このレビューはネタバレを含みます
監督作品をそんなに好きと思うことは今まであまりなかったのですが、今回は概ね良かったです。原作が真っ直ぐな作品だからでしょうか。
ただメインの役者さんは殺陣に慣れている方ではないので「カッケー!」と>>続きを読む
全体的には、善良性と暴力性は一人の人間の中でどう折り合っている(もしくはいない)のか、みたいなことなんでしょうけれども、暴力性ばかりが目立ってあんまり成功していなかったかな。
エロ部分ばかりやたら>>続きを読む
「レゲエは聴いたことがあるけれど、どの曲がボブ・マーリィなの?」くらいの感じの方が観たらわかり易いように作ってあるんですかね。銃撃事件〜「ワン・ラブ ピース・コンサート」の頃を中心に構成されています>>続きを読む
わぁー、なんだろう。かにみそ。スライム。かき氷。ガスバーナー。みたいな。
見始めて「あ、そうですね、私髑髏島も見ました、なんか覚えてる」みたいな気持ちに。登場人物たちを知ってた。
ゴジラのお友達>>続きを読む
次から次へと襲いかかってくる出来事が、たいへんストレスフル。ママもリンダもとにかくデタラメです。リンダも相当ですが、ママ本人も妹気質、人任せで身勝手、大人じゃありません。やらかし度はミニヨン以上かも>>続きを読む
マーケティング的にはどこを向いているのかわからなさがありますが、傑作でした。コロナ禍が来なかったら大ヒットになったと思います。劇場公開を待っただけありました。
ともかく劇場で観た方がいいですよ!>>続きを読む
かわいくてかわいくて、かわいい!でもエッラのお友達のペット、叔父のパートナーへの仕打ちはちょっと度を越していて「あれは誰かがきちんと叱らないと……」と親目線になってしまいました。
エッラちゃんはボ>>続きを読む
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プリシラとエルヴィスが出会ったとき、彼はそこそこ大人で彼女は14歳、ということはわかったものの、観終わって調べてみたらエルヴィスは当時24歳。ある程度大人になるまで彼女のことを大事にはしていたのでし>>続きを読む
予告ではかなり際どい趣味の人のフェティッシュな話かと思っていましたが、そういうことではありませんでした。少しヒッチコック的というか「こういうことはわざわざ映像で見せなくてもいい」「この表情は見せたい>>続きを読む
悲し過ぎて後半ボロボロ泣き通しでした。家にまつわる呪いというより、強さにしか価値を見出せない父に呪われてしまった、素直で優しい息子たちの物語。
映画では「この父の!こういうところが!こう!」という>>続きを読む
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106分のうち100分くらいは「ふーん、これがアカデミー脚本賞ノミネートなんだ……」という気持ちで観ていたのですが、終わり間際に「あー、これはアメリカの人には東洋の神秘に映るかも」「東洋人と結婚した>>続きを読む
お子様連れで安心して観に行ける春休み映画。新しいことに気後れしがちなお子様に一歩踏み出す勇気をくれるかもしれません。
手堅い作りなだけに、大人にはあまり驚きはないかも。
吹き替えで見て、グウェン>>続きを読む
原作者さんと相性が悪いのを承知で役者さん見たさに観ましたが、どうにも合いませんでした。やっぱりなー。
別作品でも「年老いた母に女性性を見る息子」に「……」となりましたが、今回は父が娘に、な表現があ>>続きを読む
観る前に想像していたより殺伐とはしていなかったかもしれません。大変不幸な家庭に育ち、信じられない虐待を受けた主人公ですが、犬好きなだけあって根はそこまで悪人ではない感じ。戦う相手はギャングなのかマフ>>続きを読む
どこへ連れて行かれるのかわからない筋立ての面白さと裏腹に、舞台が沖縄であることをあまり活かせていない気がする映像。子どもの貧困や、離婚家庭の多いお土地柄、沖縄という土地の持つ痛みにあともう一歩踏み込>>続きを読む
原作を読まないまま観たので、想像の3倍くらいハードな出来事の連続にヘトヘトになりました。かなりつらかったです。
予告から志尊淳さんの薄いあご髭がずっと気になっていたのですが、途中で「そういうことか>>続きを読む
予告編では『ザ・ロストシティ』みたいな感じに見えますが、途中からどんどん話が転がっていきます。面白い!
