中粒納豆さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.6

スパイ容疑で逮捕された女性(メリタ・ノーウッド)の人生に触発されて書かれた小説を映画化した作品。ジョーン・スタンリーの数奇で波乱に満ちた半生を、回想と現在とを交差しながら描かれていた。

ジョーンの強
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.0

発明家トーマス・エジソンと実業家ジョージ・ウェスティングハウスの電力送電システムを巡る争いを描いた作品。カンバーバッチのイギリス英語は聞けず。カンバーバッチってクセが強くて偏屈な役がはまるなぁ。

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ハスラー2(1986年製作の映画)

3.8

ビリヤードにはまっていた学生時代に何度も観た作品。スコセッシ監督作だったのか!トップガンと同年作だけど、トムがまだ垢抜けてなくて新鮮だった。ポール・ニューマンが渋い。

ビンセントがこっち見ながら打つ
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

3.8

第2次世界大戦後、ソ連の支配下にあったハンガリーを舞台にした作品。ホロコーストを生き延びた少女と中年医師との関係が、メロドラマのような深みにはまらず繊細に美しく描かれていた。この後に起こった動乱では生>>続きを読む

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014年製作の映画)

3.0

グレース・ケリーの激動の半生を描いた伝記ドラマ。事実に基づくフィクション作品とのことで、どこまでが事実なのか知りたいなぁと思いつつ鑑賞。ティム・ロスが国王!

ニコール・キッドマンがただただ美しく、宮
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.7

シリアでISに拉致監禁、その後解放されたデンマーク人写真家ダニエルの体験記。いっそ殺して欲しいと言うほどの壮絶な拷問の日々をよく耐えたな、としか言葉が出ない。非人道的なことを繰り返して資金調達している>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.6

タランティーノ監督、鑑賞6作目。西部劇に賞金稼ぎのジャンゴがミックスしたような、相変わらず血まみれ多しの作品。監督ならではのくだらない会話の連続、ってのはあまりなかったかな。お馴染みのキャスト陣が見れ>>続きを読む

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.6

グザヴィエ・ドラン監督作、初観賞。人気絶頂のスター俳優がスキャンダル後に夭折、その死の真相を描いた人間ドラマ。

3人の女優目当てで観たので満足。安定の子役ジェイコブ・トレンブレイくんが今作でも素晴ら
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.2

東西冷戦下、ベルリンの壁が建設される5年前の東ドイツが舞台。高校生たちの反乱を、その当事者が描いた小説を基に映画化した社会派の青春ドラマ。ちょうどハンガリー動乱について読んでいたのでタイムリーに観れて>>続きを読む

永遠のジャンゴ(2017年製作の映画)

3.0

ナチス・ドイツ軍に占領されたフランスが舞台。ロマ出身の天才ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの伝記ドラマ。

ジプシーに対する陰湿な迫害は描かれつつも、大きな山場はなく。ラストでぐっときた。心地のよ
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セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997年製作の映画)

3.7

世界的登山家ハインリヒ・ハラーの自叙伝を映画化した作品。傲慢な性格のブラピ演じるハラーが、チベットで若きダライ・ラマと過ごした7年間に人間としても成長していく姿が描かれている。中国共産党によるチベット>>続きを読む

ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.8

82歳で崩御したヴィクトリア女王を演じるジュディ・デンチがこの当時83歳だったという事実に、凄い!という言葉しか出ない。

興味あり過ぎてジョン・ブラウンとか子女たちについてや、歴史的背景を調べながら
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ブラジルから来た少年(1978年製作の映画)

3.6

往年の名優揃いのナチス関連作品、ってことで鑑賞。最初は設定むちゃくちゃだし奇妙だと思いつつ観てたけど、意図がわかってからは面白く観れた。

『ローマの休日』のグレゴリー・ペックが狂気のメンゲレ博士役。
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.9

罪に問われた娘の無実を信じて、異国で事件の真相を追う父親の奮闘劇。サスペンス・スリラーというよりも重厚な人間ドラマで、親子愛がテーマになっていた。娘とのやりきれない関係が切ない…

アメリカ南部の労働
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

3.8

強い女ヒラリー・フランク演じる新任教師の活躍を描いた、実話に基づく物語。人種差別の根深さを改めて考えさせられる作品だった。

エリンの熱意と諦めない心、生徒たちを想う気持ちがただただ素晴らしい。「アン
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

過去鑑賞のタランティーノ監督作(クライム4作品)はすべて好みなこともあり、鑑賞を楽しみにしていた今作。3つの章に分かれた構成で時系列がバラバラに進んでいくのにラストで…の繋ぎ方が秀悦。監督独特のくだな>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

タランティーノ監督のデビュー作。本筋とはまったく関係ない会話がダラダラと多め。「Like a Virgin」ってそんな歌だっけ?笑 対話劇なので人によってはちょっとの辛抱が必要かも。

とにかく構想と
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.2

3回目
色褪せない名作。親の立場で改めて観ると、感じるところがまた違った。ただやっぱり泣けるところは同じで、公園からのふたりの絆がすべて込められたフレンチトースト、そしてラスト… 何度観てもいい作品。
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クィーン(2006年製作の映画)

3.8

追悼鑑賞。ダイアナ元妃の交通事故死をめぐって混乱した王室と、女王の苦悩を描いた作品。メディアの醜悪さがわかる作品でもある。ヘレン・ミレンの寄せぶりとマイケル・シーンが素晴らしかった!

