じーふいさんの映画レビュー・感想・評価

じーふい

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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

基本的には親離れと家族愛の話で、王道のハリウッド映画何だけれども、障害がやはり中心的なテーマだった。

聾者同士は手話という共通言語でコミュニケーションがとれていて、社会生活も普通に送れている。健常者
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.5

スポ根て楽しくて面白いんだなと再認識させられました。

親との和解、
トラウマの克服、
ドラマチックではあるけれども、オーバー過ぎず共感できる塩梅に感じられました。

レース全く知らないけど、普通に緊
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

鳥がキモすぎるのと、眞人の声が大人過ぎて違和感。

千と千尋でいいじゃんと言うのが感想。

かーちゃんとさよならするシーンはうるっときちゃいましたね。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

一応日本が舞台ということになっているが、冒頭の東京駅のシーンで"Japan"が舞台になっている映画だと日本の観客はお察しする。
一言でいうとバカ映画。
次々と殺し屋が出てきて、物語を引っ掻き回していき
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

トム・クルーズはやはりスーパースターだと思わせる教科書通りのハリウッド映画。
空母と戦闘機がダイナミックに動き回って楽しい。
ドッグファイトが見どころになるが、人間ドラマ要素も退屈さを感じない。
若い
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.0

猫の俊敏さがアニメで見事に表現されている。疾走感のある映画。
シャオヘイがムゲンと旅をすることによって成長し、二人の信頼関係が深まっていく様子が細かく描写されていく。
ギャグは一昔前で、けれん味たっぷ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

住み慣れた町が危険な場所になっていき、去らざるを得なくなった人の映画。「合理的」に考えれば、暴動が起こっている町に住み続ける必要はなく、新天地で暮らす方が幸せである。人間の不合理な部分、故郷に対する想>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.5

風間くんはできる子である。
できる子は孤独だ。
できる子にやりがちな失敗は、他の子も当然できるものだと考えてしまうことだ。
できる子は自分ができる子だという自意識が生まれ、周りをできる子で固めようとす
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.5

バットマンとは何か。本作では復讐と説明される。しかし、誰の何に対する復讐を実行しているのかは、説明されない。

復讐は正義なのか。そもそも正義とはなにか。自分の復讐は正義で、敵の復讐は悪なのか。これら
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.5

ゲームファンの友人と視聴
マゼランの残した財宝を探すトレジャーハンターモノなんだけど、マゼランが馴染みが薄くとっつきづらい。
観客に一切考えさせる気のないパズルを黙々と解いていくのは不思議な気分になっ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

悲しみから立ち直っていく映画でここまで心に染み渡ったものはない。
私小説を視覚的に表現するとこうなるのかと感動。
悲しみは誰かと比べるものではなく癒され、向き合うべきものだという力強いメッセージを受け
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

5.0

WWⅠをテーマにキングスマンの設立の経緯を描いた傑作!
まず、ラスプーチンが激似!かなり魅力的に描かれている。
その後もテンポ良く、話は進行していき、飽きさせない構成。
敵方や戦争の描写は相当力が入っ
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

5.0

鉄の暴風、勤皇隊、ひめゆり、集団自決、特攻、火炎放射、、、
沖縄戦の凄惨な歴史は断片的に知っているが、線としてどのようなことが起きたのかを掴むことができる。仲代達矢演じる主人公八原博通は実在の将校で後
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

4.0

人型の農業ロボットが田植えをしていることで、世界観をはじめに提示してくれているのでこの後の展開にも筋が通っていると思う。純粋なものの危うさ清さが分かる。
素晴らしかった。しかし、ミュージカルということ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

SFの古典的名作で、サンドワームが出てくるという情報しか知らなかったが、スケールがデカい。
大航海時代で、救世主伝説をやっているので西洋人にはとっつきやすいが、日本人にはどこまで受けるかといったところ
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

震災直後から、被災者の礼儀正しさは世界でも話題になった。大震災が起こっても、略奪や暴動がない、配給物資に並んで待っているという様々な被災者アゲ日本アゲなニュースが続いていたのを記憶している。『辛くても>>続きを読む

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

2.0

日本人の原爆研究者という興味深いテーマを扱っているにも関わらず、退屈な映画。
突然人物たちが持論を述べ始める世界観で、議論になっておらず、兵器研究者としての葛藤を描きたかったのだとは思うが、十分とはい
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劇場版 Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産(2021年製作の映画)

5.0

勢力が更に増え、思い思い勝手なことをするものだが、主人公(ベルリとアイーダ)たちメガファウナの動きを追っていれば迷子にはならない。
細かい台詞回しなど富野節だなぁとしみじみ感じる。このまま完結まで突っ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.5

