はとぽんたさんの映画レビュー・感想・評価

はとぽんた

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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.7

ギャルがキャーキャー言いながら最後は派手に死ぬ映画かと思いきや、思ったよりタフで力強くて良い意味で予想外な作品だった!
そういう意味でも、途中のとあるびっくり要素も含めて「ゼログラビティ」に似ていた。
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.9

相変わらず狂った世界観ですね笑
バイカー軍団のバイクをどんどん釣り上げるところとか、ウジ虫育ておばちゃんとか。

乗り物は前作より派手じゃないけどパラシュートが出てきたときは笑った。強いのか弱いのか分
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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

ポーランドの田舎町。広い庭付きの家。白い服を着た子供たち。
平和で幸福な家族の日常が淡々と進むなかで違和感は音で表現される。
焼却炉の腹に響くような音、銃声、叫び声。
おぞましい画はいっさいないのに音
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

設定も舞台も平凡であるもののラストにしっかり見どころがありそれなりに楽しめた。
なにより関西弁綾野剛のパワーよ…!
主演2人のキャラクターがめっちゃ良かったな。。
この原作は未読なので「ああ、今のとこ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.6

頭空っぽで見れてずっと楽しい作品。
ゴジラの背負い投げとねこ鍋ならぬゴジラ鍋のシーンは思わず吹いてしまった。
それにしても人類、奴らに甘すぎませんかね?!どれだけ街をめちゃくちゃにされても「悪い奴から
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

ヘソンかアーサーか。そんな単純な話ではない。
一つ一つの自分の小さなジャッジが積み上がって今の自分の人生がある。それこそなにより大事にしたいものだ。
細かく描かれてないがアーサーと過ごした年月も彼女に
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

前半は「風立ちぬ」が思い起こされた。科学に熱中する男が自分の成果が人を殺すことになることを知りつつ止められない。
追い詰められる時に起こる空想の原爆の光にこちらも眩暈を起こしそうになった。

アインシ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

「DUNE2のどこが良かった?」と聞かれてスラスラ言える自信がない。
だってずっとすごいから。
だから簡潔に言うと「美しくて迫力ある映像と劇伴が3時間ぶっ通しで楽しめる、すごい作品」ってことになる。
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

動かすたびにどこか壊れるし、みんなで押さないと動かない。しかも一度走り出すとなかなか止められない。
そんな人生のようなバスに乗って凸凹家族がゴールを目指す。
みんなどこか苦悩や苛立ちを抱えてるからもち
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

すごいキングスマンっぽい…って思ってたらラストで同じ監督なのを知る笑
でも同じ世界線ってことはサミュエルLジャクソンはどうするの?とか考えたけど別に細かいこと考えなくていっか…笑

「普通に」面白かっ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

シリアスな戦争映画かと思いきやちゃんとガイ・リッチー作品でした(褒めてる)

もはや友情なのかこれは?…いや違う笑
走れメロスと思いきやどちらも「ビザ(嫁子ども)のため」「約束を果たす(そして解放され
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

殺人か自殺か。この二軸だけで観るとえっ?となるので注意。

私たち観客は息子と同じ視点になり法廷で明らかになる事実に翻弄される。
父と母、という存在以前に彼らが一人の人間であることに気付かされ、悲しい
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

これを母親に観せたって言うんだから凄いよね…笑

ストーリーは一旦置いといて、ボーに巻き起こる事象はこれ夢で見たことあるぞ、という既視感と不安な気持ちを蘇らせる。
自宅に悪人が入ってくるとか、殺人鬼に
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.9

内容が辛すぎるが故に主人公たちの必死の行動とそれに伴う喜びの落差でとてつもない感動が押し寄せる(そして泣く)作品でした。

シスターフッドもめちゃくちゃ熱いし、「人生に遅すぎることなんてない」というメ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

人生がいくつも流れている中、たまにぶつかり点ができる。そこで起こる他愛もない出来事と溢れる感情。
平山の目線を通して人生の素晴らしさ、どうしようもなさが語られていく。喜びも悲しみも含めてその一瞬が尊く
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

自分の中にある倫理観に疑問を突きつけられたような気持ちになった。
幼い知能の彼女が外に出るなんて、きっと危ない目に遭うに違いない…と思っていた。

しかし彼女には善悪や倫理観もないし、ましてや他人の目
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.7

「007ってただのアクションじゃなかったわ」と思い出した。
ボンドのエロい体+大人な恋愛要素が多くて、ミッションインポッシブル見る感覚で見始めたら全然違ったわ笑

カジノシーンは長すぎて「あれなんでポ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.7

「天から役目なしに降ろされた物はひとつもない」

原作を知っているのでどうしても「原作と比較してどうか」という目線が入ってしまう。でもこの作品はそれを何とか乗り越えていた。

長い原作のうち、どういっ
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.7

諸事情で不安な気持ちを抱えていたので明るい気持ちにさせてくれそうな作品をピックアップ。
予想通り、見終わった後は爽やかな温かい気持ちにさせてもらった。これこそ映画の素晴らしいところ。

確かにありがち
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

人形ホラー(?)というジャンル映画にしては繊細な人物描写がされていて良作!

