浜一さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

浜一

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ジーンズ/世界は2人のために(1998年製作の映画)

3.8

★インド映画レビュー特集3本目。
★この映画はストーリーよりも豪華絢爛なダンスシーンに尽きる。ハリウッド資本が入って、潤沢な製作費をロケに使ったのかとにかく豪華!
★そしてヒロインのアイシュワリヤ・ラ
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シャー・ルク・カーンのDDLJ/ラブゲット大作戦(1995年製作の映画)

3.8

★初鑑賞は98年の東京国際ファンタスティック映画祭。前年の同映画祭では諸事情で上映できなかった本作が満を持して登場。ゲストとして本作の主演女優カジョールが登壇。日本人からしたら「誰?」な状況だったが、>>続きを読む

ラジュー出世する(1992年製作の映画)

3.7

★97~98年頃に東京、多摩市で開催されたアジア映画祭にて鑑賞。他に候考賢の「戯夢人生」、イム・グォンテクの「祝祭」などと共に上映された。
★人生初のインド映画だった。今のインド映画と違って、CGも使
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.6

★少し前に中田秀夫監督作品を集中的に観た流れで、アマプラ見放題に上がってきた今作を鑑賞。
★酷い酷いと多数のレビューを読んでいたけどこれ程とは・・・。
★見せ方に何の工夫も見られずダラダラしている感じ
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

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★このドキュメンタリー映画は最近、改めて作られた物かな。
★自分は80年代後半に、日テレの24時間テレビでオンエアした際に、当時のドキュメンタリーを視聴。ビデオに録画して、擦りきれるくらい繰り返し観た
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

4.0

★三谷幸喜が主宰する劇団、東京サンシャインボーイズの為に書いた脚本を「櫻の園」の中原俊監督が演出した作品。三谷さんなので、キャスト交代のあった映画版用にリライトしているはずだけど。
★公開当時に新宿に
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世にも不思議なアメージング・ストーリー(1986年製作の映画)

3.6

★スティーブン・スピルバーグ製作のテレビアンソロジーシリーズ。日本では3エピソードが劇場公開。後に、他のエピソードがレンタルビデオリリース。日テレの金曜ロードショーでオンエアされた。
★スピルバーグの
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.7

★この映画の存在を知ったのは赤川次郎のエッセイ「三毛猫ホームズの映画館」で、著者が好きな映画の1本と書いていたのが印象に残っていた。
★のちに東京国際ファンタスティック映画祭にてジャック・ドゥミ監督回
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.0

★ヒッチコックによる古典サイコスリラー。
★冒頭の足だけを映して見知らぬ2人が出会うまでの見せ方が映画的で秀逸。現代の映画を観ていて、なかなかああいうシーンは無いのではないか。
★パーティーでのブルー
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晩春(1949年製作の映画)

3.6

★学生時代に日本映画の名作を勉強する意味で鑑賞。あまり良く判らなかった。
★【互いを気遣い合う父と娘の物語】ということだが、自分には紀子が重度のファザコンに感じられた。伯母から父に再婚を勧めていると話
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八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991年製作の映画)

3.5

★65年公開の「赤ひげ」以降、なかなか映画製作できなくなった黒澤さん。長らく5年に1本の寡作状態になっていたが、90年代に入ってアカデミー賞の名誉賞を受賞するあたりから「夢」、本作、「まあだだよ」と立>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

4.5

★高所恐怖症の男とミステリアスなヒロインとの謎めいた前半部。しかし、この映画の醍醐味は後半部にあると思う。
★惹かれながらも死なせてしまった(と主人公は思い込んでいる)ヒロインに良く似た女性(実は張本
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(1963年製作の映画)

4.8

★ある日、鳥が人々を襲い始めるアニマルモンスター映画のはしり。でもB級映画にはしないのがヒッチコック。
★たまに観た人の感想で「何でいきなり鳥が襲い始めるのか理由が判らない」というのがあるが、ヒッチコ
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サイコ(1960年製作の映画)

4.8

★サスペンスというよりホラー。タイトルが最早その手のジャンルを表すワードになっちゃってるし。あまりにも有名過ぎて、逆にこれ知らない人いるの?って聞きたいくらい。あの有名過ぎるシーンは知らずとも、あの効>>続きを読む

裏窓(1954年製作の映画)

5.0

★かつてフォロワーさんにお勧めしておきながら自分では何も書いてなかった事、そして好きな監督としてヒッチコックを挙げながら殆ど何も書いてなかった事に気づいたので、ここでようやく「裏窓」について記す。
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

3.7

★ヴェンダースの新作が公開中なのもあってか、ヴェンダースの心の師、小津安二郎についての解説動画がYouTubeのお勧めに幾つか上がってきて視聴。大変興味深く見た。そして、黒澤明作品は殆ど鑑賞しているの>>続きを読む

65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

2.9

★劣化版ジュラシックパークといった感じのSF映画。ただし、CGはしっかりした作りになっているし、アダム・ドライバー主演とお金かけて作ってる。
★致命的なのは世界観設定とストーリーが適当なことだろう。他
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

5.0

★採点はカラー版と同じ。
★モノクロ版は映像の粒子がもっと荒い方が古い映像っぽくなって良いように思う。映像がツルッときれいで新しいモノクロ映像に思えてしまう。
★俳優の顔は神木隆之介も浜辺美波も若いな
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.8

