小梅さんの映画レビュー・感想・評価

小梅

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愚行録(2017年製作の映画)

4.0

終盤の畳みかけるような展開が衝撃的すぎる…。

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

モノクロの画面は、どこを切り取っても切なく優しく美しかった。

おもかげ(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

静かに淡々と破滅していくのかと思いましたが、最後憑き物が落ちたような表情を見せた主人公に、ああ長いトンネルを抜けたのだと、ちゃんと別れる、ちゃんと失うことができたのだと。
10年もの間、生と死のあわい
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.2

脳性麻痺の女の子の、出会いと冒険と自立の物語。始まりは歌舞伎町。新宿の街がまるでワンダーランドのように美しい。色々な出会いを経て元の場所に戻った彼女は、初めに比べてずっとチャーミングで自信に満ちた笑顔>>続きを読む

ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

4.0

恋をして失って、窮屈な環境に打ちのめされて、傷ついた主人公が踊る最後のダンスは、妖艶で鬼気迫るものがあった。
元彼女と一緒に心の中で拍手していた。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

戦争映画なのにスタイリッシュでコミカルで色彩が物凄く綺麗。お洒落でチャーミングなお母さんと、クールで熱いキャプテンKが最高だった。

私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

3.5

ジュリエット・ビノシュくらい魅力的なら、若い女性と偽らなくても、そのままでいけるでしょうに。ほら、結局なびいたじゃない…と思ったら、最後に彼女のトラウマが明かされ、ああそうだったのねと納得。それにして>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

濃い。濃すぎて観終わった時にどっと疲れた。ブラックコメディかと思いきや、どんどんバイオレンスな展開に。この映画は韓国人にとって、どこまでがリアルなんだろうか?

家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

これからもっと悲惨な方向に進んでいくのを示唆するような唐突な終わり方。ある意味、バッドエンドより救いのない映画で、だからこそ、監督の強いメッセージを感じた。

盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.8

インド映画だから、最終的にはうまく大円団かと思いきや、人がバンバン死んで、最後の最後まで騙し合い。思ったよりずっとブラックでした。結構、自国について自虐的でアンモラルな内容なのに、コミカルで笑える。脚>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.9

母と娘って親子関係の中では、一番やっかいなんじゃないだろうか。娘は母親を結構シビアに見ていて、そのくせ逃げられない、突き放せない。
女性の監督が撮ったらもっとやりきれない話になるのかもしれませんが、思
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

-

サングリア以降、カオスになってからはトリップ疑似体験を楽しめたのだけど、段々酩酊状態にも慣れやや退屈してしまった。ただ、この映画は観る人との相性があると思うので、星は付けません。
それにしても、ダンサ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

グロテスクで残酷で、そして胸がヒリヒリするほどの映像美。体をくゆらせて踊るシーンは悪夢を見ているようでした。

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.0

陰鬱な雰囲気の中、淡々と話が進むので、盛り上がりに欠けた感が…。かなりエグい映画と覚悟して挑んだので、やや期待外れでした。

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.3

ハッピーエンドにはならないだろうと思いながらも、2人の幸せをずっと願いながら観ていました。ずっとメイドの立場を保ち続けたラトナの、最後に発した言葉に心が震えました。
インド映画にしては地味だけど、しば
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.9

「ライオン」のデヴ・パテル出演ということで、軽い気持ちで観に行ったら、初めから終わりまでヘビーな話で、どっと疲れが…。
とにかく人がバタバタ殺される。犯人たちの心を占めるのは、強い信仰心と家族への愛な
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よこがお(2019年製作の映画)

4.0

話が進むにしたがって増していく、筒井さんのエロスと狂気。救いのない結末なのに、筒井さんの妖艶さばかりが印象に残る。
次回作も、ぜひ筒井さんでバッドエンドの作品を撮ってください。

シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

3.7

アーミル・カーン目当てで観賞。主人公のサクセスストーリーを支える同級生の男の子や弟が、けなげで可愛い。
そして、中盤からピチピチTシャツのアーミル・カーン登場。今回のラテン系セクシー・カーンも最高!エ
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.2

延々と過酷な状況が続き、胸が苦しくなる。最後、公に「存在する」ことになった時の笑顔にやっと救われた。
とはいえ、これは氷山の一角で、大勢の子供たちが声をあげられずにいるのだろう。
おかれた状況で、子供
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

4.0

今回はイランじゃなくてスペインで、しかも大物俳優起用とあって、今までと違う作風になるかと思いきや、とある出来事から人間関係がどんどんほころんでいく様子は、安定のファルハディ作品でした。
段々と人間関係
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希望の灯り(2018年製作の映画)

4.0

そこで働く人は多分みんな様々な喪失感を抱えていて、だからこそその空間は、優しく心地良いテーマパークのようだった。
主人公を取り巻く人々の適度な距離感が良い。純朴でちょっと意志が弱くて、結構世間知らずな
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

モノクロで淡々と綴られる映像の中に、日常を脅かすドラマが挟まれる。どこに流れていくのかわからないストーリーに、眠くなるかと思いきや、最後のほうはあと1時間位はこの家族の話と付き合えるんじゃないかと思っ>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.0

歌とダンスのてんこ盛り、愛と笑いと涙、全てが過剰で、やっぱりインド映画はこうじゃなきゃね、と大満足でした。
途中、記者のお兄さんが加わり3人になってからの道中が、移り変わる景色も含めて楽しめました。
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半世界(2018年製作の映画)

3.0

前知識なく、寡黙な吾郎ちゃんが炭を焼きながら、幼なじみ達と静かな時を過ごす映画だと思って観たら違った。そのせいか3人それぞれのエピソードと、シリアス時々コミカルな展開が自分の中でうまく一体にならず、ち>>続きを読む

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