HALさんの映画レビュー・感想・評価

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.3

衣装は間違いなく目をひいた。幾何学的なパターンのドレス、低予算とは思えない美しさ。

コメディだし、笑えるシーンも多いのだけど、オリヴィア・コールマンの見せる虚ろな表情に飲み込まれて、途中辛くなってし
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.6

89年のオリジナルの予告を見ただけで、こちらのリメイクがどれほど優っているかがわかる。何より主人公が女タラシな設定を変えて、深い闇を抱える男にしたのが最高。更に敵も味方も含めて、それぞれのキャラがとて>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

-

2回目鑑賞。スコアなし。ほぼ会話劇であって、多分、英語ネイティブじゃないとこの映画の良さは本当に理解はできないんじゃないか、と思う。ネイティブが笑ってるところが、なんで笑えるかがわからんのよ。笑

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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.4

面白くてびっくりした。笑 カウリスマキがコメディに振り切るとこうなるんだ。
予想以上に良かった、愛おしい。

くるみ割り?機、欲しいな。笑

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.0

『過去のない男』から四作見てきて、それ以前の過去作は見ていなかった。アマプラにやってきてくれたので、過去作を見るプロジェクト。

おら、こんなに色っぽいカウリスマキは初めてみた。笑

すれ違い。ボコら
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枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

北国におけるアルコール依存問題。ウクライナ侵攻。恋。

ひどい戦争!

感情が乏しいカウリスマキ映画、感情が出ると爆発力がすごい。上のセリフでわっと心掴まれて泣いた。ひどい戦争。

ウクライナ侵攻は特
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.7

なんかわかんないけど好きなやつ。周波数がマッチするやつ。仄暗いところで、静かにじっとしていたい脳が喜ぶ。

そして静けさの中で、急に心を乱してくる。
地震の話。かつての弟子の、シェフへの忠告。

失っ
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炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

2.9

美しい女性が銃ぶっ放してるだけで割と見ていられる。
なのでヴァレリーにはもっとアクションしてほしかった。もったいない。
まぁでも思ってたよりダークで好みだった。

ディパーテッド(2006年製作の映画)

2.8

はー文句しか出てこない。まぁ審査員は、どうせ原作も見ずにアカデミー賞に選定したんだろな。今更だけど。

脚本家チームは原作の何を見たのか。監督は頭おかしいんか。
原作、特に一作目、凄まじく良いので、喉
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

-

ノアバームバックは二度と見ないと心に決めたのに、知らない間に見ていて、あぁコレはノアバームバックじゃないか…?いやまさかね…?と思ったら彼でした。私すごい。笑

それでも今まで見た彼の作品の中では好感
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フォー・ウェディング(1994年製作の映画)

3.0

あまりにも有名だけどあまりにも見る気にならなかったコレ、『ノッティングヒルの恋人』を踏まえて見るとなかなか面白かった。

リチャードカーティス、すごく反省?したんじゃないだろうか。

構成も人物設定も
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.7

どれほど事実に基づいてるかは調べていないけれど、ドラマチックすぎず、過剰な演出や音楽もなく、アシュレー・ジャド本人も出ているので、ほぼ事実なんでしょう。制作側の誠実さが、被害者への敬意が滲み出る作品だ>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

3.5

前情報なしで見てよかった。脚本としてはどうかなぁと思う部分があっても、雰囲気でやられちゃう。このトーン、好き。
何も起きなくてもずーっと見てられる気がしてしまう。

原作は読んでいないけど、映画『リプ
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マージン・コール(2011年製作の映画)

2.8

リーマンショック前夜を題材に…と言われると、あまりのリアリティの無さに眠くなる。俳優陣は豪華だけれど(特に2000年代を代表する海外ドラマ勢、懐かしくなるー!)、リーマンショックの時に、リーマンブラザ>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

ちょっと中だるみはするのだけど、サンタの小道具を使ったバイオレンスがうまい。ツリーの星とか、プレゼントの袋とか。煙突も最高。見ていて楽しい。

北欧神話に基づいたサンタの設定も良い。

ユーモアも好き
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ザ・トリップ(2021年製作の映画)

3.2

一年経たないうちに2回見た。

こっちはコメディ見にきてんのに、まぁ容赦がない。

ノルウェーの、というかスカンジナビアのユーモアは徹底してダーク。アクションだろうがシリアスだろうが、何もかもがダーク
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はちゃめちゃウェディング~世界一の迷惑家族~(2022年製作の映画)

3.2

期待してなかったからか、かなり面白かった。個人的に好きな方面のユーモアだったのだけど、日本受けするかはわからない。

クリスティンはこういう役たまにやるけど、元の人柄が人柄だけに全然しっくりこないんだ
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チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

-

アンソニーホプキンスがレクター博士のような表情を見せるたびに盛り上がる映画。

ジュディデンチとか、登場人物割とみんな悪い顔をしていて、そのうちスリラー展開になるのではと期待してたけど、そんなわけもな
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プロムナイト(2008年製作の映画)

