はるさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

はる

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ほつれる(2023年製作の映画)

4.0

特に何が起きるわけでもないんだけど見入ってしまった。
メ~テレちょいちょいレベルの高い邦画出してくるんだけどなんなんだ…。

主人公の夫が存在感が希薄で、めっちゃモブ感強くてちょっと感動してしまった。
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

4.0

ウーン!上手い!そんな感じの映画だった。音楽もほとんど掛からなくていい感じ。
「そうはならんやろ」という展開がちょこちょこあったけど、提示される画や控えめな演出がよくて好きだった。読み解けないところが
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復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.5

なんか「手紙は憶えている」に似たあらすじだなあと思っていたら、リメイクだったのね。ただ、元ネタの映画を原案としてかなりアレンジされているなあという感じで、全くテイストの違う映画になっているのが韓国映画>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

3.0

どこまで事実に沿っているのかは分からないが、テーマである関東大震災よりも、その前段の、村人たちの人間模様に尺が取られていて、事件に至った背景や、村人たちの行動原理が分かりやすくはある。
讃岐からやって
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春に散る(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ボクシングのことはよう分からんのだが、どのボクシング映画を見ても、大抵命とか、体の機能の一部を掛けてまで試合やるみたいな展開になりがちで、実際そんなもんなんだろうか…と辛い気持ちになってしまった。
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地球防衛軍(1957年製作の映画)

3.0

正直あまり好きな映画ではなかった。しかし後で調べて戦後十年ちょっとで作られている映画ということを知ったときはかなりびっくりした。この頃のハリウッドとか特撮のレベルが分からないのでなんとも言えないが…。>>続きを読む

もしかしたら私たちは別れたかもしれない(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルから想像した話と若干違ってて「思いっきり明確に別れとるやんけ!」となってしまった。お互い忙しくて自然消滅してしまうカップルの話なのかと勝手に思ってたのに全然違った…。

アヨンがジュノを好きに
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.0

貝が靴を履いて人間の言葉をしゃべってることとか、目玉がぎょろっと覗いている強烈なビジュアルとかで「!?」となったものの、舌足らずにしゃべる声や動きを見ていると「可愛い……」になってしまった。
実写とス
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.5

「童夢」は読んだことない状態で鑑賞。「AKIRA」とジョシュ・トランクの「クロニクル」が好きなのでこの映画も好きだった。
子どもや動物がひどい目に遭うシーンがあり、まあまあ残酷なのでそういうのが苦手な
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あらためて、フィクションは祈りなのだなと思った。兵も見捨てた王の側に寄り添って、最後を遂げた姫。その死の美しさ。本当かどうかは大事ではなく、ただそこには「そうであってほしい」という祈りだけがあるのでは>>続きを読む

映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン(2023年製作の映画)

3.0

ラクレス推しなので一秒も出てこないラクレスのことをずっと考えながら見てしまった。彼が戴冠したときも、ライオニールと対面したのだろうかとか、これまでのチキューの歴史について聞いたのだろうかとか…。

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バックドラフト(1991年製作の映画)

2.5

USJのアトラクションでしか「バックドラフト」を知らなくて、ずっと「午前十時の映画祭とかでやってくれないかな~」と思っていたので鑑賞。消防士版トップガンみたいな映画を想像していたら、兄弟の確執がメイン>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「宮崎駿に説教されたくねー」という理由で見るつもりがなかったのですが、どうやら説教ではなく、純然たる児童文学的作品らしい、と聞いて鑑賞。確かにそんな感じでした。
ストーリーラインは宮崎駿なんですが、絵
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.0

続編がある(いいところで終わる)という前情報もなく観に行ったので終盤「え、これ終わる?間に合います?」とか思ってしまった。続きを見ないとなんとも言えない…。

ミゲル・オハラがセクシーすぎてドギマギし
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

2.5

最初のクレジットと数分を見て「ドロステのはてで僕ら」と同じ感じの映画だと気付き「これは合わないかも…」と予感していたらその予想が当たってしまった。
「ドロステのはてで僕ら」は家で見て、途中で寝落ちして
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怪物(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

カンヌで賞を獲ったとき「LGBTQに特化した作品ではない」というコメントが出て、批判が飛び交っていた。映画を見ていない段階では何とも、と思っていたが、映画を見て批判が正しいと思った。湊と依里が味わう苦>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.0

