ハルさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

4.0

色々実体験と重なる部分があり、最後まで没入して鑑賞出来た。
主人公である妻夫木聡の葛藤は痛いほど分かるし、あの状況から前へ進んで行くのは本当に困難で大変な事だからこそ、その勇気に称賛。

当初フラフラ
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ステップ(2020年製作の映画)

4.2

奥さんがなくなった後の父親と一人娘の物語を時系列で描いていく映画。

話の中心には奥さんの親族が深く関わっていて「家族の在り方」を1から考えさせられる作品だった。

また、とにかく各役者がそれそれ抜群
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

白石監督の作品として話題だったので鑑賞。
取り敢えず香取慎吾はハマり役だった。

身長があり、ガタイも良いため動きの一つ一つに迫力がある。ダメ男としての心情を表す数々のシーンでもそのサイズの大きさは印
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.9

話題になっていた二人が出演している作品だけど、普通に映画として面白かった。

特に後半の流れは今まであまり見たことのない不思議な感覚が特徴的な作風。

メインテーマは『人は人のどこに惹かれ、好きになっ
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.0

古い作品のため、きちんと最後まで見た事はなかったが映画館で上映するとの事で鑑賞。

数十年前の作品にも関わらず、全く色褪せておらず今尚ファンが多くいる作品と言う事が良くわかる映画だった。

物語はシン
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

上映館が少ない中でも話題になっていた作品。

その後、各賞を総ナメにしていたが前評判通りの『凄い映画』だった。

監督や役者のインタビューを拝見したところ、制作過程で出演を断われたり相当紆余曲折あった
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パラレルワールド・ラブストーリー(2019年製作の映画)

3.3

評価の低いレビューが多かったがそれほど悪い印象を受けなかった。

玉森裕太と吉岡里帆の魅力は良く出ていたし、少しレトロな雰囲気がミステリー要素を含む作風とマッチしていた。

若干、二時間ドラマの延長の
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劇場(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーや役、役者の演技も凄く良かったのだけど、いちいちナレーションいらなくない?と感じてしまった。
「リバースエッジ」の時もそうだったけど、違和感しかない。
主演の二人の演技だけで十分語れるんだか
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.9

白石監督の作品、且つ佐藤健が出演しているという事で鑑賞。
まず失敗したなと感じたのは配信で鑑賞してしまった点。
これは映画館で観ないと迫力が半減してしまう作品だった。

ストーリーに関してはそこまで複
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(2018年製作の映画)

2.6

セックスと銃と死がテーマの作品であり、終始テーマに沿って話が展開していくが愉しめなかった。

話の流れもありきたりで抑揚もない印象を抱いた。

また、ヒロインは広瀬アリスだと思うのだが、なぜ出演してい
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.7

原作コミックをすべて読了した勢いで鑑賞。
今迄の登場人物全て出してるかの様なオールスター的作品となっていて、お祭りムードが味わえる一方で、その分話が薄い。
一話限りのオリジナルストーリーを総集編として
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.2

評価が高いので鑑賞したら、エネルギーがもの凄い作品だった。主演の二人の覚悟が凄まじいし作品に命を懸けている気概も感じられる。

奇しくも直前に同じ配給会社であるスターサンズの作品、『MOTHER』を観
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

2.2

演技の迫力はあるし、この役柄を長澤まさみが受けた事自体は評価に値するのだろう。ただ、行きずりの男と遊びまくって性に奔放でネグレクト、共依存という設定の『秋子』を表す描写は殆どない。この監督の作品は他に>>続きを読む

東京の恋人(2019年製作の映画)

4.0

久々に映画館で映画を観たく、予備知識無しの状態で鑑賞。
失礼ながらキャストも監督も存じ上げない中での鑑賞となったが、内容は凄く良かった。
知名度は低いかもしれないけどもっとこういう作品が評価されてほし
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

昔の任侠映画の雰囲気を醸し出している作品。

グロいシーンもあるので耐性ない方は気を付けて鑑賞する必要あり。

松坂桃李や真木よう子、役所広司等の一線級が揃っているので、演技、内容ともに現代版のヤクザ
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怒り(2016年製作の映画)

4.2

出演している役者の顔ぶれも豪華だが、社会性を多分に含むテーマなので重厚感が半端じゃない。
内容も深く掘り下げられており、様々な感情を呼び起される作品だった。

特に広瀬すずは圧巻の演技。
キーパーソン
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のみとり侍(2018年製作の映画)

2.8

阿部寛主演ということで鑑賞。
ウ~ン、この役者陣を揃えているのにストーリーが単調なせいか面白みを全く感じなかった。一つ一つのシーンにも特別な印象を抱いた場面もなく淡々と終わってしまった。

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

4.0

流石、ヒットメーカーとして確固たる地位を築いている福田雄一作品と言った印象を受けた。

ストーリーがしっかりある中で随所にコメディが散りばめられており、最後まで楽しく鑑賞出来る。

そして、何と言って
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秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

