ネルソンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ネルソン

ネルソン

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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.4

アーティスティックな神話的SF映画

時間の使い方がすごく贅沢で、特に序盤は冗長すぎるぐらいのスピード感
中盤はSF要素が凝縮されていて、非常に洗練されているので、普通にエンタメとして楽しめる展開だっ
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

4.8

体感型バトルミュージカルアニメ

とにかくファン向けの映画
これを初見で楽しめる人がいたら普通に怖い
だけどストーリーはシンプルなので、テレビ版視聴済みでも観終わった後は同じような感想が出てくると思う
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.4

大スケールの仕事人間ドラマ

2人の演技がめちゃくちゃ渋い
実話ベースのストーリーは非常に重たく壮大で、とても見応えがあった
2時間の中になんとか収まっているようなスケール感
ただテンポが速いなか2つ
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いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46(2019年製作の映画)

3.3

全盛期アイドルの記録映画

構成的には細かくチャプターで分けられていたので観やすくて好きだった
ストーリー性は薄め
全体としての軸があって結論に持っていく感じではなく、それぞれのメンバーの密着をまとめ
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イノセンス(2004年製作の映画)

3.9

近未来SF会話劇

バトル要素は少なくなっていて、主人公に焦点を絞っていてシンプル
CGアニメだけど全体的に薄暗いため独特の質感をあまり感じず、そこまで違和感がなかった
哲学的な要素が多くなっていたが
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放課後戦記(2017年製作の映画)

2.4

冗長バトロワホラー

若手の女優さんがいっぱい出てるタイプの映画でPVっぽい雰囲気
全体は百合要素のある内向きの会話劇で、抽象的なシーンが多くて序盤はとても混乱する
途中から始まるデスゲームはテンポも
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.3

不思議でリアルなアニメ映画

あまり観たことのないタイプのアニメ
やわらかくて温かみのあるタッチなので、違和感がまったくなく、世界観にすっと入ることができる
まず映画を鑑賞しているというより、体験して
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少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト 再生産総集編 ロンド・ロンド・ロンド(2020年製作の映画)

4.4

スポ根ミュージカルアニメの総集編

総集編というより半分新作
テレビ版をただまとめただけではなく、編集と追加シーンによってまったく別視点のアニメになっている
編集は話の順序の入れ替えやセリフやBGMの
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.4

大作刑務所ヒューマンドラマ

とにかく完成度が高い
映画のあらゆる要素が詰まっているような映画で、終始退屈することなく楽しめた
話の展開は重たく暗い雰囲気だが、ビールを飲んだり音楽をかけたりというよう
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DEATH DAYS(2021年製作の映画)

4.1

スタイリッシュなシリアス人生ドラマ

連作短編の形になっていてテンポが良く、1話1話の起承転結がはっきりしているのでとても観やすかった
それぞれの話の中にしっかりとしたストーリーと一貫したメッセージ性
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

2.9

エモーショナルなティーン映画

ストーリー性は少なめ
終始おしゃれな雰囲気が漂っていてミュージックビデオを観ているみたいだった
ただ音楽やファッションといった90年代のカルチャーににあまり馴染みがなか
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.9

近未来SFアクション

とにかく洗練されたアニメ
現在の世界との絶妙な距離感で今見ても目新しさを感じた
ある程度予習してから観たものの、序盤は世界観についていくのに時間がかかったので、観る回数を重ねる
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.1

伝記的競馬サクセスストーリー

ひとりの女性騎手の人生がとにかくギュッとまとめられていてシンプルで分かりやすい映画
専門的な話もあまり出てこないので、誰でも観られるようになっていたのでよかった
サンデ
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

カンニングスリラー映画

テンポが非常に良く、130分間飽きることなく最後まで見ることができた
カンニングをするシーンは音楽もうまく効いていて、緊迫感がありスリリングだった
目的に向かって進んでいく中
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.5

オールスターチームの泥棒アクション

チームのメンバーそれぞれが個性的で性格もバラバラだったが、上手くまとまっていて見やすい
活躍どころの少ないメンバーは印象が薄く、イレブンという感じがしなかった
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.9

超王道アクションクライムサスペンス

とにかく格好良く、出演者も豪華で見応えがあった
ストーリーはシンプルで目的が明確になっているので分かりやすくて誰でも楽しめる
ハラハラさせるようなカメラワークが特
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.2

史実通りのブラックコメディ

スターリンが死んだ後、誰が後継を担うかの争いが始まるお話
ストーリーは後任争いが終わるまでの短い話のため、映画の大半は身内間のいざこざや蹴落とし合いで占められている。その
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.4

映画愛に溢れたSF青春ムービー

時代劇好きの主人公が映画部の青春キラキラ映画に対抗して時代劇を撮るぞというお話
最初は青春ものへのアンチテーゼかと思ったけど、主人公の作る時代劇にも青春要素を取り入れ
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座頭市と用心棒(1970年製作の映画)

