煌めく水面、薄暗く温かい蝋燭のひかり、誰もいない夜中の小道、月のひかりで照らされる静かな芝生、二人で創り上げた幻想的な世界が夜明けと共に収束されるのは、朝のお別れの残酷さ。最後の、何も跡形が残らない朝>>続きを読む
みんなに好かれるし、みんなに好かれるけど、素晴らしい映画に間違いないと思う。毎年観直している。
一本の羽が行方も知らずひらひらと空を飛ぶように主人公の物語が進むのがまさに人生の形そのものだし、「風に吹>>続きを読む
真夏の蝉の鳴き声が終始する中の、生と死の話。
生きるためにつく仕事は、イカを殺して塩辛に作ること。そして骨壺が割れた後、イカの塩辛の壺に父親の骨を入れる。
迷わず蚊を殺したり、蜘蛛が目の前に落ちてき>>続きを読む
上映時間を間違えて冒頭の30分間観れてなくて、映画館に着いたときはちょうどベラが冒険に出ようとするところだった。
それぞれのシーンと不協和音の組み合わせ、白黒とカラーの切り替え、美しかったし強烈な要>>続きを読む
終わってからもしばらく耳に残る「An American in Paris」、ジーン・ケリーの歌と踊りを伴う「I Got Rhythm」、音楽の知識がなくても脳より先に耳がガーシュウィンの天才さに感服し>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
- 私が望むのは私らしく生きること。
ぶれないで、
何があっても私らしく生きたい。
不倫や愛より、自分らしく生きること、そしてそれによってもたらされた孤独がテーマだと思う。
映画に出て>>続きを読む
美しい、美しい、美しい。
4:3の画面が美しい。色調が美しい。平山さんの住む世界が美しい。音楽が美しい。ほぼ名前のないエンドロールが美しい。
最初のカセットで60年代の音が出た瞬間はすでに感動した。>>続きを読む