takatoさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

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エグザイル/絆(2006年製作の映画)

4.8



 とにかくラストを見逃すな!な一作。仲間の嫁さんを逃がした直後に見せる主人公たちの笑顔が素晴らし過ぎる。彼らは、最後の最後で組織のしがらみに囚われない、ただの悪ガキたちへと戻っていった。空き缶での
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片腕マシンガール(2007年製作の映画)

4.1

低予算でも、センスと工夫で頑張っている作品は、むしろ無意味なぐらい高額予算な作品よりも大好きなのだが…。「マッドマックス」ならファーストシーンの絵作りからして凄い!と痺れさせられるものがあったが、本作>>続きを読む

ピラニア 3D(2010年製作の映画)

4.1

ムチムチのお姉ちゃんたちを見ていて、ムラムラよりイライラする何故なのか?と考察させられた一作。所謂お色気なお姉さんよりロリが好きなのは、幼稚さの証拠と言われてたりするが、そうとは一概に言えまい。本作で>>続きを読む

トランスフォーマー(2007年製作の映画)

4.1

この時点ですでにラーメン二郎的なウンザリ感があるのに、こっからさらに増量されるのかと思うと、慄然とするものがある。すっかりベイの代表作になってしまったが、ベイはけしてここまでトンデモな作品を作る人じゃ>>続きを読む

三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

4.1

「素晴らしきかな、人生」と並ぶクリスマスの定番映画と聞いて視聴。サンタクロースが主役だし、物語としてもこっちの方が見事にクリスマスものと言っていいのではなかろうか。「素晴らしき~」は正直長すぎて、本筋>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.4



 無名原作であり、監督も色々あったジャームズ・ガン監督の本作が、多くの有名ヒーローたちをぶち抜いたという事実は実に小気味よい。どちらかというと結構スキの多い作品で、真面目に力んで見ようとしている人
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ラリー・フリント(1996年製作の映画)

4.1

エドワード・ノートンが若造弁護士だったり、馬鹿でかい携帯を持ってたりする少々古い作品。しかし、現在の日本にまで繋がる表現の自由の物語。世界全体以上に表現の自粛感が続いている現在の日本は、本作を見ると実>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

2.0

「時をかける少女」で細田さんが好きになり、関連作品も無数にチェックし、益々その才能に惚れ込んでいたところに本作を見た時のガッカリ感は半端ではなかった…。だってこれ劣化版「ぼくらのウォーゲーム」じゃん!>>続きを読む

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.1

「サマーウォーズ」でガッカリしたせいもあるかもだが、前作より遥かに細田監督の繊細な芝居を描ける才能が描けている。冬景色のシーンなど、作画と感情の高まりが一致しているポイントも良い。ラストがもっと鮮やか>>続きを読む

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(2000年製作の映画)

4.3

本作のようなプログラムピクチャーにあまり期待する人はいないだろう。ましてや作家性なんて夢のような話である。ところが、本作では細田監督の才能が遺憾なく発揮されているのだ。

 細田監督の特徴である影無
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.9

夏の日、そんなに期待せずに本作をトボトボ歩いて見に行った日が、まさか特別一日なろうとは夢にも思わなかった。見終わってからの帰り道、同じ道がまるで違って感じるほどの感動の余韻を味わいながら、トンデモない>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

1.0

マッドマックスとは違う意味で茫然自失。大好きな細田監督が、こんな駄作を作るなんて…。一言で表すなら「とって付けた」という言葉は、本作の為にある!と言わざるをえない。師弟関係、ヒロイン、ライバル、全てが>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.4



 生きる喜びがこんなに横溢してる作品が、他にあろうか?。たかが料理、映画、音楽、アニメ、小説、些細な人間の仕事に過ぎないが、そこに情熱と人生の意義を見い出して全力を込める生き様のなんと心浮きたつ事
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.3

今や定番かものタイムリープ物。あくまで人間ドラマを作るためにSF設定を用意する作品はやはり好きだ。しかし、設定がやっかい過ぎて説明に時間がかかり過ぎてしまったかな。正直犯人より博士のほうがよっぽど頭に>>続きを読む

ランゴ(2011年製作の映画)

4.1

オールタイムベスト 53位 


「ヒックとドラゴン」ほどではないが、隠れた名作ではないか!。とにかくキャラや世界観の作り込みが見事としかいいようがない。名も無いような脇役から悪役まで、汚らしいけど味
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荒野の七人(1960年製作の映画)

