くまくまさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

くまくま

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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

4.4

ごちゃごちゃ書こうと思ったけど無理や…単純によかった…涙ぐむシーンが多すぎる…社会人は共感不可避、そして、かつての愛車が登場して涙ぐみ、爺ちゃんの言葉で完全に泣いてしまった🥲
キャンプを通して自分や孤
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

重い映画ばかり見てたから癒された…
ほんの少しばかりの暗さが、少女たちの透明感を引き立てる。そして、ナチュラルな生活感や恋愛模様が少女たちに親近感を与える。
それらを当たり前のようにして描いちゃうから
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.5

このタイミングでリメイクするか…!ってなった人が多いよねwww調べると3回目らしい、1番最初の30年代に公開されたやつ、めっちゃ好きなんです。この年代でこのクオリティかよ!って言えるくらい作り込まれて>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.2

結構レビューするの難しいけれど、映画として観るなら比較的よくできた作品であるのは間違いないと思う。純粋に映画として観れば滑らかな展開や、ひとつまみ程度のラブシーンに対して別に何も思う事はないはず…だけ>>続きを読む

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

2.6

崩れる団地をパルクールのように登っていくところや、他の流されている建物に飛び移る際のアクションシーンは結構好き。後歴史的建造物には成り得ない人工物…めっちゃかっこよく言い換えたけど、団地とか謎の塔とか>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.4

岩井俊二は制服の少女を撮らせると、本当に透明で透き通るような映像で仕上げてくるので、誰の心にもあるノスタルジックな記憶にシンクロしていくのかもしれない。
ラブレターとラストレターは誰にでも勧められる岩
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

多くの方が述べているように、柳楽優弥の演技力がとにかくすごい。個人的には似ている場面と似ていない場面が交互に来ていた感じがしたが、似ている場面の再現度は本当に一瞬だけビクッとなってしまった…(現役をテ>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.0

もはや生きる伝説のようになったクリントイーストウッド、90歳になっても引退という2文字が浮かばないのかと思うほどバリバリ現役。90歳まで仕事しようと思う?わしは思わないよ…しかも、ただ座っているだけと>>続きを読む

ウォーターメロン(2004年製作の映画)

1.0

エロとシュールを組み合わせると、二、三個くらい心に染みるエッセンスが抽出できる。巨乳じゃない巨乳設定の女の子、飛行機に対する哲学的な問い、「タケコプター」をこんな暴力的な使い方をする作品は、これ以外多>>続きを読む

アテナ(2022年製作の映画)

3.8

冒頭11分の長回しだけでグッと引き込まれる。フランス映画といえば、おしゃれで難解なスマートな作品であるイメージを持っているが、冒頭でそれらは完全に破壊されて革命の世界が展開されていく。
前半部分は主に
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愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

3.0

内容からこの邦題を付けようと思うセンスがものすごい…話自体は単調だし、正直に言うとこの上映時間必要あるのかとは思うけど、飛行機でアフリカの空を飛ぶシーンはめちゃくちゃ突き抜ける感じがあって良い!一度し>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.6

理不尽な目に遭いながら間違えて持って帰ってしまった友達のノートを返す少年の話。話の通じない母や、躾と称しながら意地悪なことをするおじいちゃんなどと対峙しながらも、純粋に友達を助けたい思いで走る少年がめ>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

3.0

自らの死を監修するならどうするか。華やかで壮大にとまでは言わないが、一人ぼっちで暗い穴の中へ沈んでいくのは寂しいという気持ちは多くの人も持ち合わせていると思う。
ポケットにナイフを忍ばせたように、命を
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劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス(2002年製作の映画)

3.5

久しぶりに見直すと以下の点に気づいた。
・本編めっちゃ短い
実は1時間15分しか上映時間がないのでめちゃくちゃ短い。幼少期の頃は長く感じたんだけどな…
・水の色がめちゃくちゃ汚い
頭の中では透き通る水
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EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2021年製作の映画)

1.1

開幕から設定説明を滝水のようにビシャビシャと浴びせられる情報過多オープニング!出オチのように殺される無能感がすごいデューイと地元のマイルドヤンキーみたいになってしまった影の薄いホランド!毎度おなじみ消>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

2.5

設定はめちゃくちゃ面白いし、中盤まではグイグイと引き込まれる。人間社会の様々な問題がモチーフとなっているので、いくつか心に引っかかる部分や反論したくなる場面はあると思う。もう少し終わり方が良ければ…

チルソクの夏(2003年製作の映画)

3.5

現代パートがセピア色で過去パートがカラーになっているのがちょっと面白い。本筋は定番の流れだが、2人がお互いを知るために日本語、英語、ハングルを混ぜながら必死に思っていることを伝えようとする場面がとても>>続きを読む

