浜一さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

浜一

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来る(2018年製作の映画)

4.5

劇場で鑑賞して以来の再鑑賞。2018年のベスト2。
ジャパニーズホラーは「リング」と「呪怨」を頂点としてその手法が頭打ちになっている感があって、以後の作品は大概どれを観てもつまらない。これは人間の弱さ
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.0

★かなり豪華なキャスト陣だった。主演の2人に神木隆之介、黒木華はもちろんだが鶴田真由や寺島進も出演。寺島進に至ってはカメオ出演並みの出番の少なさ。どこかで戻ってくるのかと思ったよ。
★過疎の島で、起死
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砂の器(1974年製作の映画)

3.5

★何とも旅に出たくなる映画であった。丹波哲郎演じる刑事が捜査の為に秋田やら出雲やら伊勢やら全国を廻るのだが、現在と違って新幹線が日本のあちこちを走り回っている時代ではないので、それぞれの土地のローカル>>続きを読む

獣道(2017年製作の映画)

3.5

「ミッドナイトスワン」の内田英治監督の作品ということで鑑賞。
新興宗教に入れ込む母親の元で、母親からネグレクトを受け宗教の施設に入れられて育った主人公。教祖様が警察に逮捕されて自分の「居場所」を失うと
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グレイトフルデッド(2013年製作の映画)

3.5

「ミッドナイトスワン」の内田英治監督の作品ということで鑑賞。
裕福な家庭でありながら両親からネグレクトを受け、愛情を全くかけられずに育った主人公。孤独な人々を観察する事を生き甲斐にする歪んだ大人になっ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

★誰かがレビューで書いていたと思うのだけど、仮面ライダーか戦隊物の映画版みたいという感想になる程と思った。
★MCUのシリーズの一編でありながら、どちらかというとSSU(ソニーズ スパイダーマン ユニ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

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キングスマン設立に到るまでの物語。いまいち自分にはまらず終わってしまった。

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

4.0

★子供向けのゴジラ映画のはず(同時上映が当時のテレビアニメばかり。東宝チャンピオンまつりじゃないのか?)だがトラウマ植付けられる異様な怖さを持つ作品。
★海洋生物研究者のお父さんが謎の生命体調査に現地
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ロープ(1948年製作の映画)

3.5

★ヒッチコック作品では食事中に殺人の話題をするシーンが良く出てくる。この映画も、はい。
★家政婦さんが度々あれを開けそうになるのがハラハラ!監督の面目躍如。三谷幸喜監督もたまにこういうのやりますね。三
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

★ただただ美しい飛行機を造りたいと情熱の限りを尽くした男の生き様。そして、重篤な病の為に長くはない命と自ら悟りながらも男を刹那的に愛した女。2人の物語。
★失われた日本・日本人を描いたというか、昭和初
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

2.9

★冒頭の海戦シーンは迫力あり。アマプラでの鑑賞だが、スクリーンで観たいシーン。
★主人公は日本に未練は無く、アメリカに移住するつもりだったはず。旅立ちの船に乗り込んでから幻影を見て心変わりするが、その
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女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

★「ラストナイト・イン・ソーホー」が遺作となった女優、ダイアナ・リグがボンドガールを努めた作品ということで鑑賞。
★ダイアナ・リグ以外もボンドガール大勢出演してますが、60年代のファッションがかわいい
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.6

正月なので気楽に観られる映画が良いなと思って選択。
★ロビン・ウィリアムズ版より冒険活劇になっていた。インディ・ジョーンズっぽいというか。インディシリーズも昔の冒険活劇映画の復権を目指して製作されてい
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MIFUNE:THE LAST SAMURAI(2015年製作の映画)

3.0

日本を代表する名優、三船敏郎についてのドキュメンタリー。
★冒頭は三船、ひいては黒澤以前の日本の時代劇の殺陣についてのレクチャー。貴重なサイレント映画の抜粋が引用されるが、それよりも本題の三船敏郎につ
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.5

YouTubeで無料公開されていたので鑑賞。
昔々にビデオで観たけどストーリーは殆ど忘れていた。観直してもストーリーの細かいところが判りにくい。しかしそれを補って余りある強烈なイメージ。未来的な物と古
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もののけ姫(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

★個人的な意見だが、「もののけ姫」は「風の谷のナウシカ」の焼き直しだと思っている。
★宮崎駿監督は映画版ナウシカについて完成後このようなコメントをした事がある。「あのラストで、ナウシカが王蟲の群れに立
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モスラ(1961年製作の映画)

3.8

「午前10時の映画祭」にて鑑賞。過去にビデオ鑑賞した事はあるものの記憶があまり無かった作品。
★ミニチュアの精巧さは既に「ゴジラ」や「空の大怪獣ラドン」で見られている。「モスラ」では何と言っても東京タ
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

2.8

予告編を見る限りでは、怪獣ネタのコメディといった感じで面白そうど期待した。しかし、本編はダメ女が彼氏に捨てられ故郷に帰って、小学生時代のクラスメイトとちょっと良さげな感じになるも、実はクズ男で。あれ?>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

