KNさんの映画レビュー・感想・評価

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オーディション(2000年製作の映画)

2.8

面白くはなかったな。
プロジェクトを私物化するプロデューサーは死ね!という強い正義感は感じた。

2000年てこんな昔なの⁈という衝撃はあった。

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.1

侘び寂びとか心の機微とかそういうのを一切なさそうな映画を見たくて鑑賞。
期待通りで最高だった。
コングパートは猿たちはもう喋れや、と思った。あとモスラの造形がまんまの蛾よりさらにキモくなってたのが意味
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ヘルレイザー2(1988年製作の映画)

3.4

前作では使いっぱ的なポジションだった悪女が今回はメインで活躍。
ズル向けで復活して、寒いわ!だの、私たちに必要なのは皮膚よ!とか前回のアイツよりパンチライン多めで良い
NO DEAL!と毅然と言う割に
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.3

期待しないで観たけど面白かった。
カチカチさんや、ツンツンさん達の活躍はもうちょい見たかったかなー。
あとグラサンの太っちょだけ物理で殺されてて可哀想だった

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.2

何の話なのかなーと思いながら見ていたら、何のことなのか最後まで分からずに終わってしまった。
ミアゴス力で色々押し切られた感はある。
観終わってカタルシスねーなー!と思っていたのだけれどよく考えたらドM
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

すごく良かった。エリックフォン一族の呪いの話を始めて知ったのは中島らものエッセイだったと思う。
とても良心的な作りの青春映画だった。
大きな賞を獲ったりするような映画ではないのだろうが、最後のシーンの
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.2

ノエとは方向性の違う露悪さなのかな…。
最初の方はゲラゲラ笑って観ていたらどんどん笑えない事になっていくのが人間の悪性の描き方として、トリアーがいろんなものが怖いと言っているのがよく分かる。

主人公
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.3

ようやく初鑑賞。散々嫌な話だと聞いていたので覚悟してみたけど、ストーリー自体はまぁ、不幸を煮しめたような話で嫌ではあるけど無くはないな、と。
この映画の何がこんなに語られるかと言えば、死に対する根源的
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.0

イメージとはだいぶ違うトンマナだった。
ただレイヤーの枚数がかなり多い作品で、どちらにも感情移入しづらい作りにしているのが誠実な作品だった。

テロリスト側にも理解を示せてしまうほど、格差が広がってい
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

自分にとって日本人というアイデンティティがそれなりに強いことを思い知らされた。特に原爆投下までの2時間は途中で劇場を出ようと思うくらい嫌悪感が酷かった。

投下後のシークエンスから一気に映画の射程距離
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.9

とても良かった。アクションの質の高さが何より素晴らしい。柳下氏がここまで撮れるなら海外でもっと大きなバジェットで早く撮れば良い、と言っていたのがよく分かる。

前作より更に乾いた雰囲気の暴力が、軽さに
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.6

IMAXで鑑賞。スケール感を十分に楽しめたので満足度の高い映画体験。
シャラメのオムツの取れ方がハイスピードで好感が持てた。エナドリ飲む飲まないであれだけ迷ってたのに、飲みに行くまでのシークエンス全カ
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.7

凄いものを見た。
露悪的作家ノエの真髄がこれでもかと発揮されていた。
生老病死の概念のテキストにしたら良いと思うほどの無常感溢れる2時間半だった
また、画面2分割も最初はまたノエってば変な事したがって
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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

3.3

物語ることの素晴らしさを描いた作品は多いけど、それのネガティヴな面を描く監督は珍しいな、と思う。knockもそう言う事じゃないの?と思うし。
閉じていく為の物語はシンプルに呪いになり、現実に作用してい
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.9

貴種流離譚なのね!と分かってから流離するまでが異常に長く、だるい。

シャラメのオムツがいつまで経っても取れないからカタルシスもない

画面のリッチさはとても良いのと、
面白い風なんだけど、話自体は全
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FEAST -狂宴-(2022年製作の映画)

3.2

大方のレビューにあるようにマーケティングが悪く、それを期待しながら見るとすごい肩透かしになる。
本作自体はキリスト教映画か、と言うくらいに赦しを始めとした聖書的な物語展開が続く。
けど、これ監督は本当
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.6