3.6

任侠アクション時代劇

「サマーフィルムにのって」の予習
めちゃくちゃ渋くて格好良かった
ただ内容が少し分かりづらく、対立構造が見えにくかった
座頭市と用心棒が戦い合うでもなく、かと言って協力し合って
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.4

THE・SFコメディー

ここまで有名だとところどころのシーンを知っているので、「あ、あのシーンだ!」と思いながら鑑賞
すごくしっかりしたSFにコメディー要素も満載なのでエンターテイメント映画としての
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戦狼 ウルフ・オブ・ウォー(2017年製作の映画)

3.6

中国万歳アクション映画

邦題に「2」と書いてなかったのでシリーズものだと知らずに鑑賞
内容はアフリカの内戦に巻き込まれた中国人を元特殊部隊の隊員が救出するというお話
前作を見ていなくても本編の8割は
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.3

キラキラ恋愛思い出映画

思ってたよりもあっさりしていた印象
ストーリー的に何か大きな展開があるわけではなく、2人の日常をただ眺めていただけのように思えるけど、なんとなく心地よくてそれがこの映画の魅力
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ユーリ(1996年製作の映画)

4.0

アート調の青春ひりひりサブカル映画

人を殺してしまったので冷蔵庫に入れて海に捨てに行くというお話なんだけど、それ以外はロードムービーみたいで、ストーリーというよりは雰囲気とか世界観を楽しむような映画
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3年目のデビュー(2020年製作の映画)

3.4

日向坂の歴史を振り返るドキュメンタリー

他のアイドルドキュメンタリーはひとつの出来事を中心に描いているけど、これは結成してからの長いスパンなので初めてでもグループのことがよく分かる
新しく撮ったイン
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461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.5

親子の絆が詰まったお弁当映画

すごくベタな展開が多かったです
ストーリーは受験や恋愛、親子の関係がテーマになっていて、よくある家族のハートフルものという印象だった。そのためあまり新鮮味がなく物足りな
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.9

ホラーチック家族サスペンス

序盤はまさしくシンデレラストーリーだったがそこから後半のサイコ展開への落差が凄まじく、見ていて飽きることなく楽しめた
ミッドサマーにあるようなカメラを反転させる演出が気持
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.7

こじらせ片想い自己犠牲映画

ラブストーリーというよりはヒューマンドラマっぽい印象
テルコは最初はもちろんマモちゃんのことが好きだったんだろうけど、最後はマモちゃんに尽くす自分のことが好きだったのかな
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サイコ(1960年製作の映画)

3.7

元祖サイコサスペンススリラー

これずっとホラーだと思ってたんですが普通にスリラーでした
序盤は警察から逃げるような追走劇的サスペンスだったけれど、あのシャワーのシーンからは恐怖心を煽るような音楽と演
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COLA WARS / コカ・コーラ vs.ペプシ(2019年製作の映画)

3.2

バチバチの企業競争ドキュメンタリー

コーラvsペプシというよりはペプシがどうやってコーラを打ち負かすかというような構図で割とペプシ寄りに感じた
だけど吹替版のナレーションがコーラ好きの木村昴だったの
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.5

近未来デスゲームアクション映画

あの三本指のサインの元になっていると聞いて鑑賞
政府に抑圧された人々っていうストーリーはいいんだけど粗が多く、なんとなく活かしきれてない気がして残念
ドキドキするシー
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海辺の週刊大衆(2017年製作の映画)

3.1

大喜利妄想コメディー

週刊大衆だけをネタにどんどん妄想を広げていくところはテンポが良くて思わず笑ってしまう
精神世界のシーンがあるところは雰囲気に少しだけエヴァ味が感じられてよかった
あとは出演者が
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女子は敷居を跨げば七人の敵あり(2020年製作の映画)

3.4

みずみずしさのつまった青春ショートムービー

ストーリーは映画研究部が廃部を防ぐために映画を撮るというお話で、すごくベタな展開だったけれどそのシンプルさが25分の中で上手くまとまっていたと思う
時間の
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.5

日常的でちょっとお洒落な映画

舞台が砂漠の中のモーテルで登場人物も人生の岐路に立っているような人達が多く、どこか終末感が感じられて良かった
初めは登場人物たちが自分勝手でバラバラだったけど少しずつ近
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9つの窓(2016年製作の映画)

3.0

世にも奇妙な物語(笑)

オムニバス形式のショートムービーでほとんど個人PV
中途半端なSF風のものが多くて、世にも奇妙な物語の下位互換みたいだった
演技は特に下手ということもなく普通だった。だけどふ
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.6

さみしいのにあたたかくて落ち着く映画

この家族の微妙な距離感がすごく邦画っぽくて良かった
ただ一人一人についての説明が割と薄かったので
最後も割とぼんやりしていた気がする
あと方言が印象的だったけど
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.8

爽快なクライム映画

雰囲気がすごく格好良くてオシャレだった
最初は観ていてもあまりよく分からなかったけど、最後には3つのストーリーが一気に集束する感じがとても気持ちよかった。最初のシーンにボクサーが
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