umihayatoさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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アルタード・ステーツ/未知への挑戦(1979年製作の映画)

5.0

アイソレーションタンク実験で、人間の宗教的幻覚への興味を深め、自身の生い立ちから「そこに自意識の源があり、人類の起源がある」と"思い込んだ"科学者が、メキシコのインディアンのとこにマジックマッシュルー>>続きを読む

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

5.0

滅茶苦茶怖い。。。そして胸糞。。。
ズシンと我が身に帰ってくるこの重いパンチ。2時間釘付けの傑作中の傑作。

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かつて天才子役の座を欲しいまま我儘に育ってしまい、酒浸りになって落ちぶれ
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

5.0

撮影がいちいちカッコいいのと、話は確かに面白い。
サイコパスに標的にされ、付き纏われるのゾクゾクする。

しかし「めまい」を見てから、ヒッチコック作品を見ていると、「どの登場人物がヒッチコック自身の理
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主戦場(2018年製作の映画)

5.0

ずっと気になっていてやっと見れました。
「教育と愛国」に引き続き衝撃。

過去の過ちや負の歴史を修正してまで自国を正当化する事を「愛国」だというのはマジで間違いだろ。
「こんなに酷い国だったからそれを
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鮮血の美学(1972年製作の映画)

5.0

超凶悪脱獄囚に娘をレイプして惨殺された両親の復讐劇。

音楽最高だし、陽気な音楽の裏で怖い事が起きるのが楽しい。
主役の女の子がバキバキに可愛い。
オープニングの映像かっこいい。

やっぱウェス・クレ
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世界女族物語(1962年製作の映画)

5.0

60年代当時、世界の様々な国の女性を取り巻く環境を記録or演出撮影(たぶん)した映画。
正直、どこからどこまで本当かは最早わからないが、街並みの映像は流石にヤラセで作れないだろうと言う事で、60年代の
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ある戦慄(1967年製作の映画)

5.0

「胸糞映画ランキング」上位に食い込みそうな予感。

ある滅茶苦茶な不良少年(道端で騒いだり、誰彼構わず絡んだり、平気で人殺したりできる)二人組。
そんな2人が電車のある一両にハイテンションで乗り込んで
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シリアル・ママ(1994年製作の映画)

5.0

善良で理想のママが実は殺人鬼でした!
というごくごく普通のお話。

被害者の方にも非はあるにはあるが
殺されるほどでもない。
が、それで殺してしまう人もいるにはいるのだから気をつけましょうね。

そし
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デスペレート・リビング(1976年製作の映画)

5.0

冒頭、重度のノイローゼの奥さんが、子供の兄妹のお医者さんごっこ(全裸)を見つけて
「不潔!変態!乱行パーティー!」と発狂するとこで爆笑した。

そんな奥さんがひょんな事から旦那を殺してしまい、治外法権
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マルチプル・マニアックス(1970年製作の映画)

5.0

今作と「セシルB」を見放題配信してるU-NEXTの心意気や最高である。

恋人と見せ物小屋に来た客を殺して金品を奪うことを生業としてる怪物女ディヴァインが、路地で犯され、教会で犯され、浮気してる恋人を
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セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ(2000年製作の映画)

5.0

映画カルト集団によるスター誘拐&ゲリラ撮影テロ!!!
メインストリートのクソ映画!クソ業界!
死ね!

時にはお涙頂戴の感動お利口映画上映を
時には映画協会のパーティーを
時には"家族や子供のため"を
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サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

5.0

1978年、ジム・ジョーンズ率いるカルト宗教団体「人民寺院」が南米で作ったコミューンで集団自殺をする。
死んだ信者の数は918人。
その事件をモデルにしたモキュメンタリー映画。

教祖の話法を笑えない
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ミディアン(1990年製作の映画)

5.0

前半こそ、悪い怖い怪物達と人間という感じだったが
主人公が怪物達の身内になり、優勢主義的な警察達(もろにナチスっぽいところも)による怪物達への虐殺が始まってからは、明らかに人間達の方が恐ろしく描かれて
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華岡青洲の妻(1967年製作の映画)

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華岡青洲。
記録に残るものとして、世界で初めて全身麻酔の手術(乳癌手術)を成功させた江戸時代の外科医。
欧米で初めて全身麻酔が行われたのは、青洲の手術の成功から約40年後となる。