3.7

昔々にテレビ鑑賞。でも本来、テレビドラマなので正しい鑑賞方法と言えるのではないか?(ちなみに日本と欧州で劇場公開)
追う者と追われる者の追いかけっこ。映画の基本的な文法のひとつで、追いかけっこに色々な
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.2

公開当時に劇場にて。
人が人を殺す場面はいろいろ観てきたが(もちろん映画で。リアルは無い)、殺す側も殺される側も気合い入っているのが普通。武器を構えて「さあ、殺すぞ」何とか殺されまいと抵抗したり、命乞
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.7

イオンシネマのポイントが6ポイントになったので無料鑑賞。
マトリックスは「リローデッド」、「レボリューションズ」共に難解で良く理解できなかった。今回、過去作を観る事なく新作を観るのはけっこう不安だった
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

「ラストナイト・イン・ソーホー」のエドガー・ライト監督作ということで鑑賞。
★冒頭のドリフトしまくりカーアクションは昔、こんな車のCMがあった気がした。車がワルツに乗って踊るようなアクションするやつ。
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

タランティーノ作品で未見だったのを鑑賞。
悪人しか出てこない。悪人同士の騙しあい、血みどろのグチョグチョの争い!こういうの好きです!!
特に黒人が自分の何を白人に何かさせる、最大の恥辱を高らかに誇らし
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クラシコ(2010年製作の映画)

3.5

10年くらい前にライヴハウスでの上映会にて鑑賞。
2019年シーズンはJ1リーグに所属、20、21シーズンはJ2で闘うも降格。来季はJ3となった松本山雅FC。どんなカテゴリーでもホームスタジアム「アル
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GOAL! ゴール!(2005年製作の映画)

3.5

アメリカで不法就労しているメキシカンの主人公が、あれよあれよという間にフットボールのスーパースターへ上り詰めていく様子を描く。ご都合主義な部分もあるが、実際にトップリーグから数段階下のカテゴリー所属の>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

★60年代のホラー「血を吸うカメラ」やロマン・ポランスキーの「反撥」、ダリオ・アルジェントの「インフェルノ」などに影響を受けているとの事。タイトルは聞いたことあっても、いずれも観ていない。それなりに映>>続きを読む

TAXi(1998年製作の映画)

3.6

1998年6月。フランスW杯の為にパリ滞在中、試合の合間に行った映画館で鑑賞。
かつてパリファンタスティック映画祭の会場になっていたという映画館、レックス。こちらで是非とも映画を観てみたかったのだ。ち
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レジェンド・オブ・ヒーロー 中華英雄(1999年製作の映画)

3.2

1999年の秋だったかな。韓国のソウル市内の映画館で鑑賞。事前の予備知識は全く無く、映画館のポスターでユン・ピョウとスー・チーが出演しているという事だけで観る事にした。もちろん日本語字幕や吹き替えなん>>続きを読む

ベロゴリア戦記 第2章:劣等勇者と暗黒の魔術師(2021年製作の映画)

4.0

先頃、公開された第1章に続いて第2章を鑑賞。異世界転移ファンタジーだが、その設定を上手く活かしてコメディやサスペンスを盛り上げている。アクションもまた前作より良かった。ヴァシリーナのブランケットを使っ>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

2.9

前作を観た感想が悪かったので、観るのを躊躇いだしていた作品。他の方々のレビューでポストクレジットが~~という話を聞いて、やはり観ておかないとと鑑賞。うーん。決定的につまらない訳ではないのかもしれないが>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

2.9

「最も残虐な悪が誕生する」というキャッチコピーの割に、ヴェノムはエディに寄生してからたいして時間をかけずに人間の味方となってしまった。
もっと邪悪な存在がエディと接することで人間っぽさを学んでいくよう
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醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)

3.7

三船敏郎の画家と山口淑子の声楽家が偶然に出会ったところを週刊誌記者に写真を撮られスキャンダルとなる。裁判を興して出版社を訴える2人。ところが物語は何故かその2人に雇われたボンクラ弁護士、蛭田乙吉(志村>>続きを読む

ベロゴリア戦記 第1章:異世界の王国と魔法の剣(2017年製作の映画)

3.6

★ディズニー・ロシアが制作した異世界転移ファンタジー。ディズニーのロゴが出て始まる正式なディズニー映画な一方でしっかりロシア映画。近頃流行りの米大手映画会社のローカライズ制作?(日本ではワーナージャパ>>続きを読む

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.8

昔、映画雑誌の「スクリーン」に「ぼくの採点表」なるコーナーがあった。これは評論家の双葉十三郎氏が当該月に鑑賞した映画について採点と感想を記していく内容だった。双葉先生はアクション映画などの娯楽作には厳>>続きを読む

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.7

安定のディズニーアニメーション。今作はコロンビアが舞台ということで、メキシコが舞台の「リメンバーミー」と色使いや絵のタッチ、大家族の結束を描いている点が似ていると感じた。ミラベルが母親に作ってもらって>>続きを読む

南部の唄(1946年製作の映画)

3.5

今はディズニーが存在自体を抹消したがっているという作品。ディズニーアニメ作品としては本来、地味な存在なのではないかしら。しかしキャラクターはディズニーランドのスプラッシュマウンテンのモチーフとなり、主>>続きを読む