くまくまさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

くまくま

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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.8

どこまでも続く田舎道、弾け飛ぶ水飛沫に反射する夏の光線、床の軋む音が残響する真夜中の狭いベッド。全ての映像が美しくて圧倒されてしまった。
なによりも終盤の父親の台詞は個人的にとても腑に落ちた。
「心と
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TAMALA 2010 a punk cat in space(2002年製作の映画)

3.8

みんなお口あんぐりさせながらホテホテ走るから可愛い。

クレアのカメラ(2017年製作の映画)

3.0

これまた可もなく不可もなく…
別に面白いわけじゃないけど何故か見てしまうホン・サンス4本目…
人間は想像力を使える生き物だけど、時々それに絡みとられてしまい自分が自分であるための行動を怠ってしまう。そ
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

2.6

クソ映画定期

老人ホームvsゾンビっていう最高の組み合わせだからこそ、もっとクソみたいなB級感を出して欲しかった!ばあちゃんがゾンビをハンマーで殴るところはグッと来たけどそれ以外は結構丁寧に作られて
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

3.0

全体的にしっとりしてるから嫌いな人は本当に無理だと思うwww
嫌いじゃないけど好きじゃない、ほろ酔いのキム・ミニがただただかわいい…

それから(2017年製作の映画)

3.0

基本的に会話する2人を映す小津安二郎のような構図、悲壮感漂う絶妙な音楽、全編モノクロ仕立ての三拍子。
内容はダメな大人の手本のような男の人生を映すもので、退屈に思える部分もあるが、気がつくと見入ってし
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5

本当に顔が好みで、観ている間ずっとドキドキしてしまった…
彼の思考が完全にわかるわけでは無いし、共感できるわけじゃ無いけど、時々孤独に映る横顔は少しだけ理解できる気がした。一歩引いた場所から家族の形を
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生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

4.3

白黒で音も無いが、不思議な温かみを感じる。時代は大きく違えど、純粋に描かれる子供の世界と息苦しくどこか間抜けに見える大人の世界の描き方は、今の世の中とそんなに変わらない気がした。背中に「食べ物を与えな>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

3.0

どこにいても感じる孤独感。馴染めない空気や環境、人間関係や出会いと別れ。居場所を見つけたと思ったら失うのが怖くて自分から離れてしまう。誰かに言われなくても生きづらい人間だってことはわかってる。ほんの少>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.8

マジックミラー越しの会話は数ある映画の中でも強烈な印象として残っている。運命は不思議なもので、別々の人生がグッと引き寄せられたと思えば、呆気なく引き離されてバラバラにされてしまう事もある。しかし、ほん>>続きを読む

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.4

初めてのボンド。
予想よりド派手なアクションだった。とにかく走って追いかけたりと男臭さ全開の印象。
引き続き観ていきます…

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.0

初の若草物語

色の使い方が綺麗な作品だと思った。悲壮感ある寒色な現実と優しさで包まれるような暖色の回想を交互に見せるところなど素敵だと思う。「愛するよりも愛されたい」に対する「それは愛じゃない」とい
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

子供の目線から描く夏の話。
とにかく冒頭の質感からグッと心を持ってかれてしまう。頭上にある大人の問題は子供達にはあまり関係ないようで、アスファルトや湿地帯を駆け抜ける姿は多幸感と喜びに満ちている。
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.3

冒頭から勢いが良すぎて変な声がつい出てしまった笑
期待通りのテンポの良さ!ジェームズガンのリズムはとても自分にマッチしているので、良い感じに笑えました。
PGに続いて見たので、莫大な予算を与えられたB
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

-

最初から最後まで胃が痛かった。

手だけは綺麗なんだよなぁ

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.1

ちょっぴり大人な僕の夏休み

知らない土地の不良に気に入られて一緒に悪いことして美少女と恋に落ちるって中学生の時に妄想したことがあるストーリーを映像化したような作品。
なので、正直ストーリーはぶっ飛び
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TENET テネット(2020年製作の映画)

-

すごい頭使う世界観とすごい頭の悪い音圧に挟まれて理性が消滅する感じが癖になりそう。

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.5

どれだけ歳を重ねても、目的もなく彷徨うのが好きだ。目的を持てばそれに縛られるし、意味があればそれに囚われて、何かを所有してしまえば動くことすら億劫になってしまう。場所は変われど東京都、中央線のオレンジ>>続きを読む

ALONE アローン(2016年製作の映画)

3.7

現代版星の王子様、砂漠に不時着した「ぼく」と地雷を踏んだアメリカ兵、どちらも身動きを取ることが出来ずに幻覚なのか良くわからないものが見え始めてくる。鑑賞前はコメディの要素も取り入れながらも砂漠に取り残>>続きを読む

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

2.6

吸い込む煙に吐き出す煙、どこまでが本当のことで、どこまでが幻想や妄想の類なのか最後まで良くわからない作りの映画だが、70年代という時代そのものがそういう作りだったのかね。(その時代に生きてないので全て>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.5

優しい世界を見た主人公が作る優しい世界を見る俺たちって考えると面白いのかな…?マークハミルが好きな人は見るべき作品だと思う。小難しい話やダークな部分は一旦置いといて、虚構が生み出す華やかさや煌びやかさ>>続きを読む

プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.4

視聴する男性の方は注意!
お腹の下あたりがキュッとなる瞬間が多い映画です。

テンポ感はとてもよく、序盤から中盤にかけて、徐々にぶっ壊れていき、終盤に差し掛かる頃には完全に映画をぶっ壊しにきているレベ
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.2

大きく盛り上がるわけもなく、魅力的なキャラクターの日常を描く。

良い意味で女の子4人組の四コマ漫画の先駆けのような作品。

どんな映画なのか説明するならば、意味のない会話にタバコ、複雑なのか単純なの
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.1

今となっては古き良き時代の夜の話。

タクシーの運転手と乗客が淡々と話すシーンがずっと映り続ける。派手なアクションや複雑な伏線回収が好きな人には少し退屈な映画かもしれない。
5つの都市は文化も人間も違
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.0

前情報無しで鑑賞。
展開が予想できずに疲れた。本当に疲れた。
前半は撃ち合うだけの犯罪映画だと思ったが、後半は完全にB級ホラー(?)映画。

素晴らしいのはキャラクター達の濃さと、タランティーノのハマ
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

3.5

ギャグとしか思えない演出や、ツッコミどころ満載のシーンなど細かいところをスルーできる心の広い方が鑑賞できる作品。自分は比較的すんなりと見ることができたが、人によっては時間を返せと癇癪を起こしたくなるか>>続きを読む

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.2

曇天模様に薄汚れた海、砂浜に会話は無く波の音だけが響いている。鑑賞したあともそんな風景が脳裏に焼き付いてしばらく離れなくなる。

北野武作品を全て見たわけじゃないが、こんなにも優しい映画を撮れる人がい
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