育児は担いたくないけど我が子の柔い記憶には残りたい、という親のエゴを満たしてくれる映画って感じで好きになれませんでした。

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

びっくりするほど何も覚えてない状態で鑑賞。
前作のドラゴ父子の関係性とかが好きだったこともあり、ドラゴがあんな風に退場(?)してしまったことに「エ~ッ!」と思ってたら最後に「あんたは悪くない」とクリー
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オリジナル版を鑑賞済みの状態で見ました。
最新の予告を見たときに「あ、これは日本版オリジナルの展開がありそうだな」と思ってましたが、単なるコピーになっていないリメイクで大変よかったです。地獄みてーな結
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

若き日の露伴を見て「これが””アレ””になるんかい…」と時の残酷さを思いましたね。ヘブンズドアーを使いかけて止めるシークエンスが好き。

個人的には露伴先生がひでー目に遭いつつも高笑いして勝利収める系
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっと「この映画は何を言いたいんだ?」と思ってしまった。最後まで見終わって「キャンセル・カルチャーはよくない!ってことを言いたいのか…?」と思った。これは私がターの言動にパワハラとかセクハラを感じなか>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.5

藤井監督…こういう展開好きですよね…となった。
邯鄲を引用してくる時点で絶対主人公は幸せになれないことは確定してたけど、ここまでやる!?という気持ちになった。私は主人公の母親のメンタルが心配だよ…。
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.5

ロシアがウクライナを侵攻したとき、侵攻に至った背景として「他国からリスペクトされていないと感じており、その自尊心を満たしたいから」というような指摘があった。この映画で娼婦を殺す男も、行動原理の根幹は一>>続きを読む

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.5

津田健次郎のウルフから好みの気配を感じたので観たのですが…めちゃくちゃ面白かったです。

絵具で描いたような質感の絵も好きだったし、いろんな民話の要素の抽出の仕方とか組み合わせも上手いし、カットも逐一
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.0

30年前の作品にも関わらず、恐竜のシーンは普通に違和感なく観れて感動してしまった。
間断なくトラブルが起きまくって、ずっとドキドキしっぱなしだった。あわよくば続編を作ります!と言わんばかりの展開にもニ
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.5

面白かったけど、Rotten Tomatoesにおける高評価ぶりがちょっと分からない。そんな…そんなです…?観客はともかく批評家もべた褒めってのが「そんなになんだ…?」になってしまう。私に審美眼がない>>続きを読む

映画 ネメシス 黄金螺旋の謎(2023年製作の映画)

3.0

ドラマ版から映画監督を投入した甲斐があったねえ…と後方壁際関係者面して観てしまった。

話が大分壮大というか、「そんなんあり!?」になってて正直残念でした。トリックとかがちゃんとあるドラマ版の方が面白
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

「新海誠のこと気持ち悪いと思ってる人でも大丈夫!」みたいな評を聞き、ちょっと気にはなっていたのでサービスデーで鑑賞。個人的にはいつもの新海監督だなという感じでした。男女の間に存在する感情は恋愛感情のみ>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.5

謹慎中ということもあり、殺し屋の日常を見ているというより、女の子二人の日常を見せられている感が強くなってて正直物足りなさを覚えてしまった…。私は前作の方が好きです。

しかし「花束みたいな恋をした」を
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赦し(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

赦す、とはなんだろうとぼんやり思った。赦さなきゃいけないんだろうか、とか。
身も心もずたぼろに傷つけられて、怒りのままに殺人を犯してしまった彼女の気持ちも、娘を殺されてしまった両親の怒りや虚しさも分か
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今年のドラえもん映画は出来がいい、とてもどう家と同じ脚本家が書いたとは思えん、という褒めてんだかけなしてんだか、みたいな評を聞いて観に行きました。思ったよりバチバチの脚本と演出で、いい意味でゾッとしま>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.0

ニコラス・ケイジを本人役で起用した上でのストーリー展開はなかなかの発想、というかニコラス・ケイジよく許すな…という感じで面白かったのですが、それ以上がなかったので残念ではありました。映画のスクリーンで>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.5

「シン・ゴジラ」も「シン・ウルトラマン」も好きではないのですが、「こういうアプローチするんだ」「こういう解釈なんだ」「この画は格好いいな」とピンポイントで驚いたり、いいなと思うところがあって、さすがだ>>続きを読む

死体の人(2022年製作の映画)

4.0

吉田が愛すべき人、という感じでとても好きだった。

それにしてもバンドマンに対するイメージよ~笑
実際どうなのか知らないけど、売れないバンドマンはこんな感じだったりするのかな…。「真面目にやってるやつ
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オマージュ(2021年製作の映画)

3.0

売れない女性映画監督の話、とだけインプットした状態で観たのですが、思ってたのとちょっと違ったな…。
でも興味深かったです。隣人の女性の扱いに希望を見ました。