umihayatoさんの映画レビュー・感想・評価

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裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

5.0

ずっと笑えるコメディ珍しい!

ずっとバカなんだけど、ラスト主人公の愛の告白に全員が感動。
ユダヤ系の人とアラブ系の人が抱き合ってて、そうなっていない現在にとても悲しくなった。

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

5.0

事前情報なしで見たので、まさかの設定で楽しかったー!!!
映像も最高だし
なんといってもミア・ゴス!
X、パールを経て完全に覚醒した感がありますね。

お話の方は、観光の傲慢さというか上からな態度とい
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

1.0

びっくりするほどハマらなかったー
"今の時代"に予言者とか救世主とかも全くワクワクしないし、結局血統とかその話にいっちゃうわけで、心底イライラしっぱなし。
そんな話を今ねぇ。。。

まぁそういう古き英
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エルドラド ナチスが憎んだ自由(2023年製作の映画)

5.0

ナチス台頭前にあったLGBTQ+の人達の交流の場であったベルリンの酒場「エルドラド」
そこは後のナチス突撃隊の責任者が、ゲイを公言しながら軍服で出入り出来るほど、自由に溢れた場所であった。

しかしナ
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

5.0

全く期待してなかったのでまさかの傑作でビックリ!!!

まず映像がとても良かった。
昔の映画を綺麗にリマスターした様な粒子感と、真似しましただけじゃなくて「今のカメラならこうなる」であの頃の映画を蘇ら
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日の丸~寺山修司40年目の挑発~(2022年製作の映画)

1.0

昭和風のメガネや声色を真似たからって
天皇主義の戦中〜戦後民主主義でひっくり返された価値観と、それに影響された寺山はじめ日本人の"実存"を巡る混沌と苦悩を、追体験できると思ったら大きな間違い。

1番
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結婚のすべて(1958年製作の映画)

5.0

岡本喜八、初長編監督作ながらも
初っ端から「これぞ喜八!」と思えるカットの速さ、切り返しカメラワークの妙など、この時代には考えられなかった表現で、まさに時代の転換期の勢いと混沌を爆発させた様な傑作!!
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

5.0

今見ると、シングルマザーの不安や葛藤、一人親家庭への世の中の当たりの酷さなどもホラーを通して描かれていて、なかなか奥深。

しかし、別に問題提起という空気はなく、そういった世の中の空気が、ある種"当た
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バクステール/ぼくを可愛がってください。さもないと何かが起こります。(1988年製作の映画)

5.0

ブルテリアのバクステールが語る
人間と犬、"雄とナチズム"映画。
全世代の雄の内にある抑えきれないファシズムを見事に映し出す怪作だと思いました。

何でも自分の思う様にならないと気が済まない犬のバクス
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

-

「おやすみプンプン」を途中で離脱し、いにお卒業した為、原作は未読でした。



「国や社会の仕組みや歴史」と「民主主義(社会は"誰か"が作ってるのではなく自分達が作ってること)の考え方」を全く教育され
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

5.0

ふわっとしか予告を見てなく、「とある工場で作業員がループから抜け出すディストピア物か?」と思ってたけど
内容は全く違い
「被害者遺族が加害者を何度も殺せる制度があるディストピア物」だった。

何度も何
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

5.0

たまたま同居人が見てたので流し見。
思ったよりも面白かったし、バツイチの身としてはクソ男達の自分本位の考え方や、「自分に対する不安や怒りを他人にぶつける」言動に、グサグサと古傷を抉られて「もうやめて、
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正欲(2023年製作の映画)

1.0

「怪物」にも思った事ですが

「一緒にいれる人がいる」という何をせずとも『普通』的な幸せが手に入るマジョリティ感情に終着し、彼らのその先に立ちはだかる「社会に包括されていない」ことの問題が描かれていな
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怪物(2023年製作の映画)

-

「これはクィアの映画である」
と言う前情報を知ってから見ました。
結果、これは先に多くの人に周知しておくべき事だと感じました。

何故なら、前半部分
「それぞれの事情とそれぞれの事実」を知っていくとい
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日本暴行暗黒史 異常者の血(1967年製作の映画)

5.0

親ガチャならぬ先祖ガチャ。
しかし始まりの事件にしてもそうだけど、個人や血縁の性質ってよりも、かなり社会構造や通俗する価値観のせいではないかな。。。

この映画から現代を見つめるも、そんな社会構造の残
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ダンプ・ヒップ・バンプ くたばれ野郎ども(1969年製作の映画)

-

序盤から全学連の話が出て来たり、「女性上位の社会を!」との主張を前面に押し出し
フェミニズム映画として始まった!と思わせた今作。

「地域の子どもによくないから」と風俗ビルを倒産させる様に依頼された3
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

-

映像の感じとか、意外と愛憎劇な感じとか、好みではあるのですが、あまりにも説明や具体性のない種明かしで、ちょっとそりゃどうなのよ?と思ってしまいました。

「作ってる方はわかるし、原作読めばいいじゃん」
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昔みたい(1980年製作の映画)

5.0

ずーーっと軽口叩いてて
ずーーっとうるさい映画(笑

ラストに向けて爽やか良いかんじ

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

5.0

素晴らしかった!大傑作!

