Yamamotoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Yamamoto

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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.9

【初めてのタランティーノ】
中盤までの小洒落た会話劇が若干苦手な村上春樹味? を感じて
「あぁ、こういう感じで二時間半もあるのかぁ……」と。
「これがタランティーノの味ってやつかぁ……ふぅーん」と。
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

ダークスーツでスタイリッシュに闘う孤独なおじさん。
世界で一番かっこいいと思う。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.0

【日本のキアヌ・リーブス、岡田准一】
コメディ寄りのジョン・ウィック。
柳楽優弥の狂犬っぷりとか、安田顕の兄貴っぷりとか、キャスティングが百点満点過ぎる。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

【意外にクセのない王道ホラー! 理不尽ビックリもほぼ無し!】

『ミッドサマー』が大っ嫌いゆえに、同じ監督の前作をつい観てしまいましたが、予想に反してカルト感は薄めの普通のホラーでした。いい意味で!
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麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

1.4

【麻雀のことも阿佐田哲也のことも毛ほども愛していない歴史的駄作】

お前らほんとコレに比べれば
『カイジ ファイナルゲーム』なんてアカデミーレベルの傑作だかんな?

同じ五輪後ディストピア日本を描いた
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

3.4

【嫌いじゃない決して嫌いじゃない!】
まさかのカイジが脇役だし、脚本は割とガバい。

けれどセットと役者と音楽と、終盤のカタルシスたっぷりな演出は素晴らしい。
ゲストキャストも嬉しかった。香川照之もい
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ハンニバル(2001年製作の映画)

4.1

【グロ美しい!】

Netflixで拝見したけれど、字幕版の翻訳がマジで観られたもんじゃないです。Twitter情報だけれど、なぜかGoogle翻訳が直接表示されるらしい。確かにそのレベルの翻訳。
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

2.8

お墓を作るという遊びに夢中になり、
十字架を盗んでしまう子供たち

なんてシチュエーションだったら
どうとでも、泣けそうな深い話にできそうな気がするのだけれど

普通に悪ガキとあんまり頭のよくない大人
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ジム&アンディ(2017年製作の映画)

3.8

ジム・キャリーはコメディアンでなく
やはり一流の「俳優」なのだと、そのプロ意識に驚愕しているうちに段々、私たち観客すらも自分と他人の境目がわからなくなってくるような、不思議なドキュメンタリー映画でした
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.5

当時のユダヤ人の悲惨さと、ナチの凶悪さが分かりやすく描かれてて、エンタメ寄りのナチ映画でとても好みでした!!

主演のエイドリアン・ブロディが
絶望的な時代を生き抜きながらも暗すぎず、明るすぎず絶妙な
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愛の嵐(1973年製作の映画)

3.0

女優さんは綺麗だったけれど
すごく退屈に感じてしまった……芸術映画ってそういうものなのかな、長尺でも没入できれば良いけれどそうともならず。表情とか音楽とか、良いものだとは思うのだけれど、とにかく退屈だ
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デタッチメント 優しい無関心(2011年製作の映画)

3.3

期間の短い儚い非常勤講師を演じるエイドリアン・ブロディは最高だったけれど、個人的にはあまり刺さらなかった。

「大人も子供もいろいろ抱えてるよね、辛いよね」的鬱映画だけれど、学校映画なら「それでもその
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悪の法則(2013年製作の映画)

3.4

裏社会ヤベー! なR15映画。たまに観たくなるタイプのやつ。

主人公に対する最後の仕打ちが好き。
それまで約二時間かけて残忍さの想像力を育てられてきたから、アレだけでぶっ刺さる。

マネーボール(2011年製作の映画)

3.7

「貧乏弱小球団が、斬新な統計学に基づいて最強チームに成り上がる!」なんて面白いに決まってるノンフィクション!

手放しにサクセスストーリーとは言えない、リアリスティックなほろ苦さがたまらなくよかったで
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.4

男の子の夢や妄想を具現化して
肉付けして強烈なスパイスで味付けしたような
最高に「ブチ上がる」作品

まるでドーパミンを脳に直接注入され続けるような
最後まで「きもちいい」映画。

娯楽映画史上最高傑
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.8

150分もあるのにまた観ちゃった……

シンプルに正義が悪を倒す話もいいけれど
大人になるにつれて、「正義と悪の邂逅によって生まれる混沌」のコクがたまらなく美味に感じる。

個人的には、
囚人がとある
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ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

3.7

「映画の撮影現場だと思っている殺し屋役の売れない俳優が、マジのマフィア事務所に乗り込む話」なんてどう考えても面白いお話!!!!!!

三谷監督のコメディはいろんな意味で安心して楽しめるので
誰と観ても
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

ライドアトラクション系映画としてはすっごく良かった!
IMAXで観に行ったら絶対楽しいですよ!

