はますけさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.2

事実に至るまでの過程をいろんな切り口からスライスしていく精神的な疲労は計り知れない
裁判を経て結論がでたとしても、死んだという変わらない事実が生み出す安堵の中の空虚さがとっても切ない
裁判の中での激し
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

4.4

インタビューウィズヴァンパイアのコメディ版みたいなモキュメンタリー
それぞれの人間模様というかヴァンパイア模様を一応は真面目に撮ってるのがいい
人間だけでなく、ゾンビや狼男との関わり合いもあり、長く生
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

人によってはそれが幸せな終わり方なのかはわからないけど、長く生きて他よりも圧倒的に多くを経験しているだけの深みと刹那的な情緒ですら楽しむような姿が印象的だった
お互い苦労しているのをわかっているからこ
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ネイティブ・サン アメリカの息子(2019年製作の映画)

4.3

良き道へと進もうとしていたが不利な方向へ動いてしまう世の中の潜在的な不条理さが生み出す悲劇。スパイク・リーの作品を思い出す
ビッグの言葉ひとつひとつがエッジも持った素晴らしい切り口の数々で、ロックもベ
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.9

一連の流れをこんな切り口で描き・演じさせるのはかなり斬新すぎる
よく実話系の本人映像が、全然似てないとか意外に似てるやんとか思うことはあるけど、本人じゃん、これはニュース映像?映画?と混乱するのは初め
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

4.2

強がりな色鮮やかさに内面のドロドロが少しずつ滲み出てくるような感覚
各チャプターの切り取り方と標題がとてもよく、ティーンな音楽が空虚に聞こえてくるような切なさがよかった
そして徐々に死を受け入れる・向
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グレムリン(1984年製作の映画)

4.0

あんなに可愛いのにどうしてこんなに醜くなってしまうんだろうか…
電子レンジとかちゃんとグロいし、悪戯の域越えてちゃんと殺そうとしてくる賢さがこわい。割としゃくれてるし
諸悪の根源はチャイナタウンのガキ
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ジョーズ'87/復讐篇(1987年製作の映画)

3.9

ブロディ家と大サメの最終決戦
惰性かもしれんが、ここまで話しを繋げてきたのがすごい
1,2は父、3は息子、4は母とサメバトルの系譜が受け継がれるのと、時折父マーティンの面影が重なるのが印象深い
サメ映
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天国の日々(1978年製作の映画)

3.8

とにかく映像美。全てが一枚絵のような素晴らしさ
話も突然訪れるイナゴ危機あったり、平穏だけじゃないアクセントがいいが、ところどころ「?」なこともある

ハズバンズ(1970年製作の映画)

3.8

抗うというより受け入れ難い事実にひたすら背いて逃げる姿が羞恥上回っての哀愁がとても切ない
幸せなはずなのに認識できない不器用さがさらに不憫
夫であり、父であること以前に男であることを再認識したい悶える
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.2

あまりにも救いようがない地獄みたいな悪夢
夢へのプロセスの中で中毒という存在が蝕み、破綻させ、すべては自分に返ってくる鬱展開
それぞれの怪演と妙なテンポ感の良さがよかった

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

3.7

前作のパンチには劣るが、それでも耳に残る印象的な曲の数々と相変わらず真顔でふざけてくるのはずるい
自称モーゼとはいえ、水の上を歩くのはずるいやろ…

愚か者イゴールの頼もしさも増し、しっちゃかめっちゃ
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

冒頭にショスタコーヴィチの交響曲第11番「1905年」第1楽章「宮殿前広場」が使われ、ある意味説明不要なまたは歴史は繰り返すと言えるチョイスがとても絶妙
幸せのてっぺんにいるマリアンの着こなす赤いジャ
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Studio 666 スタジオ666(2022年製作の映画)

3.9

まさしくB級な映画ではあるが、グラミー受賞もした威厳のあるバンドが真面目にアホらしいことに巻き込まれてたじたじししてるのがかわいい
そしてしっかりグロい
ウェンズデーちゃんもちゃっかり出てた

テイラ
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.3

カメレオン的な変容で様々な音楽を吸収してくのは天才すぎる
個性的な出立と、寡黙で一途な部分のギャップがかわいい
できる限りの要素的なギャグを徹底的を真顔でやってくるのがずるい

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.3

サイモンペッグとニックフロストのコンビにハズレなし
ゾンビ映画なのに少しゆるく、しっかりグロくて、全体のテンポ感が素晴らしい
パブを中心に地球はまわり、世界が終わっても友情は不滅

