中粒納豆さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

中粒納豆

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ストレンジャー/謎のストレンジャー(1946年製作の映画)

3.6

ナチス残党で戦犯の男を追跡する物語。ナチス戦犯役は監督でもあるオーソン・ウェルズ、追う役はエドワード・G・ロビンソン、この個性派名優ふたりの対決が見もの。

ハラハラドキドキの攻防戦や駆け引きを期待す
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

相容れない対照的なふたりが、旅を続けるうちに徐々に打ち解けあっていくロードムービー。テンポよい展開と演出でわかりやすく、最後まで楽しめた。ラストシーンのスッキリ感もよくて、ほろりと涙が。

ケンタッキ
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ヘル・フィールド ナチスの戦城(2020年製作の映画)

3.0

連合軍vsナチス・ドイツ軍の戦闘モノと思っていたのだけど… ホラーだった。ドキドキハラハラな展開で気が付いたら予想外のラスト!嫌いではない笑

ナチス/ホロコースト関連85

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.6

帰還兵で心に傷を負った孤独な青年が犯す狂気を、70年代のNYを舞台に描いた作品。あまり説明やモノローグのような描写もなく、心理変化などの解釈が難しかったかな。終わり方もあっけなく。

何より若き日のデ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

精神を病んだ繊細な主人公が、取り返しのつかない状況に陥る様が描かれていた。『キング・オブ・コメディ』より狂気で破滅的。

映像、音楽が素晴らしく、何よりホアキン・フェニックスの役作り・演技に引き込まれ
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.9

デ・ニーロ演じるコメディアン志望のルパート・パプキンの執拗さ、妄想癖が序盤から恐怖を感じるほど凄まじかった。そして予期せぬ結末… 妄想?現実?

何よりデ・ニーロの怪演が素晴らしい。満を持して『ジョー
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独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

3.5

クーデターにより追われる立場となった独裁者だった老人と、幼い孫ふたりの逃亡劇。自ら行った独裁政治が国民の日常を破壊してきた現実を思い知らされる様が描かれていた。

何も知らない孫息子の無垢な姿が可愛ら
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

3.8

第一次世界大戦当時の古いフィルムを見事に修復&復元して細かい部分を(会話も読唇術で)再現、さらにカラーにして蘇らせた技術がとにかくすごい。

映像を繋いだだけのドキュメンタリーとは違い、リアルさが際立
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.5

最愛の娘を亡くしてなかなか立ち直れない主人公と、それを救おうとする同僚と彼らに雇われた舞台俳優たちの物語。豪華なキャスト陣が演じるそれぞれの人物が個性的で魅せられた。

ラストの展開に、んん?と考えて
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ミュンヘンへの夜行列車(1940年製作の映画)

3.7

第二次世界大戦の開戦間もない頃に制作されたプロパガンダ映画。

成りすましも簡単にやってのける大胆さ!終始テンポよく(まさかの展開もあって)ドキドキもあり、娯楽作品として楽しめた。ヒロインや英国人ふた
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.7

オーシャンズシリーズの女性版。ダニー・オーシャンに妹がいたなんて!父兄妹揃って大泥棒とは。

キャスト&カメオ陣が豪華でそれだけでも楽しめた。スリル感はあまりなかったけど、ケイト・ブランシェットのクー
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.7

シャーリーズ・セロンの本気のアクションが観られる作品。完全にアウトな反撃を受けても次のシーンで復活するという、底知れない強さ。とにかく無双でカッコよかった!ボーンより強いかも笑

各国のスパイが揃い踏
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.8

自由黒人の男性が拉致され、アメリカ南部の農園で12年間も奴隷生活を強いられた実話を映画化した作品。

特に首を吊ったままのシーンやムチの跡は直視できなかった。実際はもっと壮絶で絶望的だっただろう、また
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

ナチス・ドイツ軍の捕虜になったソ連兵4人が収容所から脱走し、1台の戦車で立ち向かう姿を描いた戦争アクション映画。ロシアで興行収入面においてもかなり評価の高い作品とのこと。

脱出劇は意外とあっさりして
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ザ・フューリー -烈火の戦場-(2014年製作の映画)

2.5

ヒトラー自殺後の第二次大戦末期のドイツが舞台。小規模な局地での戦車戦に人種問題を絡めて描いた作品。予算面の問題なのか出てくる戦車がどれも新ピカの展示品のようで、また映画としてもいろいろ気になる点があっ>>続きを読む

フューリー(2014年製作の映画)

4.0

ナチス・ドイツ軍に戦車戦で挑む、連合軍兵士たちの姿を描いた戦争ドラマ。戦車部隊を描いた作品を観るのは初。

戦闘シーンは迫力があり、映像や音響もリアルで見応えがあった。ラストもだけど特にティーガーvs
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.8

想像していた以上にコミカルで心も温まる作品だった。September、やっぱりいい曲!

