spetsnazさんの映画レビュー・感想・評価

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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人格を散りばめる、ある種の構成された支離滅裂さ、素晴らしかった。

豚や犬や地下室、ころころ変わる肩書き、アイスクリーム屋の店員、高校、すべて現実の主人公を想起させるもので、人物描写素晴らしいだけに、
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

3.7

シネマート新宿にて。
アングラ辞書編纂モノは緊張からのカタルシスつくりやすいから観てて安心できる。
Persian Lessons と比較すると、わかりやすさのためのBGM多用がちょっと気になった…個
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はちどり(2018年製作の映画)

3.9

TOHO日比谷にて、日中の空いてる時間帯に観た。
キム・ボラ監督これが長編映画一本目らしい。
脚本と演出素晴らしく、主題に対してまったく無駄のない映画だった。
90年代韓国の空気感を、舞台や撮影などさ
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ニーナ・ウー(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

フィルメックスにて1本目。
自分にとっては凡作だった。
脚本はMe Tooや同性愛に取材しているだけでメッセージ性に乏しいし、キャラクターの掘り下げも中途半端。

悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2019/10/30@TIFF

ONLY THE ANIMALSという原題について。
動物は人間に無条件の愛を注ぐもの。
動物から見た、捨てられた感情のこと?をONLY THE ANIMALSという
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マニャニータ(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

2019/10/29@TIFF

フィリピンらしい歌と、強烈な長回しと、強い主題が印象的な作品だった。

選曲は、警察が実際に歌っていたものである。
歌合戦やってるうちに部族間の憎しみがなくなるという
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ネヴィア(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

2019/10/29@TIFF

幼少期、自分自身がコンテナ生活をしていたという80年代のナポリを舞台に、女性のスティグマにまみれた現実からいかに抜け出そうとしたかを描いた監督の処女作であり自伝的作品
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

常に揺れるカメラ、超クローズアップ、繰り返される斜めにショット、スーパーマーケット。

人間と人間ならざる者の間で、周囲との関係の変化の中で、異質の意味合いが変わってくる。

最初と最後のフェリーのく
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.9

‪おつとめ果たした当事者たちを役者に起用して、整合性ない記憶もそのまま語らせるのすごく良い。バリコもうちょいたくさん出てきてほしかった‬。あとでオーディオコメンタリーも見よ

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