hajiさんの映画レビュー・感想・評価

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ロブスター(2015年製作の映画)

3.9

『哀れなるものたち』を観てこの監督に興味を持ったので鑑賞。面白かった。社会の枠組みみたいなものに対して疑問を持ち続けている人なのかな。
まず設定、この世界で定められているルールが面白いんだけど、”共通
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ笑った、これがジョーカーと同じ監督なの意味わからん。日本で言うとギャグ描いてた漫画家が次作から急にシリアス路線になったみたいなこと?
"笑い"という感情の作用を突き詰めるとホラーやサスペン
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.4

音楽が本当に素晴らしくそれだけで見る価値があった。

原作を読んだとき後半のユキノリのくだりが最悪すぎてそれ以降の話が全く頭に入ってこなかったんだけど、映画もいつそのシーンが来るかとずっと身構えてしま
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.7

なんじゃこれおもろ、高倉健と松田優作は日本の宝や……

でも後半はなんかちょっと飽きちゃった
音楽とアクション(殺陣)シーンは全体的に結構ダサい

ガッツ石松の演技力はもっと評価されてもいいと思った

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

JOKERの元ネタとして観たので、もしかしてこれ主人公の妄想なのかなと不安になりながら観た。

やはり印象的だったのは鏡の中の自分に向かって話しかけるシーンと、アイリス以外の時が止まったような空撮風の
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

2時間ずっと「料理うまそ〜」か「マーティンいいやつすぎ〜」という気持ちで観た。
Twitterの鳥アイコンが懐かしかった。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.1

仕事で疲れ果てた夜に、突然ミュージカル映画が観たくなりコーラを飲みながら鑑賞。とても良かった。

途中までいい意味でも先が読めるストーリーだっただけに、後半の展開はちょっと意外だったし、その意外性から
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

これは1人の人間・科学者の人生を表した映画であって、そういう意味で楽しめた。ちゃんと歴史物として観ようとするとクリストファー・ノーラン的な時系列シャッフルとそもそもの勉強不足のせいで頭が混乱しきり。>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.0

ずっと気になっていたのをようやく見た。
全シーンが1枚の作り込まれた写真作品のようだった。この画を撮りたかったんだなというのがストレートに伝わる。
逆に言うと映像として観るのにちょっと冗長というか退屈
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ綺麗な悪夢を見ているようだった。すごい美術と衣装。
ストーリーも激ヤバSFで最高だった。

ダンスのシーンとか色々好きなシーンはあるが、個人的に印象深かったのはアレクサンドリアのスラムの映
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.4

良い映画だった……思い返せば思い返すほど愛おしくなる作品。

自分の中で、少し前に見たPERFECT DAYSと対照的な作品だった。
ヘルシンキという日本から遠く離れた街の話にあって、それでも彼らの暮
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

豊かさについての映画では多分ないと思うけど、「なんて豊かな生き方なんだ……」と思わずにはいられない映画。まぁキャッチコピーが"こんなふうに生きていけたなら"だからテーマの一つではあるのか。

後から思
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

-

ただただ、子供の頃に観たかった。「ゲームで出たアレだ!!」みたいな演出がいっぱいでもうめちゃくちゃ夢中になっていただろうな。

映画としてどうかと言われると、ファンサービス満点で映像も最高峰に綺麗だけ
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(2023年製作の映画)

3.6

衆道のことを「BL」と表現するのはなんか違うよなと思う

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

原作はFBI側の視点で描かれているとのことだが、ディカプリオ演じる犯罪者側の視点でこの映画は進む。
支配的な叔父と、妻や子供との間で揺れ動く彼の姿は、度を超えて情けなく愚かである。
後半の投獄&粛清ラ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.8

家族についての映画でありつつも、映画を撮るということのエゴ・暴力性が随所で表現されていて素晴らしかった。アナログな撮影フィルムの描写も逆に新鮮で楽しい!
ド陽キャのイケメンが意外と思慮深い傷つき方をし
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.4

今やってる3Dのやつが物議を醸しているのに対して、こちらはクレしん映画史上最高傑作ぐらいの評判があったので観てみた。
ちょっとハードル上がりすぎてたけどちゃんと面白かった。さまざまな個性に対する温かい
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

ずーっと宮崎駿作画の悪夢を見せられているような感じ。
登場人物に全然愛着が湧かないのが今までの作品と一番違うところか。即物的で俗物なお父さんぐらいしか共感できる人間がいない!
次から次へと現れる新しい
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アメリ(2001年製作の映画)

2.9

もう「アメリみたいにクレームブリュレ潰して食べたい」と言う人をけなすのも、「アメリみたいにクレームブリュレ潰して食べたい」と言う人をけなす人を叩くのもやめにしよう、もうアメリの話はやめよう。

椿三十郎(1962年製作の映画)

4.1

昔「一作くらいは黒澤作品観ておかなきゃダメかなぁ」と惰性で見て面白かった作品。全然退屈しない。若い頃の田中邦衛がチョイ役で出てるのを見つけた時なんか嬉しかった。

RRR(2022年製作の映画)

4.2

めっちゃ面白かった。3時間が長く感じないのはそれだけですごい。

・あらすじだけ見たら死ぬほど王道で意外性もないが、絶対に飽きさせない力強さを感じる。後半は流石に、ジェニーいつの間にそんな籠絡されてた
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ面白かった!みたいな映画ではなかったけど、何かの折に触れて度々思い出す作品。
この映画そのものみたいな経験はないけど、あぁ、なんかこういうことってあるかもしれないな、という感じ。

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.3

スターウォーズこれしか見た事ないから黒と赤の組み合わせ見るとダースモール思い出してスターウォーズじゃんって思うし、ジャージャービンクスはメインキャラだと思ってる。
当時映画見たあとに輸入雑貨屋でジャー
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

3.9

上映から数年経ったくらい、デパートのおもちゃ売り場でこれのビデオとフィギュアが売っているのを見かけ、当時子供向けとしてはあり得ないダークなキャラ造形に一目惚れし、何も知らずにビデオもフィギュアも買い込>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.2

60年代フランスの風景、美しい色彩、小気味良い演技、これだけで全然退屈しない。自分って壮大な伏線とか重厚な物語とかそういうのあんまり映画に求めてないかもなと思った。

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