怪獣プロレスど真ん中
今の今までこれが見たくて我慢していた。
トンデモ設定に全力投球。プロレスの本場アメリカで作られたダイナミックな画作り。どこを切り取ってもゴジラだ。
凶器攻撃やツープラトンなどはま
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

4.0

バトルものというよりもロードムービー、ロードムービーというよりも監獄もの映画。ミュウツーの逆襲とグリーンマイルの中間のようなもの。
一切の笑いや色気がなく、 ヒューマニズムを徹底的に排除している。生と
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.5

そもそも、主役声優の理不尽な交代というケチがついている本作。そのケチを跳ね返すだけの魅力があったとは言い難い。
MS戦とギギが絡むシーンは見ごたえはあったが、その他のシーンは平凡なロボアニメと変わらな
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シドニアの騎士 あいつむぐほし(2021年製作の映画)

5.0

現状のアニメにおける最高峰の宇宙戦描写。ストーリーの構成が素晴らしく一本の映画としても楽しめる。固有名詞が沢山出てきて混乱するが、そういうギャグだと思えば楽しめる。重力子放射線射出装置については狙って>>続きを読む

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

4.0

人間生きていれば、全てを捨てて逃げ去りたいこともあるだろう。本作は全てを捨てて逃げ去った人の物語である。

主人公のだらしのなさ、ピントのズレた気遣いや、見当違いの期待が悲しくも、共感できる部分がある
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

タイムトラベルものにベクトルを加えた意欲的な作品。

時間停止系の作品はもはや陳腐化してしまったが、そこに動きが加わることでここまで目新しいものになるのかと感心した。
アクションの面白さと、台詞のカッ
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

予習時間20分で観に行った者の感想

事件後の京アニ作品なので、ある種義務感を持って観に行った。

YouTubeにあげられている『5分で分かる〜』シリーズを視聴し予習をした時点では、そこまで期待はで
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.0

映像については申し分ない。今出来る最高の技術でポケモン世界を実写化できていた。 

アバターやターミネーター等のパロディもストーリー上必要だとは思えず、不自然なものが多かったが、許容範囲にある。

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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

5.0

金曜ロードショーの視聴者投票で放映されたということで、多様性、分断が叫ばれる現代においても愛されているのだろう。特に最近のCOVID-19を巡る自粛要請により、自宅にいることが多くなったことに、修道院>>続きを読む

劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター(2019年製作の映画)

5.0

富野由悠季の遺作になると思って試聴し続けたTVシリーズのGのレコンギスタ(以下「Gレコ」)。その結果はお世辞にも成功とは言い難いものだった。難解なストーリー、主人公たちの魅力の無さ、それは散々な言われ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

劇中劇でも言い訳があったようにこの映画は、実際の事件を取り扱ったり、茶化したりするものではなく、ましてや犯人を擁護するものでもないが、日本人の誰もが答えることができなかった「やまゆり」に対する1つの答>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.5

監督の君の名は。にブチ切れた者にこそ観てほしいとインタビューで語っており、まさにその言葉通りの仕上がり。

細かいツッコミどころはむしろ増えたが、君の名は。に怒りを覚えた者に対する答えと癒やしがこの映
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ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

旧作を忠実に3DCGにしており、安心してみることができた。
3DCGといっても、リアル志向になり過ぎずに、2Dアニメ調の仕上がりで気持ち悪さはなかった。
人間が創り出してしまったものが人間に復讐すると
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ズートピア(2016年製作の映画)

3.5

人種問題を動物要素で緩和しながらも真正面から向き合った作品。
寓話的で説教臭さは感じるが、コメディ満載で、子供こそ楽しめる作品に仕上がっている。逆にモノを考える大人にとっては、作品で取り扱われる人種問
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機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ屈指の名作Zガンダムその劇場3部作の1作目。
TVシリーズが85年、本作が05年ということで、キレイな映像を期待されたが、なんと、新旧カットがごちゃまぜになっている。噂では聞いていたが、違和感
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アラジン(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

名作アラジンの実写リメイク
ギャグよし、歌よし、ダンスよし、そこにちょいと社会的なメッセージが忍ばせてあるというリメイク作品のお手本のような完璧なバランス。
どのシーンを切り取っても、一流なのだが、中
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

アベマで久々に視聴。
公開当時のことを思い出すと、昭和ブームの最中で、なんとなく「昭和ってヨカッタよね」みたいな雰囲気があったと記憶していて、じゃあ今は不幸なのかとぼんやりとこの雰囲気に不満を持ってい
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