定期的に見たくなるのは何故なのか。
考えると、やはり自分自身の幼い頃の記憶の断片のようなものが呼び起こされるからなのかと思う。
本当にあんなことあったのかと疑うような、確かめようもない曖昧な記憶を映像>>続きを読む
まあ、怖い。
起こっていることは家庭内のことで、主に家族が中心で心霊現象もなければ殺人鬼も出てこない。
それなのにとてつもなく恐ろしい。
実質的には崩壊しているにも関わらず、表面上は取り繕おうとする>>続きを読む
ハネケ作品としては煽りも抑えめで見やすいのではないか。
しかしあくまでハネケ比なので、ピアニストのロマンチックでちょっと哀しいラブストーリーみたいなものは当然描かれない。
これを食らえと言わんばかりの>>続きを読む
先行上映にて鑑賞。
はっきり好き嫌いが別れる作品だろうと思う。少なくとも万人受けするタイプの映画ではない。
恐らく見たくなかった、二度と見ないという人もいるだろう。
そして同時に好きという人にはずっと>>続きを読む
他人に言えない後ろめたいこと。
誰しも持っているはずのそれが極端に戯画化して描かれる。
登場人物たちは特殊な人々ではなく、普通に生きる人のバリエーションのひとつでしかない。
イラン映画に興味を持つきっかけになった作品。
擬似親子の話としてストレートにいい話、とはならないところがいい。
ふとしたシーンに印象的な美しい画面があり、それがずっと記憶に残る。
家族が崩壊する時。
取り返しのつかない出来事があって元に戻りようがない時、それでも食卓を囲む家族の恐ろしさ。
家族という繋がりが呪いにもなると、この監督の作品を見ているとその側面をこれでもかと突きつけ>>続きを読む
煽り運転の車に追い回される、というだけの話。
それで最後まで引っ張れる演出が見事。
掛け値なしに面白い。
オムニバス作品らしいが、記憶にあるのは一編のみ。
親戚に引き取られた少女がその家の娘に虐められ、黒魔術で反撃する話。
ラストが強烈なインパクトがあり、幼少期に見たのに未だに鮮烈に覚えている。
映画館で見た中でもかなり好きだった作品。
序盤にこういう映画だろうなと予想したものとは違う方向へ展開していく。
少なくとも2回、そっちかよ!と内心でツッコミを入れたくなるポイントあり。
ジャンル分けで>>続きを読む