長年国民の高い
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エリザベス2世 知られざる女王の素顔(2013年製作の映画)

4.0

9月8日にご崩御された女王を偲んで鑑賞。フィリップ殿下との関係や英国民に愛されていたお人柄がよくわかる作品。

父である国王ジョージ6世と一緒の場面や、歴史的瞬間映像なども観れてよかった。即位60年か
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.0

刑務所から脱走した二人が神父に間違われてしまうドタバタのコメディ。デ・ニーロとショーン・ペンの共演作ってことでずっと観たかった作品。ふたりのコンビが絶妙だった。

デミ・ムーア、洗濯バサミのジョン・C
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

3.5

女暗殺者エヴァが組織に反逆するサスペンスアクションと、エヴァの素性や家族間の苦悩などの人間ドラマが並行して描かれた作品。プロデューサーも兼ねているジェシカ・チャステインが体張って頑張ってた。ジョン・マ>>続きを読む

華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

3.0

レオ主演のリメイク版を観てから気になっていた今作をやっと鑑賞。リメイク版を先に観ていたので理解できたけど、今作は展開が唐突で話が分かりにくいかな。デイジーの奔放さにイラっとした笑

レオの方がギャッビ
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リトル・ボーイ 小さなボクと戦争(2014年製作の映画)

3.7

第2次世界大戦中のカリフォルニアの小さな町を舞台に描いた作品。ほぼ演技未経験というジェイコブ・サルヴァーティくんが演じる主人公がなんとも幼気。父と息子の絆や少年の眼を通して映し出される戦争、そして平和>>続きを読む

クライム・ゲーム(2021年製作の映画)

3.7

1995年のデトロイトを舞台に、男たちが騙し合いを繰り広げるクライムサスペンス。レイ・リレッタの遺作(たぶん)でもある今作を観れてよかった。マットはカメオ出演ではないけど出番は少なめ。

ソダーバーグ
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アス(2019年製作の映画)

3.0

『ゲット・アウト』を観てからずっと観たかった作品。

途中からもしや…と思っていたけど、なるほどそういうことか。音楽や映像などが好みで中盤までは引き込まれたけど、その後の展開に理解できないシーンが多か
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.8

1979年にイランで起ったアメリカ大使館人質事件の真相、CIAによる偽装救出作戦を描いた作品。実際の事件映像を挟みながらテンポよく、またハラハラドキドキの緊張感がずっと続く展開が秀悦で、想像していた以>>続きを読む

ナチスの強制収容所/ナチス絶滅収容所(1945年製作の映画)

3.8

ナチスドイツの強制/絶滅収容所で起きた惨状を、連合軍が記録したドキュメンタリー2作。これこそが収容所のリアル。

『ナチス強制収容所』
解放後に地元住民を収容所に公開した映像があり、(まるで招待された
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

007シリーズ、第25作目。ダニエル・クレイグ:ボンド見納めの5作目。お茶目なショーン・コネリー:ボンドから一転、超ハードボイルドなダニエル・クレイグ:ボンドを鑑賞して(同じシリーズとは思えないくらい>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

ハリウッドの映画音響の世界に迫るドキュメンタリー。有名な作品がたくさん紹介され、著名な監督、作品に携わった技術者が各々の音響技術について語る作品。「緊張が高まった時に感情のよりどころになる」「音が最も>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.1

これまでで一番過酷なミッションを強いられるシリーズ第6弾。初めての続編。どんだけイーサン虐めるのよ泣 クライミングやっててよかった。

ジュリア… みんな総出で頑張ってた。いつも以上にトム・クルーズの
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.0

IMFがまたもや解体の危機に陥るシリーズ第5弾。冒頭からの度肝抜くアクションシーン、他にもどんだけやるのよイーサン、いやトムよ… 今回の処遇もかなり理不尽だったけどすごく頑張ってた。

前作からのチー
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.0

イーサンチームがIMFから登録抹消されてしまうシリーズ第4弾。不死身なイーサン、ほんと強いしカッコイイ… 恋愛はナシの回。

冒頭からの展開、お決まりのテーマ曲までの流れが秀悦!さらにチームの活躍も色
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.9

一旦退いたけど後輩のピンチでIMF復活したシリーズ第3弾。冒頭からの恐怖… チームメンバーひとり増員されてた!

フィリップ・シーモア・ホフマンの冷血さが怖かったけど、まさかそうくるかと。イーサンが走
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.7

前作よりスケールアップして恋愛プラスされたシリーズ第2弾。ウイルスとかワクチンとか今だからこそリアルに恐怖を感じる内容。ラストのカンフーな肉弾戦も見ものだけど、冒頭のクライミングシーンが一番ドキドキし>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.7

トム・クルーズ作品が観たくなって鑑賞。『スパイ大作戦』を映画化した作品。観たことある気がしていたけど初見だった汗 スパイものだけにハラハラドキドキな展開でなかなか見応えあり。まさかのジャン・レノ。>>続きを読む