4.1

「七人の侍」のオールスターでのリメイク作品。プロットは同じで、豪華キャストなのに、こうも変わるものなのか!と驚きである。やはり物語ってプロットじゃなくて、語り口の妙や細部への拘りが重要なんだなぁ~と再>>続きを読む

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.1

益々CGってあんまり使わない方が良いんじゃ?論者に傾いてしまった。確かに凄い技術なんだけど、やはり違和感がある。「2001年~」の特殊メイクの猿の方が感心させられた。「マッドマックス」、「ロードオブザ>>続きを読む

リベリオン(2002年製作の映画)

4.1

ん~なんてアホな作品だ(いい意味で)。設定といい、世界観といい、これを真面目にSFとして論じるだけ無駄やろう。中二感溢れる、物語を盛り上げるための要素といった程度だろう。それはともかく、ガンカタという>>続きを読む

モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

4.8

オールタイムベスト 14位

 前作は子供という要素が強すぎて、反則だよなぁ~、泣かせにきすぎだなぁと思ってノリきれなかったが、今作はドンピシャだった。展開はベタだけど、逃げずに真っ直ぐ上手に描いてい
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ウエスタン(1968年製作の映画)

4.1

「夕陽のガンマン」のメイキングを見て、本作にも興味をもって視聴。イーストウッド主役の三部作に比べると、製作費や放映時間など全体的に増大している。しかし、レオーネは三部作でもうやりたいことやつちゃったん>>続きを読む

ネットワーク(1976年製作の映画)

4.1

高橋ヨシキさんオススメの作品。デビューで「12人~」というとんでもない傑作を出してしまったシドニー・ルメット監督のブラックコメディー。世界観などは、さすがに40年ちかく前だけに古びている点があるが、本>>続きを読む

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)

4.3




 「狼よさらば」のリメイク的な作品。復讐から狂気へと落ちていくブロンソンを描いた本歌とは異なり、自警主義の果ての悲惨を描いてる。色々アクション物を見てきたせいか、鮮やかさのない長い戦闘シーンは食
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

3.0

ピクサー作品の中ではどちらかというと微妙な作品。アニメーションの出来栄えは流石としかいいようがない出来栄えだが、調子が良い時のピクサーの嫌味でない感動が欠けていた。冒険活劇の部分も正直新鮮味に欠け、子>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.8



 DNA書き換えられそうな傑作。全体的に言葉ではなく映像で想いを表現する映画的上手さが尋常ではない。更に暴力シーンも突然ひき殺されるような衝撃と鮮やかさがあるので、常に緊張感が生じ、全体に直接の描
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キサラギ(2007年製作の映画)

1.0

伏線回収、演出、倫理性、全てが間違っている駄作。

BALLAD 名もなき恋のうた(2009年製作の映画)

1.0

新たな邦画の癌である山崎監督の典型的な、原作のポイントを外したセンスの欠片も無い一本。

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.1

流石に古い映画が好きなボグダノヴィッチ。洒落ていて、上手くて、面白い、黄金期ハリウッドリスペクトを感じられる。もう少し短いとより古い映画っぽい気がするけどね。昔、家族で泊まったペンションの名前が本作か>>続きを読む

少林少女(2008年製作の映画)

1.0

宇多丸さんの20分程の批評を聞いた方が1万倍くらい面白い。

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

4.1

FPS視点多めの警察もの。FPSものといえば「クロニクル」が傑作だったが、本作はテーマとまで噛み合うまではいっていない点が残念。どちらかというと、ゲーム的に迫力を出すというのは悪くない。しかし、腐りき>>続きを読む

デッドゾーン(1983年製作の映画)

4.1

小品ながら、さすがのクローネンバーグ!。事故によって全てを失った男が、代償に与えられたのは予知能力だった。能力は彼をますます孤独にさせていくが、最後についに自分の使命を見出す。冷静に考えてみると、単に>>続きを読む

サボテン・ブラザース(1986年製作の映画)

4.1



 「ランゴ」の元ネタ?の偽物が本物のヒーローになる愉快な作品。吹き替え版で視聴したのだが、声優さんが終始見事なくすぐりをいれてくれて嬉しくなってしまう。吹き替えは、最近だと単なる話題作りの材料のよ
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