監督も言うように詩と切り離せない映画。
希望のためのおとぎ話。
救済はなくとも霧の向こうの樹へと辿り着いた姉弟。
『サクリファイス』に近い印象。
かわいいばかりではなく自然の厳しさが沢山描かれていて好きだった。
白鳥達に責められるシーンや干されたアザラシの肉が印象に残っている。
背景が素晴らしすぎる。ビリービンの絵みたい。
動物や衣装の動き、光の表現も美しかった。
登場人物の役割が単純明快すぎるとは思うけれど、歌とダンスのクオリティやセット・衣装のキュートさが抜群で、それだけでも観てよかったなと思う。ミュージカルはこうでなきゃ。
トレーシーのお父さん最高にかわい>>続きを読む
最後に監督の言いたかった事がデカデカと明示されてしまって少々興醒め(?)
最後までこのピリつきをトム個人の経験として観たかった……
自分が数年前まで父親に抱いていた感情にとても近く終始しんどかった。
また時間が経ったら観直したい。
なんとなく『永遠のこどもたち』と似てるなと思ったら脚本同じ方なんですね。
どちらの作品も終わり方が好き。
彼女はとても強い人だと思う。
寄る辺のなさと尊厳。
「パートナー」という感じがして好き。
小楼からすれば幼馴染で戦友の蝶衣をそういう目で見られないのも当然だよねと思いつつ、終始いじらしい蝶衣に注目してしまう。蝶衣可哀想すぎない……?(好き)
ラスト含め菊仙と蝶衣の関係性が変化していく様子が>>続きを読む
お祭り&お祭り後の寂しさ。(『アマルコルド』『道』と併せてお祭り三部作と呼んでいる)
人生何事も良い悪いって決められるものじゃないよね。
作品を監督単位で観るタイプとしてはとても刺さった。