このレビューはネタバレを含みます
ゲーム内のキャラクターをしっかり咀嚼した上で展開される愉快なアニメーション、ここぞの場面、これは!と唸るアレンジで流れる音楽、多くのファンが熱くなれる作品だと感じました。ただ、ストーリーはゲームよろし>>続きを読む
堂々たる古典的名作。ただ、古典にありがちなパクられすぎて逆に陳腐に見えるという現象が本作でも見られた。また、この長尺にも関わらずキャラクター描写が物足りなく入り込めない。原作を尊重した結果なのか否か…>>続きを読む
蜘蛛の糸(縁)と並行世界モノは相性がいいのでしょう。様々なキャラクター、それに準じた全く違う絵が入り乱れる様に見入りました。
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争いが起こる社会…に対するアンサーはなく、楽天的な現状肯定で終わったのは残念ですが、友情物語としては良かった。ただ、隣人の全てを愛することは出来ないのだ…。
以下メモ
お馴染み道具禁止のくだりが後>>続きを読む
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単なる下剋上ではなく、主従関係の奪い合いの末「セッション」に至るのが見事だった。ただ、フレッチャーちゃんは然るべき罰をしっかり受けてほしい。
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ジャケットから、キラキラしたBL映画なのかと思っていましたが…、「誠実」の規範を揺るがすためにBL的なモノが要素として入っているのであり、BL文脈とはまた異なるのかな。
ラストはほぼホラー。
過去作のオマージュと称して映像、脚本、音楽、全てが中途半端。
特に映像がなんとも…。画面上の情報を簡略化し光の効果に焦点を当てたいのはなんとなく分かりますが、ただチープになった以上の印象がない。情報>>続きを読む
「君の物語じゃない」
幻のような夏の暑さが包む2人の親密さ。素直に愛すことを許せないどうしようもなさ。
「サイテー」なものを無駄に凝ったサイコーなエーガ。もっと展開を工夫できる気もしますが、こんな野暮な考えは作品の勢いを殺すのかもしれません。『ファイト・クラブ』とか、この手の溌剌とした男性性を描く作品に>>続きを読む
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この時代だから描き得た「未知」に対する男のロマンなのかなぁと思いました。主人公の苦悩になかなか共感できなかったです。ただ置いていかれる女子供。登場する宇宙船等の造形も「今となっては」どこかで見たような>>続きを読む
『君たちはどう生きるか』とありますが、むしろ『私はこう生きた』というような印象を受けました。正直鑑賞直後は呆気に取られましたが、強烈な活力に溢れた内容で、もう一度見たい、もっと近づきたい、そんな気持ち>>続きを読む
孤独と優しさを淡々と描いていく様がとても心地よかったです。戦闘シーンの一部だけを切り抜いて、その説得力の無さを叩く書き込みがネット上で見受けられましたが、そこに至るまでの語り口や絵作りを踏まえた上で見>>続きを読む
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前作は現実の世界とアンダレーシアの人とのギャップが見どころだったわけですが、今回は御伽話な人が御伽話な世界で、御伽話なことをしているだけ…になってしまっているなぁと。前半のジゼルは記憶がまだ残っている>>続きを読む
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愛を知らないから全てを受け入れるふりをして心の奥に壁を作る者、愛されているからこそ表面に壁を作ることが出来る者、相反する2人が互いの壁を解いていく様は面白かったです。
ただ、同性愛者×農業という定番の>>続きを読む
哀愁漂う侍の生き様はとても惹かれるものがありました。群像描写は見応えのある箇所もありましたが、少しまとまりに欠ける印象です。
何かを秘匿するような雨、責め立てる日差し、惑わす眼差し、画面の全てが美しかったです。後半の追加パートはシナリオが人間を信用しすぎていて好みではなかったですが、芥川龍之介パートは文句の付け所がないです。
掴めそうで掴めない、いや、きっと掴めた。そんな儚い美しさがもどかしい。主役である凪沙ではなく預かった子供、一果の方にかなり話の軸を置いており、トランスジェンダー女性、周縁者として凪沙を描く様が秀逸。草>>続きを読む
かなりファンタジー感がありますが、彩度の高い画面のおかげでそれらしく纏まっていたと思います。まぁ、ファンタジーです。
ストーリー、映像共に、とても良い部分がある一方くどい部分もはっきりと…。2人が「漂流」している様の描き方は悪くなかったですが、ターニングポイントとなる出来事のイメージが大きすぎてうまく纏まっていない印>>続きを読む
説明不足感はありますが、母の愛でなんとか乗り切ってきたシリーズなのでそんなものかもしれないです。
両親にイライラしっぱなしでしたが、最終的には子供に焦点が当たっていたので良かったと思います。もちろん子は親の影響を大きく受けるでしょうが、勝手に育っていく部分も大きいのでしょうね。
複雑なものを複雑なままに捉える眼差しがとても良かったです。この手の作品でよく登場する「都合よく理解があり、我慢してくれる彼女」とはまた違った女性側の描かれ方がされており、それなりに誠実だと思いました。>>続きを読む
ホグワーツから飛び出したハリー達の孤独で親密な旅が新鮮でした。ただ、行き当たりばったり感は否めません。
映像に関しては緊張感のある幾何学的な構図が展開されていて見応えがありました。ストーリーは個々のエピソードにさほど繋がりがなく、サブタイトルの回収の仕方も微妙、あくまで最終作に向けた一作という印象を受け>>続きを読む
迫り来るヴォルデモートの影、魔法省の圧力といった切迫感の描き方が秀逸な一作。その先にある終盤の戦闘は全ての場面が美しい。魔法の使い方に一人一人個性があり見応えがありました。