Hamanさんの映画レビュー・感想・評価

Haman

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チャイルド・プレイ~チャッキーの狂気病棟~(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前回の終わりにちょっとだけ再登場してた我らがアンディが、半壊生首チャッキーと生活を共にしててハッピーボイスキラーみたくなってる!半壊生首チャッキーはグーグルホームみたいな立ち位置で居間に馴染んでて良い>>続きを読む

VS狂犬(2019年製作の映画)

3.6

キルカウントが少ないのでアニマルパニックとしては期待外れだけど、罪悪感苛まれムービーとしては限りなくシンプルな脚本で好感が持てる。vs狂犬(with狂フェレット)だったのお得感ありすぎだろ

クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち(2015年製作の映画)

3.8

この界隈を愛好してる人間なので知ってる逸話ばかりではあったんだけど、推しのおじさん達がキラキラした目で制作秘話を語ってていわゆる尊いってやつだった。あんた達の創造したクリーチャーから生きる元気もらって>>続きを読む

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.6

あんなにリベラル猿だったシーザーが人間への復讐に取り憑かれてしまう姿に萌えるの巻。つまるところウディ・ハレルソン演じる畜生大魔人のせいなのだけど、前作までは家族単位で猿サイドに理解ある人類がいたのに今>>続きを読む

インシディアス 赤い扉(2023年製作の映画)

3.5

かかかかかかか監督パトリック・ウィルソン!!!??????????

死霊館シリーズとインシディアスシリーズが脳内でぼんやりダブるのは監督がジェームズ・ワンだったてのもあるけど、一番の元凶は主演の男サ
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黒の怨(うらみ)(2003年製作の映画)

2.9

乳歯が全て抜けたら殺しにくるとか殺意の対象範囲が馬鹿すぎる。歯の妖精BBAのビジュにもっと全降りしててほしい

雪の女王(1957年製作の映画)

3.7

宮崎駿に多大な影響を与えたことで有名だけど本当にディズニーとジブリの谷間みたいな作品だった。50年代のソ連アニメとは思えないほどぬるぬる動く。雪の女王や山賊の娘ばかりが目立つ一方で、ゲルダを捕食しよう>>続きを読む

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

4.0

テーマソングが好きすぎて結婚式の入場曲にしたいって言ったら爆笑された。何だかんだではじめてスクリーンでイーストウッドを観たけどエロいわマジで

恐怖と戦慄の美女(1975年製作の映画)

3.6

3話ともカレン・ブラックが美女役(美女だとは言ってない)で主演してるオムニバスホラー。1、2話はぬるいサイコスリラーだのに3話目だけ外連味が大爆発した人形ホラーでめちゃ面白い。タワテラ大好き民の性癖に>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

3.5

スクリーンで観られるってから観たけど大人になってから観る映画じゃねえなこれな!ンだこの出来の悪いこころみたいな話はァ!痛ぁい!ヒロインが痛ぁああい!音無響子に通じるもんがある!男がみんなみんな音無響子>>続きを読む

ショック!生きていた怪獣ガーゴイルズ(1972年製作の映画)

3.5

羽が生えてるのに馬に乗って移動するのギャグセン高いし、着ぐるみ感を隠そうともしないから婦女を拉致する時の変態性が凄まじくて、ガーゴイルさん達が画面に出てくるたびに元気がでる!序盤に繰り返される「ナカタ>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.2

これで大団円のツラしてるの色彩と歌パート含めかなりラリってる。みんなそれぞれ単色カラーで塗りつぶされてるのに猫ちゃんだけ2色使いのキュートなアナルで僥倖でした。

ザカリーに捧ぐ(2008年製作の映画)

3.9

ドドドドドドドドド鬱ドキュメンタリー。人間社会ってたまに終わってるムーブかますよな

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

「原爆の父」を主人公にしてる映画なので色んなバイアスがかかるもんではあるが、あっちからこっちから知ってる俳優が出現してくるので単純にエンタメ伝記映画として超ゴージャス。アホの語彙で言えばハリウッド界の>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.8

おん→たん→のイントネーションのキモさだけが絶絶絶絶対の解釈不一致と思ってたら、いにお準拠だったらしくて白目むいた。サブカル少年時代だったらグッズ売場にあったひろし兄の顔面メジャーをそそくさと買ってた>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

フィービーが可愛い以外は猫の金玉を眺めてたほうが有意義だったまである

マリリンとアインシュタイン(1985年製作の映画)

3.1

退屈な会話劇の最後に超ド級のトラウマ幻視が用意されてて、しかもそれが惚れ惚れする映像美で撮られてるの目がとろけちゃうよ。原作の戯曲はモンローの遺品にアインシュタインのサイン入り写真が見つかったことから>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

