takatoさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ジャッジ・ドレッド(2012年製作の映画)

4.3

 ん~もったいないかな。面白くなりそうな要素は十分あるのに十全に生かせてない感じ。相棒のミュータント少女をもっとロリにして、「ローガン」のあの子みたいに無口危険系にして、途中まで連れていく容疑者を良い>>続きを読む

イカロス(2017年製作の映画)

4.3

 ええ!こんな話だったの!と驚愕の展開にドンドン引き込まれた。事実は小説より奇なり系のドキュメンタリーってフィクションより時に面白い。

 最初は、「スーパーサイズミー」のヤバイ版みたいな感じで、ドー
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

2.0

もうアレなところが多すぎて、いちいち指摘していくとキリがないので、大雑把なレビューになります。私の失望の度合いと見てください。

 まず、ストーリーが雑!。無駄に複雑にしてるけど、その甲斐が全然なく
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.3

 コーエン兄弟といえば、今やハリウッドを代表する監督の二人だが、作品傾向として二つのパターンがある。「ノーカントリー」のようなシリアスアクション系と、本作「ビッグリボウスキ」のような脱力コメディー系の>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.3

 最近あんまり見ないけど、良い役者なエドワードノートンの代表作の一本。

 ストーリーとしては、差別や貧困といった表面的な部分より、怒りや憎悪の波及と救いのなさの方が本質かと思えた。そして、人種に関係
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映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!(2007年製作の映画)

3.5

 声優界の国宝級であるお二人、皆口さんと釘宮さん使ってるのに勿体ねぇ!の」一言。70分しかないからいかに無駄を切って本質であり重要な部分を残すかが重要なのに、脚本の練り不足かな。お笑い芸人は論外として>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.3

 異界接触ものとしてなかなかの良作。CGバリバリじゃなくアートみたいな異界を構築しているセンスには敬服する。モンスターが出てきてバリバリ戦うみたいなタイプでは全然ないが、映像の力が見事。ただ、SFとし>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(2017年製作の映画)

3.8

 やっと視聴。別に最終章をずっとやるのは良いけど水島監督という逸材を1タイトルに縛らないで頂きたい。せめて要所だけにするとかにして欲しい。

 良いところも悪いところも相変わらずという感じ。安定した作
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.7

 やっぱり流石のピクサー!。ただ、前作の「モアナ」が良すぎたというのもあって少々粗が目立った。

 相変わらず全体的に素晴らしいクオリティー。短い時間の中でちゃんとキャラを立てて、テンポよくストーリー
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スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

4.3

 前々から見たかった薬中作家ディックの薬中作品を、薬中俳優たちが演じた薬中映画。テーマはディックの得意としている現実と虚構が曖昧になる系のSF。ロトスコープを利用した映像が非常に独特なので酔いやすい人>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.3

 みんな知ってるハートマン軍曹の前半は名セリフが多くて印象的だが、ベトナム感があまりない後半の印象は薄い。なぜベトナム感が薄いのか?。キューブリックが飛行機嫌いで、イギリス国内で再現したベトナムの戦闘>>続きを読む

ブラッド・スローン(2016年製作の映画)

4.3

 「ここには戦士と犠牲者しかいない。戦士として生きることを選択した者は、死ぬまで戦士であることを証明し続けるしかない」。

 新たなギャング犯罪映画の良作誕生。有名な俳優さん全然出てないけど、リアル感
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.3

 デルトロ監督オスカー受賞おめでとう!。ついに俺たちのデルトロが認められる日が…。このことが本作で一番嬉しいこと。ただ、本篇には多少言いたいことあり。

 デルトロが、迫害される者、存在してないように
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.3

すご~い!、たのし~い!。君はブラックパンサーのフレンズなんだね。ということで、毎度おなじみのマーベルブランド最新作。次はいよいよ最終章。

 「クリード」という大傑作の監督と主演二人が、マーベルス
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RE:BORN(2015年製作の映画)

4.3

 世界よ、まだ日本のアクション映画は死んでないぞ!と言いたくなる一本。すっかり世界の中でガラパゴス化し、特にアクションでは勝負できなくなってきた邦画の中からこんな作品が産まれようとは。日本版「イコライ>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.3

 久々に読み解きが必要な作品。説明なしの象徴的なシーンが多かったり、表面上で演じられてることの裏を考えさせてくる。全体的に非常に映像が美しい。ありふれた物を映しながらも瑞々しい感性が全体的に感じられる>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

4.3

「ハードコア」よりハードコア、「アトミックブロンド」よりアトミック。出ちゃいました今年ナンバー1級。アクション、脚本、全てが過剰。過剰過ぎて狂気の域に。アクション映画好きならこの狂気に打ち震えよ!。>>続きを読む

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(1975年製作の映画)

4.3

 流石のモンティパイソン!。話しててわけわかんなくなったり、脱線し続けてもう本筋わかんなくなったり、メタネタ、怪獣が兎だったりとネタ連発。しかも、ちゃんと頑張ってる映像でやるからこそギャップでより面白>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

4.3

蒸し暑い夏、ジリジリと昇り詰める憎悪。序盤の緊迫感は映画史に残るであろう。

 ドキュメンタリータッチで、実際の映像を交えながらという手法はもうやり尽くされた感がある。しかし、本作の序盤における暴動
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

 流石のアカデミー脚本賞筆頭。ただ、上手い脚本だろう~的な技巧が目立っちゃう作品はそこまでツボじゃないのと、これって私のオールタイムベスト級に好きな某韓国映画じゃね?ということが気になってしもうた。>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

4.3

 ん~ついに韓国映画的な言実録犯罪映画が現代日本でもできたか!と感慨深い。怖くて、陰鬱で、不謹慎だけど笑っちゃう良作。

 実録映画特集の本によると「全員死刑」以上に本作は事実に近いそうである。流石に
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.3

 ラノベ原作でハリウッド映画が、しかもトム・クルーズ主演で作られる日が来ようとは…。日本の作品を元にした物で、ここまで金をかけて作られた映画なんて他にないじゃない?。という意味では興味深いけど、さくひ>>続きを読む

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.3

妖気プンプンな黒澤時代劇のダークな傑作。マクベスの翻案だけど、己が野心に突き動かされた男というより、運命に翻弄された男の悲劇という感じ。運命とは、せざるをえないという点にこそ本質がある。三船さん演じ>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

4.3

 単に悪い種子系をちょっと捻ったくらいで少し残念。どうせなら悪魔だと思ったら天使でした、くらいの捻りをみせて欲しい。あと、なんだ猫か…演出し過ぎ!。ただ、耳が不自由な妹ちゃんが可愛すぎる!。そこだけ見>>続きを読む

エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

4.3

 こんなもん嬉々として作る人に、何故DCは大仕事を任せてしまったのか?。オタク過ぎて嫌いじゃないけど、DCで任されてる仕事とは全然色合いちゃうやん。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.3

2017年ベスト10入り。大スケールの映画なんて今の邦画にはとても無理。しかし、こういうこじんまりとしていながらも、切実に心に響く作品なら充分勝負できる。

 無力な傍観者

 ただただ、自分に心地
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.9

 スターウォーズ見てる場合じゃねぇ!。宇宙から来た衝撃より、インドから来たこの衝撃に備えよ!。そして讃えよ、バーフバリを!。

 こんなとんでもない作品をやってるのに、映画館ガラガラというショックは公
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