そして『キングスマン』ほどはメンタルを削ってくる瞬間がないので、ずっと笑っていられます。気楽>>続きを読む
どちらかと言うとアッパークラスに生まれついたアフロ・アメリカンの作家が、自分の書きたいものが受け入れてもらえないことにウンザリして単なる皮肉で書いた人種「らしさ」全開の野卑な小説がなぜか大ウケして…>>続きを読む
観る前は「これキャスティング落ちでしょう、絶対にこうなるはず」と思っていましたが……でもストーリーのことは一切言えませんね、これ。最後まで気が抜けないのは確かです。
登場人物たちがほぼ全員気の毒な>>続きを読む
ほぼサッカー版『クール・ランニング』なんですが、オリンピックに出たかったボブスレーチームと違い、もう少し夢が小さいです。目指すのは勝利ですらなく、国際戦での1ゴールなのですから。
戦略をどうしたと>>続きを読む
内容は予告編で見たそのままなんですが、わかっていてもドキドキハラハラします。「え、こんな怪我を負ってその後どうなるの?」「だってこれ無理でしょう!」の連続。
2本続けてガイ・リッチーなのにガイ・リ>>続きを読む
マブリーのパンチ音、あのドスッという音を聞くためだけに観に行っていると言っても過言ではありませんが、今回も重いパンチが次々決まって最高でした。
國村さんとの直接対決がなかったのは残念ですが(実は殺>>続きを読む
スピルバーグの映画のリメイクというより、ブロードウェイ・ミュージカルの映画版。元々が舞台なのでオープニング・ナンバーが華やかで「え?これから悲しい話が始まります?」という気持ちになってしまいました。>>続きを読む
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『ミッドサマー』とはイヤの方向性が違うので、私は結構冷静に観られました。「ボウの物語」として切り離して観られたと言いますか。
不思議と、見終わっての感想はアンソニー・ホプキンスの『ファーザー』と似>>続きを読む
ホラーはあんまり見ないのですが、冒頭部をちょっと見てしまい「きっと最後まで見た方が最終的には恐くないだろう」と思い、完走しました。(正解)
泣く女に何か見覚えがあって、ちょっとTDLのホーンテッド>>続きを読む
もうすぐ配信終了とのことで見ました。意味深な話で始まるのですが、そこを掘って行くタイプの映画ではなく、まぁ、アクションを楽しめばいいんじゃないという感じ。と言ってもそこも格別他と違うかというと……>>続きを読む
※サンタにまつわるデリケートな話題が部分的にございます。小さなお子様との鑑賞にはご注意ください!
反社の人との触れ合いの物語ではありますが、終始ほのぼのとして、ホロリとさせてくれます。丁度いい湯>>続きを読む
ユートピアっていうタイトルですがまったくのディストピアの話なので「原題は?」と思って翻訳アプリに入れてみたら、邦題と一緒でした。
何しろ北陸の状況と重なってしまい、瓦礫の山を見るのが非常につらいで>>続きを読む
観て、何だかとても悲しくなってしまいました。同スタジオの前作は観ていないです。ジブリという名前を引き継いだのならある程度わかりますが、違うスタジオ名で師匠の絵を踏襲したキャラクター、師匠にある毒気は>>続きを読む
100周年を背負うというのは大変なことですね。私には大人が見る場合の満足感よりも、子どもが見る場合のわかり易さとはっきりした善悪の色分けを重視したように見えました。その分大人には構成が単純に見えるか>>続きを読む
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観た直後からモヤモヤしてしまい、やはり結末に納得できないんだなと思いました。壮絶人生に翻弄された女性の生き方を消費「させられた」ような気分。長谷川くんとの思い出程度で彼女は救われないでしょう。
ど>>続きを読む
ずっと2画面に分割されたドキュメンタリー調の話で、脳が疲れると同時につらかったです。これを観る切実さというのは年齢によってかなり違うはずで、ちょっとでも終活が頭をよぎる年齢の人間にはまったく他人事で>>続きを読む
ミュージカル映画として過不足なく、楽しめる映画でした。『チャーリーと……』の世界観とは大分テイストが違いますが、あれはあちらが原作からかなり離れているので。でもウォンカの変人ぶりも十分感じられる仕上>>続きを読む
鬼太郎とそっくりな顔立ちなのに、行動がイケメンなので、うっかり鬼太郎のオヤジに惚れそうになりました。
お若い方たちにとって鬼太郎というのはどういうコンテンツなんだろう?と思いながらの鑑賞でしたが『>>続きを読む
ずっとiPhoneで撮影したんですよ、と言われたら信じてしまいそうなくらい、低予算が画面に現れている気がしました。ただ、それが逆に臨場感を生んでいる部分もあると思います。
後半に現れる救出部隊に凄>>続きを読む
全くの創作であれば「楽しかった!」と帰って来られるのかもしれませんが、本当に起こった事件をモデルにしているようなので、被害者も、そうとは知らずに犯罪に加担してしまった人も大勢いるんでしょうから、そこ>>続きを読む