PART1がなにかの刑罰かと思うくらい肌に合わなかったのでリンチ版を観返して鑑賞するという暴挙にでてやった。そしたらまさかのイルーラン姫の脳内直接語りかけボイスから始まったので「?…リンチ版が始まった>>続きを読む

他人の顔(1966年製作の映画)

3.9

アバンギャルドだ!事故で顔を失った包帯男のおどろおどろしいビジュもX線透過された口元アップのお喋りも主治医のオフィスがSF映画のそれなのも顔のない群集が闊歩してくるシーンもおぞまし美しい。ルッキズムの>>続きを読む

ホンジークとマジェンカ(1980年製作の映画)

3.4

露悪的なおとぎ話世界でのボーイミーツガール。小人妖精のおっさん達が動物に化けたり好きな女の子のためにデビルマンに変貌したりとメタモルフォーゼ要素が多くて眼福。切り絵アニメだからか変身の境い目みたいなビ>>続きを読む

GUZOO(グズー) 神に見捨てられしもの(1986年製作の映画)

3.8

生首まるかじりもできる触手系異形クリーチャーのキモいビジュよりも、開腹女体から蠢くサナダムシみたいな触手がわんさか出てきたことよりも、地下に降りると同時に時空間移動した瞬間のめちゃダサな異次元演出にと>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーのアニメって猫の犬歯くらい脳が一瞬たじろぐ単語だけど、人物の特定をさせないためアニメーションに描き起こしたという前提だけである種の凄みを感じる。なんでもない実写の風景を映したラストカッ>>続きを読む

氷の微笑 4K 30周年記念レストア版(1992年製作の映画)

3.9

押見修造の「おかえりアリス」を読んだばかりだったので性差について複雑な感情を持ち合わせてたのに、シャロン・ストーンとマイケル・ダグラスの吐きそうなくらいのゴリゴリ男女セックスを目の当たりにさせられて情>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.5

列車爆破テロを止められないと強制的に爆破8分前に転送されるループもの。
観客とジェイク・ギレンホールはなんの説明もなく置いてきぼりのまま爆発してはデスルーラで戻って軍服女性に叱られながら8分前に送り帰
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麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

3.6

オープニングのキャラ紹介画面の陰影がつよすぎて最早ちびくろサンボみたくなってたけど超かっこよかった。
レフンの監督デビュー作が観られて嬉しいよりマッツのデビュー作が観られて嬉しいが勝っちゃう。どんなに
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ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

4.2

まさかのワンシチュエーションものなんかい。「ソウ」や「キューブ」で育った身からするとワンシチュって単語だけで興奮するよう調教されてるのでファスビンダーのワンシチュってなるならそらもうあれよ

ペトラ・
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.7

いつものすぎて最早なんの新鮮味もないけど流暢な舞台装置とマシンガン台詞読み気持ちよすぎだろ。原作がロアルド・ダールだからウェス・アンダーソン版チャリチョコがある世界線に生まれつきたかったなど思ったりし>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

まんま「海底47m」を上下逆さまにしたバージョンでおっぱいがすごい。こっちは死別ではあるけど「海底47m」も失恋旅だったしメリケン女子の傷心の癒しかたってアップダウン激しいやつしかないんですかしかもお>>続きを読む

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

3.7

脆い心を魔性で武装したはずのマリア・ブラウンに向けられた愛情がどれも本物だったから耐えきれない反動でどでかい愛のしっぺ返しを喰らう。ゆらゆらと安定しない精神に過度な圧力がかかっての大爆発。まるで生卵を>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.0

差別的な視線で遠くから冷徹に見つめるカメラワークは苦しくあるのにうっとりともしてしまう。他人が存在しなければ二人だけの世界も存在しえない哀しみ。それでも冷ややかな他人の視線よりもおもむろに居心地の悪く>>続きを読む

スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

4.0

パジャマパーティーを殺人鬼に襲われるだけ。飾り気のないストーリーは数多ある80'sスラッシャーの中でも究極的にシンプルな気がする。だのにめちゃ面白い。ショックシーンに置けるゴア描写の仕事人的な手腕もさ>>続きを読む

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

シングストリートもはじまりのうたも大好きなのに出世作たるこれを観てなかったなと思いそそくさと鑑賞したけどめちゃくちゃ刺さった。というか十代とかに観ずに年齢を重ねた今観てよかったなと思った。プラトニック>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.2

二人がプリティでキュアキュアなのを差し引いても随所に散りばめられた映画的な嘘が醸してるさいつよエンタメ映画臭がすごい。死へのセンチメンタルジャーニーなのに良い感じに軽薄だから何度だって観られちゃう魔力>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

ここで終わってくれたら満足だよってあからさまなチェックポイントが5ヶ所くらいあったのに、なおエンドレスで魘夢へ引き摺りこまれて「もう一回遊べるドン!」が木霊するし、そのたび襟を正しながら辛酸をなめる思>>続きを読む

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