よるさんの映画レビュー・感想・評価

よる

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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.5

青春の煌めきと切なさを全身に浴びた。

大好きなことにとことん打ち込むこと、持ち味を伸ばし苦手を克服するために努力を惜しまないこと、仲間を信頼すること、仲間と切磋琢磨すること、好敵手に巡り合うこと、敵
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.5

ニューヨークを舞台に魔法の世界を繰り広げてくれるのうれしい。魔法生物がたくさん登場するの楽しい。暴れ回る仲間たちに毎回振り回されているのに、動けないようにしたり閉じ込めたりしないことが彼らしさなのだな>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.0

インド映画をしっかり観たのはたぶん初めて。熱量が高くて最高にぶち上がった。過剰なアクション、迫力ある画作り、壮大な劇版。映画の楽しさってこういうことだよなってハラハラドキドキしながら観た。

勧善懲悪
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

上質なジャズをたくさん浴びた。King Gnu新井先生が「親交の深い同世代のプレーヤーが演奏の吹き替えをしていて感慨深い(意訳)」ということをラジオで仰っていたが、これはサックスの馬場智章さんとドラム>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.5

数年ぶりに見返した。
この作品全体に流れる優しく愛おしい雰囲気が大好きだ。

毎日を、大切に、丁寧に踏み締めて生きていきたいと思う。

ずっと大事に観ていきたい作品。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

とっても楽しい。マリオが、ルイージが、ピーチ姫が、ピノキオが、そしてクッパが、3Dで動いている!という感動。動き方がゲームと同じで気持ちいい。マリオが訓練して動けるようになっていくのも、ゲームのプレイ>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.0

めちゃめちゃ泣いてしまった。アニメ版での行間を、現代に生きる私たちにとって納得いく形で埋めてくれた脚本だと思う。すごく好きだ。

・エリックも知らない世界を知りたい人だということをしっかり描いてくれて
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.2

シカゴ行きの飛行機の中で鑑賞。おすすめされたり好きそうって言われたりしてきて、やっと観た。

2006年の映画で、仕事で第一線で働くにはプライベートを捨てなければならないという価値観。現代は、メリル・
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.5

シカゴ行きの新幹線の中で観た。

愛と欲望渦巻くを絵に描いたような作品。ぶっ飛んでいるけれど、全員私利私欲しか考えていないところが本当にアメリカらしくて楽しい。唯一の良心であるロキシーの夫だけには本当
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

ピアノに真摯に向き合う4人を丁寧に描いた作品。ピアノの音ってなんて豊かだろうと改めて思わせてもらった。

ストーリーは結構圧縮されているのだろうな。ちゃんと感じるには原作を読んだ方が絶対にいい。

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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.2

数年先延ばしにしてきてやっと観た。

脚本も演技も音楽も絵も、強すぎないのがいい。「さあここで感動してください」という強制力を感じなくて見やすい。

京アニの作画は、言うまでもなく美しい。この作品で一
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.7

King Gnuの硝子窓、劇場で聴けて本当によかった。井口さんの儚い歌声って劇場との相性が本当にいい!!そして、カメレオンも使ってくれるというサプライズがうれしかったー!

ストーリーは結構怖かった。
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

人の数だけ真実があることを見せてくれる作品。「怪物誰だ?」と怖くなったら、その相手と対話すればいいのだと言われた。

相手を尊重しながら丁寧に対話を重ねれば、きっと分かり合えるって、何度でも信じたい。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何の情報も入れずに観るという、贅沢な映画体験。宮崎駿だからこんなことができる。宮崎駿が作ったというだけで、田舎のイオンシネマのレイトショーが埋まる。さあ何が始まるのだろうと息を呑む劇場の一体感は、特別>>続きを読む

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

東リベの世界が目の前にあった。

喧嘩のシーンはさすがに原作と比べても大分長い。ドラケンが半間に苦戦する時間も長かった。でも、あれだけのセットを組んだのだから、惜しみなく使って正解だとも思った。

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海街diary(2015年製作の映画)

4.8

ああ好きだなあ。観ながら何度もそう思う。
梅雨に入り夏が見えてくるとこの作品が観たくなる。

4姉妹が直面している現実はなかなかにつらいもののはずなのに、逞しく、明るく、支え合いながら乗り越えていくそ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

原作未履修、桜木花道が本来の主人公であるということすら知らずに観た。
知っていたのはバスケのお話ということだけ。

ぶち上がった。なんだこれ。バスケ、めちゃめちゃ面白いじゃん。湘北のみんな、めちゃめち
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.5

お決まりのコメディネタたくさんで楽しい。最近タイムリープものが流行っているけれど、自分の身体だけ遡るという設定が私にとっては新鮮で面白い(2009年の映画だけど)。

想いは素直に伝えていきたい。
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.5

各所で絶賛されていたこの作品、ついに観てしまった。

作品自体がドキュメンタリーのよう。劇伴と呼べるものはまったくなかったと思う。
なるべく脚色しないようありのままを映し出したいという想いが強く伝わっ
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.7

原作ファンなので結構斜に構えて観てしまったけど、結果面白かった!

