ahさんの映画レビュー・感想・評価

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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.9

ちょい観ようか迷ってた日に軒並み満席だったので俄然「みる!」ってなったのが関の山。
PG12??いや、子どもは観ないで!!!

ジワジワっと来る度がデンマーク🇩🇰夫婦の目線そのもので、見届けた自分はま
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THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

4.0

見終わってすぐに「オカワリッ!」って叫ぶ感じに好きな感じでした。
ひたすらチャン・ヒョクのアクションシーンが良い。クールなんですよ、姿勢が良いというか、。
これ、シリーズ化してくれないかなぁ、ジョン・
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.5

ちょっと、これはヤバい。あぁ〜そういう事、となった私の胸の内側は悲しみに暮れている。

まず、大好きな曲者役者→キルスティン・ダンスト、ジェシー・プレモンス夫婦が出ている時点で120億点。しかも夫婦役
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.0

原作大好きな「君は永遠にそいつらより若い」

え、すごい映画も良かったのですが。佐久間由依さんは「隠れビッチ〜」しか見たことないのでホリガイをどう演じる?かわいすぎない?と不安だったけど、映画版ホリガ
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プラド美術館 驚異のコレクション(2019年製作の映画)

3.7

いつか行きたい世界の美術館シリーズでも筆頭のプラド美術館。
王家の財力で築き上げたコレクションの数々とスペインの歴史、そこでプラドが果たしてきた役割をジェレミー・アイアンズの美しいナレーションで語り上
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.8

全くゲームの事とか知らないですが、予想以上に胸熱になったアジア系キャスト大充実のバトルムービー。 
私は!リュウ・カン派です!と声を荒げて主張したい。なんなの?可愛い、顔が。 
なのに、あの筋肉!首か
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.5

この作品の事を思い返すと胸がキュゥーっと締め付けられる。
物悲しくて、美しくて、言葉にならない情感と圧倒的な自然の風景、その中に佇む青年と馬の存在感。それがいっぺんにフワーっと出てきて、何とも言えない
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

4.0

ジャーナリストって何だろう?と思った時に観るといい。
そこで起こっている事を伝える事が自分の存在意義だと真に思える人、伝える事のリスクより、行為の意志を取るのがジャーナリストなのでは、と気づかせられる
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野球少女(2019年製作の映画)

4.0

チュ・スイン、彼女の澄んだ強い眼差しが見つめる「未来」は希望に溢れたものだと信じたい。彼女のことを応援したい、その気持ちを届けたい、
心からそう願わずにはいられない主人公を演じたイ・ジュヨンが素晴らし
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

スティーヴィーが13歳だったスクリーンの裏側?の私は大学生で、そう、でもここら辺の音楽と、その音楽と空気感で繋がりを深めた友達と始終何するでもなく集って、音楽、曲、Live、新曲、元ネタ、respec>>続きを読む

マーシャ・P・ジョンソンの生と死(2017年製作の映画)

3.9

1992年7月6日NY、ビレッジ、ハドソン河で遺体となって発見されたマーシャ。
マーシャの死から25年、真相を追い続ける活動家ビクトリア・クルスの視点を通して、浮き彫りになるトランス差別やLGBTQ差
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13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

4.2

黒人や有色人種(白人側から見た)を権力サイドにとって都合の良い存在とし続けるため、国としてあらゆる事を為してきたのが米国。

アメリカの受刑者数は全世界の1/4。
人口は5%にも関わらず。
その意味す
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追想(1975年製作の映画)

4.8

昨年のベストムービー、タランティーノの「Once upon a time in Hollywood」も3回観たし(この時点で。その後さらに2回みた)そろそろ積年のウォッチリストに入っていた本作をと。>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

4.0

冒頭9分間のカチ込みシーンのスクヒ目線のカメラワークはフレッシュ!
基本刃物や鈍器での戦いなのでブシャッとかビシャッとか血しぶきが飛び生々しい。「1人で出来たっ!」なオープニング。

その後は時制を把
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暗数殺人(2018年製作の映画)

3.9

キングダムで正義感に溢れ自己犠牲も厭わない英雄像を見事に演じたチュ・ジフンが本作では一転、殺しの味を覚え残虐で身勝手な連続殺人犯を悠々と演じ切る。手足が長く長身の彼のルックに目を引きつけられ、ナルシス>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.9

「あの頃キミは輝いていた」ブライアン・シンガー&ケビン・スペイシー

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

4.1

アフターシックスジャンクションでの宇多丸さんのアリ・アスター監督インタビューが素晴らしくて暫くその感慨に浸ってたのですが、あ!言及されてる短編見てなかった、と思いついて見た。

何なんすか、これ。よく
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.6

見せて欲しい、観たことないフレッシュな物を、I wanna see something new,something extraordinary,something I’ve never see.>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