ドリスを受け入れているお世話係さんたちがみんな個性的でよかった。フィリップにとって、これまでとは違う新鮮な毎日
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定められし運命(2012年製作の映画)

3.5

ナチス・ドイツ占領下のフランスから、労働方式施設に送られたふたりの少女の物語。

レーベンスボルン:生命の泉の実態はアーリア人増殖のための収容所とは名ばかりで… 今作を通して、ユダヤ人迫害とはまた別の
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.8

穏やかな生活から一転… 姪を引き取る決断がなかなかできず、共同生活に踏み切れない青年の葛藤する心情過程が淡々と描かれていた。

静かな展開や何気ない日常の描写も心地よく、フランス映画に対する固定観念が
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.5

ヒッチコック監督作を初鑑賞。ナチス・ドイツ全盛期の1938年作とは到底思えない出来栄え。ミステリーなのにコメディ要素も強めで結構楽しめた。

初回なので監督らしさとか作風がまったくわからないのが残念…
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ビヨンド・ワルキューレ カリーニングラードの戦い(2016年製作の映画)

3.5

ワルキューレ作戦の後日談で、ヒトラー暗殺計画首謀者であるナチス高官の救出ミッションを描いた作品。

脱出計画を遂行する部隊が気持ちいいくらいに強い!意外にも?チープさを感じなかった笑

ナチス/ホロコ
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将軍たちの夜(1967年製作の映画)

3.8

ナチス・ドイツ占領下のワルシャワから始まった連続殺人事件の真相を追うサスペンス。本筋である猟奇的な殺人事件にワルキューレ作戦も絡んでくる展開で、かなり好みの内容だった。

豪華キャスト陣の共演も見どこ
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我が闘争 若き日のアドルフ・ヒトラー(2009年製作の映画)

2.0

史実に描かれた若き日のヒトラーが観たかったのだけど、フィクション劇だった。気が小さくて癇癪持ち、まったく魅力的じゃない人物像で描かれていた。

ストーリーにも入っていけず…だけど、美しいトム・シリング
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ノルマンディー 将軍アイゼンハワーの決断(2004年製作の映画)

3.8

ノルマンディー上陸作戦について、連合軍最高司令官アイゼン・ハワーからの視点にも興味があり鑑賞。

『チャーチル ノルマンディーの決断』では決行を推し進める姿が描かれていたけど、今作ではその前の作戦や時
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チャーチル ノルマンディーの決断(2017年製作の映画)

3.8

イギリス首相チャーチルがノルマンディー上陸作戦決行に異議を唱え、悩み抜いた数日間を描いた作品。チャーチル本来の人物像とは若干違う気もするし、周りから老害扱いされる様子は切なかったけど… ガリポリのトラ>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.7

クイズショーと少年の回想を並行させながら、物語をドラマチックに演出するという発想が素晴らしい。

子どもに対する虐待&残酷なシーンや、スラムの現状に重たい気持ちにはなったけど、純愛物語も観れてよかった
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砂漠の鬼将軍(1951年製作の映画)

3.5

ナチス・ドイツ軍元帥エルヴィン・ロンメルの半生を描いた作品。戦時下の映像にフィクションも加えたドキュメンタリーな作風。シュタウフェンベルクのヒトラー暗殺未遂事件も描かれていた。

英雄として描かれてい
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エリカ&パトリック事件簿 踊る骸/ヒドゥン・チャイルド 埋もれた真実(2013年製作の映画)

3.7

主人公のエリカが両親の事故死の後、突然現れた兄だと名乗る人物の謎を追うミステリー作品。

冒頭の和みシーンからの展開が衝撃的。現在と回想シーンとのキャスト把握に頭使いつつも、最後まで楽しめた。暗いどん
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アウシュビッツ ホロコーストガス室の戦慄(2011年製作の映画)

2.5

現代ドイツの若者へのインタビューや当時の映像と、アウシュヴィッツでの大量虐殺を再現した作品。

冒頭と最後に監督からのメッセージあり。本編でもSSの制服着て立ってた。

ナチス/ホロコースト関連74

真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.6

フェルメールの同名作の絵画に着想を得て書かれた小説を映画化した作品。『フェルメールの謎 』を観た後だけに、光と影の表現や構図などいろいろと気にしながら鑑賞。 17世紀オランダの時代考証がしっかりされて>>続きを読む

フェルメールの謎 ~ティムの名画再現プロジェクト~(2013年製作の映画)

3.9

フェルメールの写実的な絵画を検証する、壮大なプロジェクトを描いたドキュメンタリー作品。

ほぼひとりで実証したティム・ジェニソンの発想力と好奇心、根気と気迫がすごい。もはや尊敬の域。ここまで極められる
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最後のフェルメール ナチスを欺いた画家(2019年製作の映画)

3.7

贋作画家ハン・ファン・メーヘレンを捜査する過程が描かれた作品。先に観た『ナチスの愛したフェルメール』ともリンクする場面や台詞もあったけど、全く描かれ方が違っていた。

比較すると今作の方がメーヘレンの
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ナチスの愛したフェルメール(2016年製作の映画)

2.5

復讐のために雁作制作に執念を燃やし迷走した、画家ハン・ファン・メーヘレンの半生を描いた物語。

題材はすごく面白いけど、ストーリー展開など映画としては気になる点が多く… いろいろと残念だった。

ナチ
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.7

真実を追う記者たちの探り合いや奔走する姿が忠実に描けていた。大手の報道機関が政府の広報に成り下がっているのは、どこの国でも同じなんだなぁ。エンドクレジットがずっしり重い。

記者を演じたふたりのコンビ
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ミケランジェロの暗号(2010年製作の映画)

3.8

ユダヤ人美術商の一家に代々伝わるミケランジェロの絵画をめぐるサスペンス・ドラマ。あらすじを読んで重たい内容かと思いきや、コミカルに描かれたトリックサスペンスだった。

巧妙な騙し合い&成りすましの展開
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ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ(2018年製作の映画)

3.0

ナチス・ドイツがヨーロッパ各地で行った美術品略奪と、奪還をめぐる戦いを追ったドキュメンタリー。

エンタメ性はないものの、美術品略奪の関連作同様興味深かった。ただ内容はヒトラーVSピカソではない。
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