はじっこ座るさんの映画レビュー・感想・評価

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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

2.6

「イマジナリーが想像した本人を超えて存在する」
をまず飲み込まないと無理な作品。
自分は無理な人間でした。

それにしてもイマジナリーが現実世界に入り込んで来すぎていて終始理解しづらいし
キャラのイメ
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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

3.1

お仕事アニメというより、かなりヒューマンドラマよりで、地味で平凡な話に終始してしまっていて残念。
ウイスキー作りの細かい描写で生じるドラマとかを期待してました。

序盤でせっかくウイスキー作りを体験す
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.9

プラスな部分が脚本と台詞で一気に陳腐に見えてしまいました。

神木くんも佐々木蔵之介さんも好きなのに、監督の使い方でこんなに俳優さんってダメになるんだ…と改めて思えました。

ゴジラも造形はなかなか良
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.8

主要人物がほぼ他では主演張る様になってしまったドラマの続編。冷静に考えると全シーン画が豪華。やっぱり面白いですね!

細かい部分が「これでいいのか」と思わなくもないけど、ドラマ版から引き継がれる台詞回
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.1

マイケル・ベイから解き放たれたトランスフォーマーが、こんなにわかりやすく、こんなに誰でも楽しめる物になるとは!

映像に集中して観たいこのシリーズでは必須の吹き替えも全員違和感なく、感動シーンでキチン
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

かなり賛否分かれる様ですが、私は圧倒的に賛です。

ジブリらしいファンタジー冒険活劇であり、少年期の切実な一幕であり、セカイ系でありと、実に振り返りがいのある作品でした。



序盤は「トトロ地獄巡り
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.8

史上最高
歴史的傑作
などと色々な所で見聞きしましたが、過大評価でもなんでもない。

前作同様のバース事に異なるアニメーション。
種類が数として増えて眼福なだけでなく、更に物語演出に組み込むなどととん
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.7

Dolbyシネマ3Dでの観賞最高過ぎました。
1、2見返した時にすべてのシーン愛おしくなる素晴らしい3であり、完璧な三部作。
テンション抑えめでスタートして上がる曲は要所で繋ぎとして使う。
大成功した
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母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

3.7

オンライン試写で視聴。

娘を誘拐された母が、社会から満足な助けを得られない展開はよく見ますが、娘を取り戻したい一心が故に負の連鎖が起こる瞬間、その母の表情には鳥肌が立ちました。

なんとしても娘を取
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

4.0

終始気持ち良いカット割と編集テンポ。
そこに流れる劇伴も秀逸で
序盤はバックグラウンドに反して悲壮感を感じさせず
見せ所は盛り上げながら常に上品さを損なわない絶妙なバランスで
物語のトーンを完璧にコン
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

人間界に恐竜が放たれた世界。
続編としての肝であるこれの描き方に納得いかなかった事でもうテンションダダ下がり。

生命へのリスペクト
というテーマを掲げている割に登場人物の行動は終始こじんまりしていて
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.1

また韓国映画と銘打たずとも十二分に世界と勝負できる力作が。
テーマを声高に主張しない作りがスマートでありながら、カーアクションは力強く人間ドラマは熱い、パワーで引っ張っていく映画。

伝えたい事がある
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

9割胸糞悪いで構成された流石の吉田恵輔監督作品。

観た直後は胸糞ジェットコースターのままに
最悪なラストに感じてしまいましたが
傷を負ってしまったも過去の何某から解放されまた0を取り戻せた
と咀嚼で
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

80年代大作映画の雰囲気をそのままに映像、音響が進化したような
あの時の面白さがそのままやってきたような嬉しさで溢れる作品!

ベタな面白さをそのままの純度で届けられるトム・クルーズはやっぱり凄いスタ
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

2.9

設定はとても良いのですが、これも邦画の凡作コメディの海に沈む作品でした。

原作準拠だとは思うのですが、どのシーンを微妙に誇張しすぎたり崩しすぎたりで、そこに入るお笑い風ツッコミはより出来の悪さを露呈
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.8

吹き替え版観賞。

前作よりストーリーがよくできている一方で、各々の曲は前作の方が好みでした。
特にラストは、全力解放してロックを歌い上がるのを期待していただけに稲葉さんパートは消化不良でした……もっ
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Ribbon(2021年製作の映画)

3.7

コロナ禍によって奪われた自己表現の場、そして日常会話。
コロナ禍の現在に多くの人が通っていた辛い経験を映像に落とし込み、それらに再生の道も示してくれる。

ひらひらと舞うリボンで行き場のない感情
真っ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

バットマン特有のフラストレーションヒーロー。暗い画面ばかり、アクション少ない、対処が後手後手、そして尺が3時間。

くどい部分も多いしもっと省けるとも思ってしまいますが、クライマックスを目にした時全て
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.3

図書館と銃器

中年女性とレンジャー感

ネオンと残虐性

組み合わせの妙が刺さりました!