5.0

震えるほど面白くて、叫びたくなるほど恐ろしい。「完璧」だ。
コミカルさとシリアスさ、軽やかなテンポとダークでヘビーな描写。ポンジュノ監督は映画のテンションを操る天才だ。繰り返される緊張と弛緩のリズムが
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Hair Love(原題)(2019年製作の映画)

3.7

今年のアカデミー賞 短編アニメーション部門受賞作。
授賞式前にYouTubeでサラッと観る。
こうやってフリーで観れる環境に良い時代になったなぁと嬉しく思う。

本作、台詞なしだけどアニメーションで描
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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

4.0

この映画の大失敗に比べれば大抵の失敗は屁でもないでしょ、と思わせるほどの大惨事が描かれる。「サイタマのラッパー3」のヤンキープロモーターのラップフェスが見事に思えるほどのヘッポコ運営ぶりに口あんぐり。>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.0

変態映画
オランダ、自転車、恋人とのバカンス、これらの言葉のもたらすイメージを変えてしまう静かだけど凶暴な力に満ちた作品。

「知りたい」という欲求の強さが産む犠牲とそう仕向ける犯人の変態性、どっちも
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

4.3

2019年といえば道化師(ピエロ)を思い浮かべる映画好きが多いだろう。
「ジョーカー」がキングオブピエロなら対してこちらは敢えてジョーカーオブピエロでどうでしょう。

2作目にして完結編?の本作は、大
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荒野にて(2017年製作の映画)

4.4

天涯孤独の少年と走れなくなった競走馬、美しい映像と切なく辛いストーリーが心に残り、色々なシーンを何度も思い返させる1作になった。
「ゲティ家の身代金」で知ったチャーリー・プラマーが無垢な少年を体現、ス
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

働く環境がどんどん酷くなっているのはここ日本でも同じで辛い展開に他人事ではない感。
お父さんお母さん子ども2人という自分と同じ家族構成、仕事で二人共疲れきって寝落ちしてしまって子供に起こされるとか実際
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.7

モノクロの映像と様々な生活音で彩られたとんでもなく豊かで観ていて素晴らしく贅沢な気持ちにさせられる作品。海辺のシーンが白眉。
人間が生きていく事それ自体が美しく芸術だという事を観ていてしみじみ感じさせ
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.9

イ・チャンドンの作品が、とても好きなんだけど繊細な表現を評する術がない。
村上春樹の文章も、とても好き、というか、読んだらもう、自身の事と関連づけてあーでもない、こーでもないとザワザワしてしまう。
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運び屋(2018年製作の映画)

4.5

観終わって「家族との時間を大切にしないと人生の終盤で後悔するわ」と深く同意してしばらく映画みるより家帰るか、となったので自分には実際的な効果があるすごい映画。

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.8

デ・ニーロとジョー・ペシとアル・パチーノの同窓会をスコセッシが手がけるときたら期待は高まるばかりだけど、期待を裏切らない充足感だった。
「グッド・フェローズ」「カジノ」「ミーンストリート」「タクシード
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.5

ドクター・スリープ鑑賞前の予習に。だいぶ昔に一度観たきりなのに、様々なオマージュにより何度も観た気になってる本作。
通しで観るとジャックの狂気は随分早い段階でスタートしてて、ホテルの逃れ用のない禍々し
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.9

キャストで既に5億点!
オーブリー・プラザが愛情溢れる普通のお母さんでした。
途中でなんかやらかさないかなぁ〜と期待していた私としては、ちょっと肩透かし。

マーク・ハミル楽しそうにチャッキーやってた
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.8

このパパ、めちゃいいわー尊敬。
子どもを尊重してサポートして。でも心配する親心は隠せなくて。

自分の子どもに対する姿勢を正されるような、素晴らしさでした。
完全に親目線で観てしまったのです。

V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)

3.8

ピーター・ストーメアがCIAってだけで、この作品におけるCIAの信用がガタ落ち(褒めてる)になる出だしは上手いっ!

キャストが全部盛りって感じに豪華ですが、故に焦点が呆けたのか、話が散漫になってしま
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.2

ワンハリからのブラピ祭りで振り返り。
ブラビが映写してるし。笑笑
スプライスとか、コマのカットとか。あー懐かしい。

キャリア初期最強のブラピは本作かセブンか。

フィンチャーもノートンもヘレナ・ボナ
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

2.8

役者は今旬感あり。見所はあるんだけど
いかんせん退屈でした。
成田凌の顔芸は光っていたような気がするのは気のせいじゃないですよね?

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.1

こんなん、みんな大好きストレンジャーシングス!じゃないですか!
但し流血多目、エモ要素少なめ、邪魔者には全っ然容赦なし!

むしろドラマで3シーズン各8エピくらいで観たいっ!と思わせる中毒性があります
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