ちんねんさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ちんねん

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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

この映画に「中庸」はない。
全てが極端だ。
それは暴力であり、破壊であり、肉塊である。

一番好きなシーンは、一番はじめに妙子が乱暴に冷凍食品を買い物カゴに放り込み、乱暴にレンチンしたあり合わせの食事
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undo(1994年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

短い映画。
(自分の悩みを・自分を)理解してもらいたい、
(自分に)かまってほしい、縛ってほしい。

それは理解されない、
縛られない=解けている、
の裏返し。

「ちゃんと縛って」
いくら縛っても、
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最近慢性エログロ中毒で、キム・ギドクやら園子温やらを好んで見てたが、
そのノリでギャスパー・ノエのCLIMAXを見た。
もうとにかく「眩暈」。
グルングルン回るカメラワークで超長回し、
脳髄をずしずし
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.3

主役のオダギリジョーは、多動で分裂症的で、もう次に何してるかわからないのが見ててソワソワする。
こちらは非社会性というか、シンプルに病気っぽい。
だからか、成長の過程も、割とわかりやすかったりする。
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僕たちは世界を変えることができない(2007年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

飛ばし飛ばし見ていった。
「カンボジアに学校建てる」って聞くと少しにやけてしまいそうになるが、
登場人物らは2005年、今あるようなカンボジア学校系サークルの先駆けだ。
良心が彷徨っている中、「たまた
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ヒミズ(2011年製作の映画)

3.9

震災のモチーフの取りれ方はちょっと荒かったけれど、
実存の絶望一般に置き換えて十分見れる。
総じて、「絶望」の描き方が好き。
どんな感じかっていうと、モーツァルトのレクイエムみたいな、描き方。


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