ゴア描写も女性の非力さでより痛々しくなっていたり、それをアクロバットでカバーするのもカッコ良かったです。
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

1回しか観てない現在、お話の中身はどうでも良い。というかこのくらいのバランスの方がオシャレで美しい画を堪能できる気がします。
正直字幕に目を配る時間すら惜しい。オムニバスのストーリーを把握するのに脳み
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.4

貧困と差別を跳ね返すために娘に夢を託した父親の物語。
の様に宣伝されていましたが、割と父親のアクの強さが目立ち、娘の良い子っぷりが際立つ作品でした。

ウィリアムズ姉妹についてあまり知らないまま観たの
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.0

盛り上がればすぐクラブミュージックの流れは単調で、起伏のないストーリーに拍車をかけていました。
クスリのクッキングシーンはちょっと面白かったです。

エール!(2014年製作の映画)

3.6

良い作品だとは思うけど「コーダ あいのうた」の後に観たのでいくらか目減り。というかコーダやっぱりすごい作品だと比較して痛感できました。

家族経営の事業
家族の性格
男子生徒との関係性 等々
大筋は同
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.5

昔から好きではなかった三木聡監督。
トリッキーな作風なのでわからない自分が悪いのかなと思ってしまっていたけど、晴れて福田雄一監督と共に私の中の2大クソ監督として不動の地位を築きました。

アイデアに監
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水俣曼荼羅(2020年製作の映画)

4.0

長年の制作期間に裏付けされる熟成された骨太なドキュメンタリー。

中盤で水俣病患者の人となりをしっかり描写してくれているので
終盤の展開には空いた口が塞がらない。

しっかりと水俣病は終わってないとい
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

歌が好きな娘、それを決して聴くことの叶わない家族。
とある手話のシーンは、ここのために取っておいたのか!と唸りながら泣きました。

聾唖者家族の人物像のフラットな描き方はとても自然で素晴らしい。

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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.3

これの上位互換が名作グラントリノです。
イーストウッドのドキュメンタリー感が滲み出してくると本作の楽しみ方が変わります。

毎回が最後のつもりで有り難く鑑賞しました。

ノイズ(2022年製作の映画)

3.2

チグハグな演出ばかりで
やはり廣木監督作品は好きになれない
と思いつつも終始ツッコミながら観れたので楽しめはしました。


長回しが効果的なものはあまりないのに変に多くて
と思ったら長回しで見たい重要
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MIRRORLIAR FILMS Season2(2022年製作の映画)

3.0

短編映画を観るとなると、テーマがエゲツなかったり、表現方法がぶっ飛んでたりと長尺ではできない挑戦的な何かを観たいとどうしても思ってしまいます。

しかし一番良かったと感じたのは、どちらからも離れている
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.7

グッチの家族経営崩壊のお話。
面白かった!

ただ前作「最後の決闘裁判」と比べたら
金持ちの内輪揉めとか知らんがな
なしょうもない内容とも取れるので
そういう意味で大分目減りしてしまった感はありました
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

1.0

日本の映画に素晴らしい作品がたくさんある事を私は知っている。
もっと多くの人に届くべき作品が他にある事を知っている。
これに出ている役者さんたちが、他の作品で本当に素晴らしい演技をしているのも知ってい
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.4

一応おジャ魔女世代という事で鑑賞。

スッキリ爽やかな話と思いきや語られるのは
ダメな男に引っかかったり
仕事で憂き目に遭ったり
上手くいくわけでない一目惚れだったり
割と生々しいエピソード。

ノス
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

コメディを交えた問題提起はこうやる
という物のお手本の様な一作。

笑える所は大いに笑えて、シリアスな面は震えるほど恐ろしいという、その境界を行き来するアダム・マッケイのバランス感覚すごい。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.6

「できれば一見さんお断り」のお店に勇気出して入ってみたら、案外サービス良くしてくれてたので通っていたら、ある日急に「うちは昔からの常連さんを大事にしてるんだ!」と追い出されてしまったようでモヤモヤはし>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

トーマシン・マッケンジーとケレン味たっぷりの映像満載で眼福。

美しカッコ良いオープニングが何回もループできるほど素晴らしかった。
流石エドガー・ライト!を感じさせてくれただけで最高。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

過去作に比べてはっちゃけ具合が抑えめで、自分がキングスマンに求めているものではありませんでした。
かなり戦争要素多めでしたし。

それでも最新テクノロジーのない時代のスパイ映画の泥臭さスペクタクルはあ
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