★黒澤明流のプログラムピクチャー。
★製作のきっかけは前年公開の「用心棒」のヒットを受けて、東宝から「三十郎物をもう1本、正月公開用に。」の要請があった事から。書きかけていた山本周五郎の「日々平安」の
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まあだだよ(1993年製作の映画)

3.7

★劇場公開時に鑑賞して以来2度目。
★後期黒澤明監督作品の常連俳優が軒並み出演。「乱」「夢」に出演して、「夢」では監督自身を演じた寺尾聰は百間先生の教え子4人組で最も喋らない役。(ナレーション担当)。
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BALLAD 名もなき恋のうた(2009年製作の映画)

2.5

★山崎貴監督が「ラストサムライ」のロケを見学して、触発されて製作した時代劇タイムスリップラブロマンス。山崎貴監督は当たり外れがある監督だけど、これは外れ。アメリカ映画の「ラストサムライ」に負けちゃダメ>>続きを読む

僕が宇宙に行った理由(2023年製作の映画)

3.5

★タイトルにある「宇宙へ行った理由」は挑戦していたかったから?理由はともかく、宇宙に行くにはどんな訓練をするかが分かった。
★メディカルチェック半端ない!親知らず抜いて、副鼻腔炎完治させないと訓練受け
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(1990年製作の映画)

3.8

★黒澤明監督が見たという8つの夢を映画化した作品。日本の映画会社では制作費を調達できなかった為、スピルバーグの仲介でワーナーが製作している。そんな事情があるからか、日本で販売されているDVDソフトはタ>>続きを読む

スクリーム(1996年製作の映画)

3.8

★97年のゆうばりファンタスティック映画祭の特別招待作品でした。映画祭では「凄く面白かった」「どえらい映画がある」と評判だった。ちなみに自分はその時、別会場で上映していた「トレマーズ2」を観ていた為、>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

★劇場公開時に初鑑賞。地上波放送、アマプラ見放題になってからと複数回鑑賞済み。
★地下トンネル崩落に始まる内閣のドタバタは公開から数年後のコロナ禍のドタバタを予言したかのよう。
★永田町や日比谷、有楽
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宇宙大怪獣ギララ(1967年製作の映画)

3.0

★「男はつらいよ 寅次郎真実一路」の冒頭、寅次郎が見る初夢シーンにこの映画のフッテージが使われており、そちらで一部シーンを観て以来。作品そのものを鑑賞するのは初。
★ギララから逃げ惑う人々が荒川の堤の
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

★劇場公開時は、すっかり世の中で評判になった後で、「凄いゾンビ映画」という触れ込みで観に行った。結果、前半のチープでチープなだけの展開、そして後半のコメディパートについて行けず、あまり面白いと思えなか>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.5

★アマプラ見放題終了が近いということで鑑賞。
★本編は初めて観たが、主題歌の「CALLING YOU」は良く知ってる。印象的な曲。
★砂漠の幻想譚。幻想譚と言っても不思議な出来事が起こる訳ではないのだ
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ナイト&デイ(2010年製作の映画)

3.0

★正月休みに観るべきスパイ映画というYouTube動画でお勧めに上がっていた作品。
★キャメロン・ディアス&トム・クルーズがピンチに陥るクリフハンガーな場面なのに、ディアスの主観で薬飲まされてダウンし
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.4

CMで見て興味を持ったものの観逃していた作品。ようやくアマプラに登場したので鑑賞。
レビューで「怖くない」の声が多いが、自分の意見も同様「怖くない」。ホラー映画の初心者や苦手な人にはちょうど良い映画だ
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(2023年製作の映画)

3.7

・北野武監督が独自の解釈で描く戦国絵巻。
・まず重厚感はある。衣装デザインは「影武者」や「乱」でワダエミに助手として付いて後期黒澤明作品を支えた黒澤和子が担当するなどしているのだから当然か。
・ストー
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非常宣言(2020年製作の映画)

2.8

サスペンスを盛り上げようと頑張っているが、後半の自衛隊機による攻撃は「嘘だよ~」と思ってしまった。実際の日本政府はあんなに断固として「嫌」と言えないと思う。「国民を守る為に拒否すべき」「人道的に考えて>>続きを読む

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.0

・中田秀夫監督作品特集4本目。ついに「特集」になってしまった。
・原作が芸人さんによるルポルタージュになっている為、どうしても劇場用ホラー映画としては「盛らざるをえない」のだろう。
・オムニバス形式の
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クロユリ団地(2013年製作の映画)

3.8

・中田秀夫監督作品を連続で鑑賞中。
・「団地」という物の不気味さを捉えている。あ、ただし最近のURの団地じゃないです。綺麗にリフォームされたり、新築だったり。あれじゃない。60年代から70年代の経済成
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.8

昔に劇場で観て以来の再鑑賞。
・暗いアパート、雨降るシーン多いなど陰鬱なイメージが凄い。晴れているシーンも幾つかあるんだけどね。
・ショックシーン、お化けの描写も良いのだけど、母親が別れた夫に親権を獲
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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

3.0

劇場公開時の9月14日に劇場で鑑賞済み。感想を書かずに終わっていたが、アマプラの見放題に上がって暇潰しで再鑑賞。
中田秀夫監督。「リング」、「仄暗い水の底から」、「ザ・リング2」など良作を送り出してい
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