ガイリッチーどうした?となるくらい、骨太な作りの映画だった。
無駄なカットがなく、ストイックに話が進んでいくのが良かった。
ギレンホールとアーミット役の2人の演技力も話に厚みを持たせており、とても好感
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

2.5

キングスマンのカラバリみたいな映画だった。
マシューボーン特有の面白ミュージカル暴力も大体いつも通りだし、2回やられても特に意味合いに違いがないから見ていてテンションが上がらなかった。

ピンチから脱
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー賞云々の惹句に惹かれて鑑賞。
なんかあるのかなー?と思いながら観てると意外なほど肩透かしだった。

フランス映画だなー。という感じ。

ほんと、みんな、羅生門的な話好きですね

ハンテッド 狩られる夜(2023年製作の映画)

3.8

なんの期待も前情報もなく観に行ったら、かなり面白かった。
ソリッドシチュエーションモノとして完成度がとても高い。ここ数年で一番息を飲んだ映画

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.2

テレビサイズの映画。粗を言い出せばキリがないが、補って尚あまりある俳優の演技のチャーミングさが魅力。
言い出せばほんとにキリないんですけどね。深田恭子、話になんも絡んでないからいらないなとか。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

2.8

粗を言い出せばいくらでも言えるけど、思っていたよりは良かったのではないでしょうか。
漫画表現部分が少し邪魔に感じた。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.3

後半からぐんぐんサイコホラーになっていく。登場人物が全員、感情移入できないというか、愛せないのでなんか、ひたすら嫌な空気が漂う最後な一作だった。
所々、極端な俯瞰でのショットも、他人事感が強く嫌さに拍
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.1

面白いかどうかで語るなら面白くはない。
ただ、そう言うことでもない話だった。
特定の宗教内のコミュニティの話ということで閉ざされた環境を分かりやすく表現しているが、現代のあらゆるコミニティでも形を変え
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

タイトルは、哀れなるもの"たち"、なので、これはベラ以外の全ての登場人物のことを指しているのだろう。(ヴィクトリア含む)
物語と主人公の歩みがストーリーだけでなく、画面でも表現されているのが、映画表現
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.5

ノースマンの時も思ったが、物語云々は別としてこの人の撮る画面はとても好き。

監督の頭の中では全部、整合性がとれてるんだろうけど、自分には伝わり切っていない気がする。
ノースマン、だいぶ分かりやすくし
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

-

星が幾つとかそういう種類のものではないので星はつけない。
世界が不公平であることをこれでもかと突きつけてくる2時間だった。
ガザイスラエルや、ウクライナの問題は知識人たちは心を痛め、惨状をあらゆるメデ
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.1

話はめちゃくちゃシンプルな貴種流離譚。
だけど、味付けがとても大雑把でむしろ好感が持てる作りになっている。
筋肉!ネオンカラー!地球の中心に謎の楽園!と小学校5年生かな?という流れに笑いながら見れたの
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犬王(2021年製作の映画)

3.3

おおぅ……というのが見終わった後の1発目の感想。
クイーン風の猿楽の表現はかなり斬新だったし、誇張されているからこそ、電気がない時代の声の通りや光の鮮烈さを意識出来て面白かった。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.3

主語を自分から動かせない主人公と、当然の様に流れていく時間の対比が印象的だった。

特にコミック作家の彼との関係性の変化は彼女の自己中心さを鋭く描いていた様に思う。
一方で皆んな、そんなもんなんだよ、
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.1

2時間くらいかけてこのメンバーが好きになる様なイメージ。
これくらいで良いかな、と思えばこれくらいでOK。可もなく不可もなしというのがピッタリな映画

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.2

ヘルシンキの下層の日常なのか……?
あまりにローテクなシーンが多く、これがギャグなのか、意外とこんなもんなのか、フィンランド事情が分からず、呑み込みきれてないと思う。
結構、今の世の中、大半の人の生活
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.3

タイトルがなるほどねぇ!となる。
らしさ、の害悪と更にそれを押し付ける悍ましさを描いた映画だった。
セーフゾーンという言葉のグロテスクさが凄まじい。

終わらない週末(2023年製作の映画)

2.0

なんかNetflix製作っぽいなぁ、という感想。クリフハンガーの連続で途中で辞めさせないことがメイン?というような作り。
ドントルックアップが当たったからそれっぽいのもう一本!とマーケティングありきの
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