東リベの世界観は、絵だから成立する部分がたくさんある中で、よくここまでリアルに表現したなと!

原作やアニメをそのまま再現することは
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

酷い映画だ。酷く面白い映画だ。
とてもとても怖いけど、同時に全て理解したくなる面白さ。1度観ただけでは全然分からなかったので、あらゆる考察サイトを漁ってしまった。

怖いのは、やっていることそのものよ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

金ロで鑑賞。何度観てもいい作品。
アンドリューの執念と賢さと希望を捨てない心はかっこよすぎる。モーガンフリーマン演じるレッドの表情が、何とも言えずいい。
ジワタネホでの再会シーンは、それが現実であれレ
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E.T.(1982年製作の映画)

4.0

昨日のローマの休日に続き、浪川さん吹き替え作品。ずっと観たいと思っていた浪川さんのエリオット観られてよかった。

演技力エグい。無邪気さ、E.T.を大切に思う純粋な心、お別れの悲哀など、エリオットの等
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

浪川さんと早見さんが吹き替えだったので、金ロで観た。

名作と言われる意味がわかった。なんて切ない物語なのだろう。

お互い身分を隠したまま出会って別れ、初めて身元を明かすときが今生の別れのときだなん
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バブル(2022年製作の映画)

3.5

荒木監督、WIT STUDIO、澤野博之さん、三間音響監督という錚々たる進撃の巨人のスタッフ陣。そして、梶くん、三木さんをはじめとする豪華な声優陣。

作画、劇伴、演技など演出面最高。それだけに、脚本
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Shari(2021年製作の映画)

3.3

この映画のジャンルは何かと聞かれたら答えられない。フィクションとノンフィクションの間。そしてアングラ的、前衛的。少なくとも、エンタメとして見やすく調整されたものではない。

作品全体のコラージュ感、リ
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.5

生きるために結婚や仕事をするのか、結婚や仕事をするために生きるのか。生まれや育ち、階層とは。それらを超えて何者かになるには、そもそもなれるのか。

ちょうど今、婚活や転職活動を通して人生全般を見直して
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

やっと観られた。
数年前まで東京で学生時代を過ごしていた私にはとてもとてもリアルで、そのときの感情を重ね合わせながら見た。

実際のトピックスや流行ったカルチャーが出てくるし、まだ懐かしいと思えるほど
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家族のレシピ(2017年製作の映画)

4.0

高崎人として観ておかなければと思っていたところシネマテークでやってくれるというので鑑賞。知っているところがたくさん映っていてうれしくなった。

白衣観音を、シンガポールの監督がここまで丁寧に解釈して描
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.4

モテる上に流されやすいために空虚な恋愛を重ねてきた男が本当の愛を知るまでの物語。成田凌はやっぱり巧い。恋に落ちたとき、初めて好きな人からキスされたとき、初めて好きな人が体を求めてくれたとき。目の表情が>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.5

2021年最後の映画はこちら。

「純愛だよ」
乙骨くんのこの言葉を聞けただけで劇場に行った甲斐があった。

呪いをかけてしまうほどの一途な愛。

乙骨くんは呪術界についてよく知らないはずなのに、呪い
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.8

何度観てもいい。大学時代、定期的に観ていたときがあった。

学生時代特有の生々しい人間関係。何を大事にしたいか、価値観の揺らぐ青春時代。

人生の先輩方も共感しているところを見ると、普遍的に学生時代を
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ルパン三世 ワルサーP38(1997年製作の映画)

4.0

ルパン一味は活躍はするものの、簡単に敵を一網打尽にしてしまういつもの流れにはならない。

でも、エレンを自由にしたルパンはやっぱり格好いい。

物悲しさが漂うダークな物語。格好良く切ないテーマ曲もいい
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LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

4.5

小林清志さんの次元役からの勇退発表を受
けて、久しぶりに観た。

やっぱり、次元って粋だ。そして、情に厚い。立居振る舞いのそこかしこに表れる美学、ロマンが渋い。すべての想いを「うまい煙草が吸いたいだけ
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劇場版『えいがのおそ松さん』(2019年製作の映画)

3.8

面白かった!
おそ松さんは短編で1話完結だからこその面白さがあると思っているけれど、長編でもちゃんと面白かった。
2時間で見せるための作り込みがしっかりしてた。
おそ松なのに普通に感動作笑

6つ子た
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