2.2

アマプラレビュー星4.5(483レビュー)もあって気になって見てしまった。びっくりするほどつまらない。2008年の映画で、レビューを買収する意味もないだろうに、一体何が起きているの、アマプラよ。

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アザーズ(2001年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最後、つまり生きてるばぁさんの口が臭かったんか!と笑ってしまった笑笑

「霧が全然晴れない」あたりでオチはわかってしまうのだけど、クラシカルで美しい映像と演出に惹かれて最後まで見れる。

輝くような美
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

夏にゆるゆると見たい映画。灼熱の外の世界には一歩も出ずに、美しい映像で避暑になる。秀逸な小説が原作だとわかる語り口。するすると解ける謎。
少しツッコミたいところもあるんだけど、まぁそれも野暮かなって気
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ナイン・デイズ(2020年製作の映画)

4.3

繊細な人間の生きづらさを、クリエイティブに表現していて引き込まれた。波の音をずっと聞いているような癒しがあった。

映画は、アートとは、私にとってはそういうものだ。弱肉強食の資本主義の世界で、体と心の
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ドント・テル~秘密を話したら最後/誰にも言うな(2020年製作の映画)

2.7

全員演技が良いのに、脚本がひどくて残念。でも久々に、憎らしい悪役だな〜!って感じの悪役見た。兄貴は死んで欲しかった。笑

親に虐待されていたら、最後の手段として福祉に頼れるのかもしれないが、親が動けず
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

映像としては決して描かれないけど、アランがどう苦しんだかが重要だったなぁ、と鑑賞後にふと思う。もう一度、アランに何が起きたのか、ちゃんと想像しながら見たいな。

アランはチャーリーとは反対に、苦しみの
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.2

アルコールへの向き合い方が、アメリカとはずいぶん違うんだなぁと。かなり辛い展開にもっていきながらも、まさに薬にもなれば毒にもなるよといった描き方で、基本的には毒以外の何者でもないと表現される米メディア>>続きを読む

リトル・シングス(2021年製作の映画)

2.4

衝撃のラストなのか??気持ち悪いよ。
嫌悪感を抱かせるように意図してるのだと思いたい。そうでなければメッセージ性が意味不明すぎる。

グリーンブック(2018年製作の映画)

2.9

トニーが、黒人の業者が使ったグラスをゴミ箱に捨てるシーン。
このシーンが、頭から離れない。
これさえなければ、気持ちよく見終われたかもしれないのだけど。

私、根に持つタイプなので笑 このシーンを引き
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ライトハウス(2019年製作の映画)

-

いやもう全然わからん。演技以外は評価の仕方もわからん。笑

久々に完全に置いて行かれた感のある映画だった。私は誰にも薦めないけど、評価が高かったので見ちゃった。

レフト ー恐怖物件ー(2020年製作の映画)

3.2

あまりにもスコアが低かったお陰で、意外にも楽しめてしまった。駄作だらけのホラー作品の中では秀逸なほうではないでしょうか?期待しなさすぎて評価上がってるだけかな笑

確かにストーリーとしてはありがちとい
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.8

殆どノスタルジーに頼る形で、メタ要素を見る限りは、無理矢理作らされたのかなぁという感じを受けたのだけど…どうなんでしょうか。

昨今のリブート作品、映画もドラマも、ファンを馬鹿にしてるのかなぁとしか思
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ダウト 〜あるカトリック学校で〜(2008年製作の映画)

4.2

2008年にリリースされた本作は、『スポットライト』でも描かれるボストン・グローブの報道(2002年)の影響を受けて作られた作品なのか、気になるところ。

今回2回目の鑑賞。1回目はあのメリルがロザリ
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

レビューしてなかった…だと…?

ループものは個人的にはそこまで好きじゃない(同じシーンが何回も続くので笑)のだけど、これは楽しめた!エンタメとしてとても秀逸なスリラー。

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

2.8

恥ずかしながら(ホラーファンなのに)HPラヴクラフトのことは全然知らなくて、今回大変勉強にはなりました。私が嫌いな方のスティーブンキングだなぁ、と思ってググったら、現代のホラー作家達に絶大な影響を及ぼ>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

-

ああ、これで私はアベンジャーズシリーズを卒業しよう。そう思えた作品でした。ちょっと今回は色々思うことあってスコアすっごくつけにくい。まぁいいか。0点とかじゃなくスコア無しの鑑賞記録です。

スパイダー
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

青く光るヘッドセットが良い。
緊迫する緊急通報の中でも、静かに時間がすぎ、主人公にできることの少なさを示すような、冷たい青。

かなり好きな作品でした。一貫して部屋から出ないカメラ良し、演技良し、捻り
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.0

訳あってこちらのリメイクを先に見なければならず…泣

結論から先に言うと、ひとえに元の脚本が良いので、こちらしか見てなかったら「まあ良かったな」で終わるかもしれないが、オリジナルと比較するとあまりの美
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