はじめさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

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素晴らしい終劇だった。
エヴァンゲリオンを見始めたのはここ2年くらい。碇シンジくんやアスカ、綾波レイと知り合って、いろんな感情を持っていたけれどなんだか突然シンジくんが遠くに行ったような気がしている。
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夏、至るころ(2020年製作の映画)

3.0

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誰もが通った、もしくは今まさに通っている最中の大人への道。そのひと夏の映画だった。
翔が泰我にずっと「好きだ」と伝えるのは、常にくっついてくる関係性の名前を取り去った事実なのがよかった。好きだという事
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.0

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おもしろい。
野火が笑顔で「ほんと、サイコーですねこの仕事」と言ったときにこの掃き溜めを愛していると思ってしまった。
この作品の元となった『盗写1/250秒』のオマージュがたくさん盛り込まれているらし
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野火(2014年製作の映画)

3.5

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特に印象に残っているのは、ばらばらになった人間の肉塊と鶏頭の花がオーバーラップするシーンと、終盤自宅でのシーンだ。
とくに自宅のシーンは言葉は無くとも、田村一等兵の内に根を下ろした、あの戦地での野火の
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

4.0

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怪異の謎を解明するという地点からのスタートで、ミステリー映画を観るような感覚を抱いて観ていると段々と足場が崩れていく。
決定的な幽霊が出てきたりはしないのだが、過去に起こった悲惨な事件のシーンで想像し
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.5

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ホラーだと大抵そうかもしれないけど、登場人物たちは無理矢理ゲーム盤上に乗せられてしまう。けれどその父と息子がかなり冷静でこちらも落ち着けた。
視線の誘導とか、高い頻度で映る彼女の顔がすごくよく働いてい
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下妻物語(2004年製作の映画)

4.5

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畑が広がる田舎の道路を白くて、フリルがたくさんついた服をまとった女の子がバイクをぶっ飛ばしていくところから始まる物語。
なぜバイクを走らせることになったのか、回想として出会いや変化が描かれていく。
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

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最初の長い間とか女性の叫び声の平坦さに飽きてしまい観るのやめそうになったけど、最後まで見てよかった。
裏側を描いてこんなに面白くなるんだなと思ったし、あのドタバタ劇が裏側で起こっていながらも撮られた作
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.0

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「君の芸術の源は何だと思う? 平凡さだ」

男と女(1966年製作の映画)

4.0

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色合いが好き。
美しかった過去とか、モノクロの夜、セピア色。
今恋している人と抱き合っているシーツと、「救世主」と形容するような愛情を抱いてた亡き夫と転げた雪とがオーバーラップするところめちゃくちゃ良
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テリファー(2016年製作の映画)

2.0

人じゃなくて超常のものらしい
ハイパーグロがいっそ笑えてくる