しかしよく言われる通り、説明不足でややこしい。

なのに二回目を観たくなるかと問われると、二時間半もあ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

三時間越えで白黒だけど、
大丈夫だから本当に観た方がいい……。

リーアムニーソンファンが観ると、最初は「なんだこの太った若過ぎリーソンは!」とガッカリして即観るのをやめたくなるかもしれないがお願いだ
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ウソから始まる恋と仕事の成功術(2009年製作の映画)

3.0

【絶対もっと面白く出来ただろこの設定!】

【嘘】という概念が存在しないため、
全人類が本当のことしか言わない世界で
人類史で初めて【嘘をつくことができる】ようになった男のサクセスコメディ!

どう考
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.4

「すべてのシーンが、スマホやパソコンなどの画面越し」

と言う現代っぽい斬新なアイデアを、ただのアイデアで終わらせず
完璧に使いこなし演出として落とし込んでいるのです!

「失踪した娘をSNSなどを駆
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.2

野村萬斎版『半沢直樹』

しかし今回の主人公は「銀行員」としてではなく
「営業マン」として、働く全ての人に、働く意義を問う問題作です。

『半沢』よりもそのテーマ性は深く、繊細でした。

原作は短編集
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.3

【耳を塞いで視聴すると楽しめるかも!】


公開当時、『物語シリーズ』ファンの友達とめっちゃ期待しながら観にいって、終幕後怒りに駆られながら「いかにこの作品の話の出来が悪いか」を彼に可能な限り論理的に
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ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年製作の映画)

3.5

【堺雅人ファン必見!】

飄々正統派イケメンの理想的堺雅人が楽しめます。
あの阿部寛さえ喰っていたようなキャラクターでした。
特に髪型がいい。

しかし医療ミステリーとしては特に意外性がなく可もなく不
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ミスト(2007年製作の映画)

3.3

結論から言えば、「ピザをとって友達と吹替版を見るのがおすすめ!」な作品だと感じました。


胸糞悪い映画といえばコレ!
で有名な今作ですけれど、ラストを除けば
個人的に感じた印象は「完全に王道ベタなパ
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.1

【家族で見るのがオススメ!】


主人公と男の子との関係性より、
主人公と幼馴染みとの関係性の方が断然尊いのが良くも悪くも気になった。

それも踏まえて部分部分ではちょくちょく素敵なシーンがあったけれ
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.2

「音楽にだけは熱い完全ダメ男」が「エリート小学校で担任教師をやったら─」なんて誰がみても面白いあらすじ! しかもちゃんと期待を裏切らない王道的な展開をしてくれるので、誰とみても間違いなく楽しめる作品だ>>続きを読む

ラン・オールナイト(2015年製作の映画)

4.7

個人的にリーアム・ニーソン主演映画最高傑作です。

どれだけ不器用でも、息子のことを確かに愛している父親の話。
命がけで自分の子供を守る父親とか、それでいて最後の最後に「父さん…」って呼んでくれる息子
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

4.2

『容疑者Xの献身』の方が、堤真一が魅力的過ぎて思い出に残りやすいけれど、ミステリー作品としての完成度はこちらの方が優っている。気がする。

謎が発覚するたびに「誰かしらの人間らしい動機、愛情」が発覚し
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.3

私はこの映画を観るまで音楽を聴くという習慣があまりなかったのですが、
この作品を観ると「音楽を聴くことの楽しさ、良さ」が判ったような気がしました。というか観賞後、音楽を聴きながら三時間も散歩してました
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.6

少年たちの、ほろ苦い冒険譚。

音楽もロケーションも演出も素晴らしいんだけど
何より少年たちの演技が良過ぎる。
劇中で三回も貰い泣きしたのは初めてかも知れない。

ほろ苦いながらもなぜか懐かしい気分に
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

「天才詐欺師と有能捜査官による逃走劇!」

なんていうと『ホワイトカラー』のようなクールでスマートな雰囲気を期待しがちだけれど、今作はむしろ青春映画のような暖かさを帯びていました。

それでいて高度な
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.3

堕落した友達同士って居心地いいよね。
でもそれだけじゃダメなんだよね。でも居心地いいんだよね。
っていうお話…だと思う。

色彩とか演出とか、とっても名作感はあるのだけれど
個人的にはちょっとあんまり
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.2

ブラピ好きは卒倒する。
そうでない人はブラピ好きになって卒倒する。

すべてを失ってこそ得うる自由がある。
それを気持ちよーく疑似体験できる痛快な作品!

でも、「自由には責任が付き纏うんだよ」ってこ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

仲間由紀恵と阿部寛の出てこない『TRICK』を想像していただきたい。
最悪でしょう。それが今作です。

わたしはこの映画が嫌いだ!

わたしの中でのホラー映画というものは、「恐怖の対象から逃げ惑う主人
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