風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.0

抑揚はなく淡々と進んでいく物語と色味の少ない広大な土地を映す作品。死という壮大な美しさを貪る為に張り込む主人公が、日常を生きる人々が生み出す空気感の素朴な美しさに気づいていくことなのかな?解釈は人それ>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

団地の再現率が本当にエグい。タコの遊具に謎のシンボル的な鉄塔、汚れの溜まったオーブンに黒ずみが浮く狭いお風呂など、時代に取り残された生活感の描写力は恐ろしいほど高い。そこに樹木希林を当てはめるともはや>>続きを読む

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.0

賛否はかなりあると思うけど、映画としては軽くも重くもなくバランスがちょうど良かった。大泉洋から放たれる台詞は臭みを持たない純粋な言葉として聞くことができる為、心に釘が引っかかる場面がいくつかあった。現>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

3.3

血筋や遺伝など見えるものか、絆や思い出など見えないものが家族という形を作り上げるのか、誰にも結論が出せないテーマを映画にした作品。他にも裕福か貧困かなどの様々な二項対立が描かれているので、色々と考えさ>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.5

無邪気な声が響き活気付く街を野良猫の様に徘徊する昼のパートと、息苦しく行き場を無くした様な閉塞感が漂うグリーンに覆われた夜のパート、それらが交互に重なって季節を巡っていき徐々に胸を締め付けてくる。静か>>続きを読む

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1975年製作の映画)

3.0

乱雑で汚くて美しい。特に木の実を啄むような優しすぎるキスシーンはめちゃくちゃ好み。全体的にオールドレンズ特有の淡い緑が強調された絵が多くて良い。また、個性的すぎるキャラやブッサイクな犬もすごい良かった>>続きを読む

グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.5

名作なんでとりあえず観なくては…という気持ちで視聴。奇跡がもたらす幸福と残酷さを綺麗なバランスで描いていると感じた。ジョンが持つ不思議な力やパーシーの奇行に目を向けがちだが、何気ない日常に潜む優しさが>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.1

予測不能な展開が続き、過度な緊張感とネタバレとの戦いに苦しめられることが多いフェーズ4の中でようやく肩の力を抜いてアホみたいにゲラゲラ笑える作品が観れると喜んでいたが、予想よりも力を抜きすぎている感じ>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.0

予告編のワクワク感がすごかったので、本編のスローな展開&もっさり感でちょっとがっかり。オリジナルメンバーが強すぎて今作キャラが霞んでるの良くないと思います…

千年女優(2001年製作の映画)

3.5

希望という病がもたらす幸福と不幸について考えさせられる作品。「いつかきっと」は明日を迎える力にもなるが、明日に縛り付ける呪いにもなり得る。憧れを追いかける事と手にする事、どちらが大事なのかはどうでもよ>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.2

どれだけ汚くても気品と紳士オーラを消しきれないカンバーバッチの存在感しゅごい…葬儀の前に髭を剃られてしまうところがとても印象的だった。全体的にぼやっとさせており、人によって見え方が違う構造はまさにあの>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

5.0

何度見ても名作。
ここまで詰め込んでバランスが良い作品は存在しないと思う。
未来があるから過去を愛せるし、過去があるから未来を愛せるんだよね。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.2

長澤まさみに性癖を侵される映画。途中から長澤まさみの体臭が気になりすぎて集中できなかった。

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

2.2

ハリーポッターと死の銃撃戦。ラドクリフ、死体となって海を駆け巡ったりと仕事を全く選ばないの好きです…世界一有名な魔法使いがどうしてこうなった…ちなみに設定がクソ笑えるだけで映画自体はそこまで面白くない>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.1

もはやウェスアンダーソンというジャンルではないかと思えるくらい世界観が完成されている。優しく紡がれた脚本、気持ちの良いカメラワークは言わずもがな、色彩のコントロールが今回はめちゃくちゃ上手く(白黒を練>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.5

人生の長さを変えることによって離れていた気持ちを再び繋ぐという発想は素敵だなぁと。ホラーというよりも家族愛に溢れたピースフルな作品じゃないかと思えた。とんでもねぇ設定ながらも後味は悪くないので意外とお>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

レトロポップ×ホラーという面白い組み合わせ!正直めちゃくちゃ引き込まれたし、怖すぎて何回か鳥肌が立ってしまった。時代の美しい部分だけを切り取った懐古主義ではなく、しっかりとダークな部分も描いておりレト>>続きを読む

エル プラネタ(2021年製作の映画)

3.0

モノクロの映像で映される華やかな衣服や家具たちからは、停滞した空気と鬱々とした湿度が滲み出るようだった。どこにも行き場もなく絡みつく現実の中で時々見つけられる日常感だけが色彩を持っており、その一瞬だけ>>続きを読む