犬達の種類を超えた仲間意識や助け合い、連帯に対して人間はどうなのか。

「痛み」を抱えたダグラスの人生を輝かせ連帯してくれたのは、ブロードウェイの"素晴らしい"アーティスト
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

5.0

デジタルリマスター!!という事で数十年ぶり?に見て来ました!

相変わらず傑作!!!
いやー昔は「難解だ難解だ」なんて思ってたもんですが、今になってみるとなんて事はない。
「数字に過剰に意味を見出しち
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来る(2018年製作の映画)

5.0

琴子が出てくるくらいまでは
秀樹、津田、野崎のもつ「それぞれの男性性(ステータス重視の見栄、マウント争い、女性蔑視、家父長制、出産への弱さ)また、そこから形成されたジェンダーバイアスバキバキの社会や、
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ズートピア(2016年製作の映画)

5.0

「草食動物は差別されてるマイノリティのメタファーで、肉食動物はマジョリティのメタファーで、、、」と見てた公開当時の俺、見事に製作陣の思う壺になっていた。

偏見と思い込みによって発生する"無意識のバイ
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マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

5.0

最高!!!!
暫定今年一位です!

シャーリー・マクレーンがホント良すぎるし、毎回違う衣装で出てきて涙ちょちょぎれる(泣
いやほんと人間世界遺産です。

舞台であるバージニアの街の感じも楽しいし、結婚
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隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

5.0

なんとなく流れててみたやつ
途中からみたから、なんてことない独身女性の恋愛ものかと思ってたら

惑星移民Xが地球に紛れ込んでるかも?
36歳独身でバイトしかしてない女性は「普通」じゃないから怪しい
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光る眼(1995年製作の映画)

5.0

オープニングの映像と音楽で「カーペンターだー!!!」となるところは流石

そもそもそんな得体の知れない妊娠を、研究対象になることを条件に金もらえるからって、、、というのも感じたが
未知なものに対する人
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

5.0

「あれ、こないだ会いましたよね?」
みたいなナンパを1時間半延々と見せられた挙句、全員記憶が曖昧すぎて「よくわかんなくなってきちゃった」とか言いやがる超ウザい映画なんだけど

思わせぶりな私的なセリフ
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

5.0

過去の栄光に縋り、時代に取り残されて孤立していく大女優の
「セリフが映画をぶち壊した」という言葉

その言葉へのアンチテーゼの様に終始モノローグが入る今作。
主人公が脚本家な事もあり、さながら脚本を読
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フランケンフッカー(1990年製作の映画)

5.0

「哀れなるものたち」の関連で紹介されてたので見てみたらこれもう「哀れなるものたち」じゃんってなった。

映像的な面白さ、お話のヘンテコさも申し分なし。

命を弄んだマッドな奴はしっかり報いをうけるし、
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

5.0

ナワリヌイは冒頭で
「僕が当局から殺された後に流されるような追悼映画みたいになるのは嫌だ。楽しい映画にしたいんだ。」と言っていた。

彼が殺された後に見てしまって申し訳ない。

しかし内容は凄まじく、
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

どんなパーフェクトな日々が描かれんのかと思ったら、偏屈なおっさんのサイコな日常じゃん。
初っ端から、男子高校生がトイレで用を足してる音を聞きながらニヤニヤしてて相当キモかったし、失敗写真破いた瞬間にこ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

1.0

なんかもう狙いすぎてて疲れ。
もっとシンプルに大事な事をでいいよ。
言う事特に無し。最後の最後で寝て起きたらボーも誰もいないプールだったんだけどなにがあったん?
バッドトリップ。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

うーーーん。なんだろ。
散々個人の自由を謳歌してきた男の分際でどのツラ下げてこの映画を語るのか。居心地良く見ることなんてとても出来ず、ただただ反省へと逃げたいけど、正直なところ誰かに対する所有欲とかと
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スマイル(2022年製作の映画)

5.0

なんだかとても悲しい話だった
罪悪感やトラウマや重度のストレスから心を壊してしまう事は、誰にだって有り得る事だ。

今作は、「もし精神科医がそうなったら」というお話でもあるが、いくら精神科医と言えど、
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

5.0

劇場で予告を見過ぎで気になってたやーつ
いや、普通に面白かった!

話もよく出来てて、謎が解けてく展開もよく練られてたしドライブ感も持続してて、飽きずに見られた。
なにより、数々の邦画ホラーへのオマー
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酔いどれ幽霊(1958年製作の映画)

5.0

結果的には「やっぱ生きてるのが最高よ」ときいたいのだろうが
西村晃演じる幽霊は、好きに姿を現せられるし、生身の人間と会話もできるし、触れるし、酒だって飲めんだから
どう考えたって死んでた方が最高くさい
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女はそれを我慢できない(1956年製作の映画)

5.0

ビスタからシネスコへ。
モノクロからカラーへ。
そしてジャズからロックンロールへ。
スターから母親へ。

時代が変われば、様々な様式も変わる。
変化を恐れる事なく大いに遊びながら、だけどちょっぴり懐古
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