の状態でコレを見て、果たして話が分かるのだろうか?と心配になった。
とりえあず、『人間失格』は生田斗真萌え映画、または萌えられない人にとっては「この作品って何だろう…?」と思いを馳せる考え事映
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ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ちはるちゃんが最初からビッチでなくて良かった。
そして、最後にタニシくんがビッチと決別出来て良かった。
(私はどうしてもタニシくんに肩入れしてしまう)

タニシくんはビッチと化したちはるちゃんと決別し
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.5

娯楽作品として面白かった!

冒頭のOZ(作中の第2の舞台であるネット上の仮想都市)の説明と親戚集団描写のリアルさから引き込まれて、最後まで飽きない。
「主人公が成長していない」とか、「繋がりの力」
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

2.5

家族の絆モノは、見ていて愛情過多で恐くなる。
盲目的とも思える愛を持つ母と、専業主婦の母に比べたら普段は家族にコミットしていないのに、事件が発生すると途端に能動的になる父。

愛は暴力の様で怖い。

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

2.5

なかなか面白かったけど何かしっくり来ないと思ったのは、周囲の人とあっさり信頼関係が生まれていったせいかも。

印象による判断で初対面の人までが主人公・青柳を信頼するのは、マスコミの報道を見て青柳を犯人
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

3.0

この作品のキモである「なぜ妹・アナは臓器提供を拒否したのか?」の答えは、あらすじを見た段階で予想がつく。
そこから喚起される現代の生命に関わる問題(尊厳死とかドナーとか)よりも、私は病気の姉・ケイトの
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モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

2.5

とりあえず…サリーがクズすぎてファン減るんじゃないか?と心配に。
「マイク=努力型、サリー=天才型で、その凸凹な2人にやがて友情が…ってこいつただのクズやないかい!」と、上映中に心の中で叫んだ。

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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

時系列の飛び方が複雑で、サマーにも冒頭のシーンにも騙された!

この作品は「結局は偶然だ」という事を掲げながら、出来事を受け流さずに1つ1つ真摯に対峙していく。
安易なハッピーエンドではない、でも前に
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『トーク・トゥ・ハー』、良かった。

「この人ストーカー!」とか「男の独り善がり!」とか怒ってる女の人が多かったけど、私は根本的に(この話に限らず)愛自体が気持ち悪いと思うから、善悪とか関係なくこの物
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戦場でワルツを(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なかなか苦しい映画でした。
登場人物の発言(「映画を観る感覚で戦争に触れる」)が観客である自分にも被る所があって、ラストでは虚構(ドキュメンタリーですが、アニメなので現実感覚とはちょっと距離が…)と現
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