独身女性の完璧な空間に突如子どもが同居することになった居心地の悪さ。同じ状況になったら果たしてジェマより上手くやれるだろう
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.8

エンドゲーム後、アイアンマンもキャプテンアメリカもソーもいなくなった地球。
アイアンマンから直々に後任に指名された別名「親愛なる隣人」スパイダーマンはその重圧に耐えられず逃げようとするが…

今作はピ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.1

すごかったー。見事に完結させた製作陣に拍手。
タイムトラベル要素が入ることで過去のシーンが流れるのがとてもエモくて完結作品らしく感じた。見続けてきたからこそ感動できる。
ヒーローたちの過去のわだかまり
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.5

2024年映画初め!

ここにきて地球側最強の切り札が出てきたのは胸熱だけど強すぎてドラゴンボールばりのインフレを起こさないかが心配…

あれだけのパワーを「石のエネルギーを浴びたから」っていうのがイ
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.7

量子のうんぬんは正直分かんないけど、とりあえずワスプのオカンの精神力がすごいことだけ分かった。
30年量子世界ってやばくない?

今回キュートな虫たちの活躍はあんまりなかったのは残念だけど(RIPアン
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.9

今までコツコツ見てきた甲斐があってめちゃくちゃ面白かった。

サノスは間違いなく悪だけど凄まじい信念と実行力に感服せざるを得ない。
なんかちょいちょい慈悲を見せるのずるいよね。。核爆弾とか使わずにちま
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.8

アフリカのエキゾチックとSF世界のミックスがこんなに美しいなんて!
アジア×SF=サイバーパンクはもはや定番だけどこのパターンは初めて見た。
キャラクターの衣装や武器も芸術的。潔いスキンヘッドの女戦士
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.4

ドント・ルック・アップの類いのパニック映画だと期待して見始めた私が馬鹿でした。
…いや、タイトル下の紹介文だけだとそう思うでしょ笑

なんのヒントも無しに見るとテーマを掴むまでにとても時間がかかる。
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

人生の選択肢は無限。
ということを思い出せる作品。
きっかけがあれば自分で物事を変えていける。人間ならなおさら、きっかけ自体を自分で作ることだって出来る。

見終わったあとに前向きになれる要素としてス
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.7

初日に鑑賞!
オチが良かったし90分でサクッと見れるのも◎

主人公がダメな奴だったな〜。
自分の欲に他人を巻き込んじゃうタイプ。(そうなった発端は可哀想だけど)罪を重ねてしまったがために…だよね。
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

再視聴。おもろかった〜。

誰も信じてくれない→やっと政府動く?→利益のために方針転換→排除される→ジャストvsドント→滅亡→その後
という大きなフェーズがありながらもその中での民衆やメディア、権力者
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

今作めっちゃ面白くない?と思ったらタイカ・ワイティティ監督だった…さすが。
テンポ良すぎるし、ハルクがナターシャを見て動揺するところなんかちょっとホロリとくるよね。
それこそジョジョ・ラビットでもあっ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.3

ゴジラの背負い投げを見れたので結構満足かな…笑
格闘シーンだけめちゃくちゃ楽しかったし、映画館で見てたらスコアも違ったんだろうなと笑
あとはコングといっしょに地球地下に突入するシーンはUSJのアトラク
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.5

コメディ要素が強いと思いきや、終盤一人きりで戦い、死ぬかもしれない恐怖に襲われ叫ぶピーター。この辺の演出がゾクゾクしてとても良かった。
スターク製スーツが無くなっても身一つで戦い、敵も命懸けで救うとこ
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

神経質な妻と情けない夫。ジュリア・ロバーツとイーサン・ホークが演じる癖強キャラが完璧だった。ずーっとこのキャラを見続ける(そもそもキャストが少ないw)からこちらをちゃんとイライラさせられる笑

第1幕
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.9

コミコン終わったけどMCU作品網羅するぞ!15作目!

1より好きかも…!
1は世界観・キャラクターの紹介に時間を取られてた分、キャラクターを掘り下げた内容になっていた。
ピーターとヨンドゥの関係性も
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.8

珍しくモヤっと感が残る終わり方。だがそれがいい。
これまで描かれてこなくて違和感だった、「戦闘被害を受けた市民たち」が色んな形で顕現してくる。
ヒーローたちは心や体に傷を負い、バラバラになってしまう。
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