1.5

原作未読でNetflixにて鑑賞。
感想としては、中だるみし過ぎてよく分からないし豪華キャストの無駄遣い感が凄かった分、久々に時間を無駄にしてしまった感が強かった。
尚、無意味なグロいだけの映像も多い
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先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

3.5

三木監督の作品をいくつか鑑賞していたので、そういえば主演二人のネームバリューで話題となった『先生』を見ていなかったなと思いたち、観ることに。

結論から言うと、良い意味で生田斗真のカッコ良さ、優しさが
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恋妻家宮本(2017年製作の映画)

2.5

ウーンなんかいまいち楽しめなかった。阿部寛☓天海祐希の時点で期待値を上げて鑑賞してしまったのだが登場人物に共感できるとこが少なく、個人的にはミスキャストのように思えてしまった。この作品ならこの二人でや>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

原作小説ードラマー映画と続いてきた東野圭吾の人気シリーズ。
それでいて、新参者加賀恭一郎/阿部寛の代表作とも言える一作。

本格的なミステリーの中に重なり合う人々の人情が色濃く描写されており、それぞれ
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.6

阿部寛がはまり役の銭湯映画。特殊メイク無しでこの原作の主人公をやれるのは阿部寛しかいない!上戸彩も作品に良いアクセントを加えており、素直に楽しめる、痛快なエンターテイメント作品となっている。

昼顔(2017年製作の映画)

3.0

期待していたはずのモノと悪い意味で別方向に進んでいった映画。
ドラマ版はそれなりに楽しんでみていたけど…

ドラマ時の規制が外れて上戸彩と斎藤工の関係性や描写も大胆な展開に持って行くのかと思いきや、怪
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.6

内容がグロくキツイ。
国内でここ迄やっている作品は珍しいレベルの挑戦的なストーリー。
リアルに形作られた死体の描写などは直視するのがハードで、食事中に見てはいけないなと思った。

また、それだけではな
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ビリギャル(2015年製作の映画)

4.0

成績最下位の生徒が、慶應義塾大学に入学するまでの実話を映画化した作品。
とにかく、有村架純が抜群に可愛く苦手な勉強に奮闘するヤンチャな女の子を熱演。
彼女はこの作品や“ひよっこ”を機に大きく羽ばたいて
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日日是好日(2018年製作の映画)

2.8

美しい所作や何気ない日常の空気感を味わう映画なのだろうが、かなり退屈に感じてしまった。評価が高かったので、期待して鑑賞したのだが、茶道に興味がなくキャストのファンでも無ければ飽きてしまう。

特に何も
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キングダム(2019年製作の映画)

3.9

原作未読のまま鑑賞。
評判通り圧倒的なクオリティーの作品であり、映画としても良くできている。

続編も決まったが初めからそこを意識して制作されている気概を感じられた。
主要キャストもさる事ながら、サブ
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

2.6

Netflixで鑑賞。本作はミステリー・サスペンスの位置づけだとは思うが、どちらにしても弱い印象を抱いた。主演の岩田だけではなく各キャストそれぞれ演技の質は高いのだが、脚本の問題だろうか、内容自体もイ>>続きを読む

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.8

主演に若手ナンバーワンの広瀬すずを迎え、チアリーディング部が全米で優勝するまでを描いた、実話を基にしたエンターテイメント。

他のキャストも人気モデルであったり、活躍中の俳優ばかりで映像としては華やか
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

優しさに満ち溢れている映画。
年齢差のある部下と上司が様々な経験をして、互いにリスペクトを抱く過程がユーモアかつハートフルに描かれている。
ビジネスを絡ませつつ、リレーションシップを描く映画の真骨頂的
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二重生活(2016年製作の映画)

3.6

この映画の持つ雰囲気がとても良い。日常生活の中の非日常を尾行という行動用いて描く作品。

エンディングへと向かうに連れ、少し間延びしている様にも感じられたが、今の日本映画に足りていない系統の映画となっ
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

生田斗真演じる主人公が殺された恋人の仇を取るため犯罪組織に潜入していく物語をメインにしつつ、殺し屋の山田涼介と自殺屋の浅野忠信の話も同時に進行していく。生田斗真と二宮和也はジャニーズの中では作品を選ば>>続きを読む

愛唄 ―約束のナクヒト―(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

死を迎える事を宣告された主人公が死ぬまでにやりたい事を行っていく物語。最終的に好きな人を見つけ、横浜流星が清原果耶演じるヒロインと恋愛をしていくまでは良かったのだが、若干ストーカーみたくなっていったの>>続きを読む

潔く柔く(2013年製作の映画)

3.3

その後各自が主演級となる(長澤まさみは別)キャストが揃っている恋愛映画。話の内容もシンプルでわかり易く王道のラブストーリーといった印象。過去を抱え苦悩しながらも前に進んでいく主人公を長澤まさみが演じて>>続きを読む

グッドモーニングショー(2016年製作の映画)

2.9

告知とキャストを観てかなり期待して鑑賞したのだが、見事に裏切られた感じで単純につまらなかった。展開的にもありきたりで2時間ドラマの延長といった感じ。このキャストを揃えて、この出来は脚本が元々イマイチだ>>続きを読む