ジョーズ3(1983年製作の映画)

3.6

前2作を継ぐ形となった設定だったりと途中までいい感じで楽しめていたんだが…
一応3Dみたいなこともあって、演習面をそっちに寄せた結果無惨な稚拙さが生まれた。
3Dで見れば迫力が!なんてこともないと思う
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ジム・キャリーのエースにおまかせ/エース・ベンチュラ2(1995年製作の映画)

3.6

1作目に比べ、よりギャグ要素を強めになったが、、
テイストは変わらないが、同じことが2回受けるとも限らない厳しさ…

エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

4.2

ジムキャリーのキレキレ具合がえぐい
おふざけとちゃんと推理するギャップもずるい

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

ところどころの要素的な部分とか結構楽しめた。設定も
ただ総合的に考えると割と無意味なごちゃ混ぜ感は否めず

エンパイア レコード(1995年製作の映画)

4.3

ブレーキとアクセルをひたすら交互に踏まれてるみたいな不器用な感じだけど、いつしかそれが心地良くなってくる
全員癖ありだけど、一たび音楽が流れれば体が勝手に動き出しみんなで踊り出すという一途でまっすぐな
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.9

所々というか、ほぼヴェノムがかわいい。途中ど根性ガエルに見えてきた。ひろしとの掛け合いみたいな感じ。

全体の短さという多少のあっさり感は否めないがこれくらいライトな方がいい(他のマーベル作品が長すぎ
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チアーズ!(2000年製作の映画)

3.5

アメリカのカースト上位のお話
あまり深さもないので、何も考えれずに観れる
メンズもチアにいるんだ〜という学び

キルスティンダンストはめちゃかわ

イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

4.0

白黒の雰囲気と相俟って、ジョーの引き寄せる人柄と裏の見えなさが印象的だった

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

4.2

なんでいままで観てなかったんだ?って感じだが
愉快な感じと音楽が楽しい
ビルマーレイのこういう役ほんとハマる

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.9

大層な雰囲気の割には小粒感否めない部分もあったりで、拍子抜けな感じ
マッツとても紳士な感じで素敵だけど、ジョニデ変わったことぐらい、票集めるために紳士な姿に変身したとかでなんかしら理由つけて説明して欲
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.3

70周年と名目もあって、初代ゴジラに対するオマージュを随所で感じることができたのが良かった。襲われる銀座、咥える列車、海の上での決闘など。
サイズもシンゴジやハリウッドとは異なり、初代に近しいたっぱ。
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.7

はるか昔に学んだ世界史を思い出しながら観た
戦闘シーンとかの圧倒的であり、スクリーンでこそ観る価値があると感じた
人間味溢れて生臭いナポレオン

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.7

展開のスピードについていけず(いつものことだが)
ハリポタに繋がる関係性や家系図整理しながら観るともっと楽しめたかもしれない
美術や服飾の世界観は圧倒的

スナッチ(2000年製作の映画)

4.2

展開の速さに置いてけぼりになりかけたが、
その分の絡み合いと途中のアホさ加減が面白い

シンデレラ・ストーリー(2004年製作の映画)

3.9

大筋はそのまんま
現代風にうまく落とし込まれてて
且つティーンのフレッシュさがいい

レジーナキングとサイモンヘルバーグ出てるのがTBBTを想起させる(こっちの作品が先だけど)

リッチー・リッチ(1994年製作の映画)

3.8

何も考えずに楽しく観れる映画
短い作品中にうまくそれを詰めてるのはすごい

両親のポジティブな思考回路すき

ヴェノム(2018年製作の映画)

4.3

結構すき
寄生したてのヴェノムが握り拳がかわいい

聴き覚えのある音楽と思ったらゴランソンだった。かっこよすぎる
スタンリー先生出てきて、これがマーベル映画だったことを想い出し、忘れてたぐらいダークヒ
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JAWS/ジョーズ2(1978年製作の映画)

4.0

前作のサメの迫力は劣るものの、
前作に引き続きのキャストによる人間ドラマは思いの外楽しめた

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.9

ここまでの長い長い話が無事終わって
なんとかうまくまとめられてよかった
自分が犠牲になることで守るのをちゃんと守るという精神が随所で滲み出てた

友達のハリポタオタクに観るのが12年遅いと言われたけど
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