そんな彼が、麻酔薬
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午後の遺言状(1995年製作の映画)

5.0

昔の映画で見たまんまの乙羽信子と杉村春子が並んでいるだけで大満足なわけだけど
まさかのコメディタッチからまさかのNTR展開、日本最古の村での婚礼の土着的な儀式(男根踊りや公開初夜などのモンド感)も味わ
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カルメン純情す(1952年製作の映画)

5.0

高峰秀子が出てるので無条件で☆5
話はめちゃくちゃだしコンプライアンスもクソもない(笑

特に三好栄子演じる極右政党「日本精神党」の保守系議員が最高。
ストリップ小屋で虐待されるカルメンを助けに入り警
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HARDWARE WARS ハードウェア・ウォーズ(1978年製作の映画)

5.0

MAY THE "FARCE" BE WITH YOU
茶番と共にあらんことを

こんなもんを見る為にU-NEXT入りした訳じゃないがあったら見るだろそりゃ
ハム・サラダを発音よく言うとハン・ソロに聞
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

いやはやジョーダン・ピールの発想や創造力には毎回ハッとさせられますね!

見える様で見えない。
見えない様で見えてくる。
そんな映画だったなぁと!

映像のトーンもアレのビジュアルも最高だし、ゲットア
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

5.0

街を歩いたり、人と会ったり、恋人の実家に行ったり。
そんな普通の事が、人種マイノリティであるというただそれだけで、こんなに恐怖で不安なのか。。。
映画を見てる最中付き纏う「どこからか誰かにいきなり暴力
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エノケンの孫悟空 前編(1940年製作の映画)

5.0

世界で初めて「西遊記」を映像化した作品であり、和製ミュージカルの礎を築いたと言われている映画。

高峰秀子がチラッと出て全部持ってくという情報のみで前後編DVD購入。
Twitterありがたや。
結果
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動物農場(1954年製作の映画)

5.0

やっとこさDVD購入。

農場で人間に虐げられてきた動物達による革命。
獲得し実現した民主主義的社会。
平等を書き記した法。
新たな指導者層による搾取。
言葉が付け加えられ改変される法。
盲従による全
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シャドー・メーカーズ(1989年製作の映画)

5.0

真珠湾攻撃後のアメリカで原爆開発を推し進めた将軍と科学者達の話。

原爆開発途中で、開発理由の一つの脅威としていたナチスドイツは崩壊したが、開発は止まらない。
ナチスドイツに核爆弾が作れないと言う情報
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二等兵物語 前篇女と兵隊 後篇蚤と兵隊(1955年製作の映画)

5.0

ラストの伴淳三郎の上官達への怒りの言葉が全て。
「ランボー」のスタローン
「独裁者」のチャップリンと並んで
反戦映画の名演説だと思います。

原爆投下から10年後、戦争体験者が沢山いてまだ戦争の記憶も
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

5.0

ジョージ・オーウェル「動物農場」誕生の裏にあった1人の記者の話。

世界中が恐慌の最中、ソ連だけが経済発展していることに疑問を持ち調査した記者が主人公。
ウクライナの穀物を取り上げて輸出しているのが資
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世界大戦争(1961年製作の映画)

5.0

円谷英二の素晴らしい特撮と、主役陣の完璧な演技で染み入る、反戦・反核映画。

さて、大国同士が水面下でバチバチし
演習で牽制みたり
訪問で牽制してみたり
隣の国に攻め入ってみたり
核をチラつかせたり欲
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

1.0

とにかくモサいモタい

前作で放たれた恐竜達が街を闊歩し、ビルによじ登り、人間を食いまくり。
最恐企業ウェイランド湯谷は、捕らえたラプトル達を悪魔のDNA操作と品種改良で軍隊化。各国で同時多発的に攻撃
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自分の穴の中で(1955年製作の映画)

5.0

いやぁ〜エグい話っすね〜
「所有」とはなにか。

かつてみんなが逃げ込んだ防空壕も、誰かが所有する土地になり、雨宿りをすれば職質される。
外資系の企業は増え、経済も自国だけのものではなくなり、米軍に土
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

5.0

派手なものを見たくて!
いやぁ楽しいですね〜

巨大な生き物が街を壊し、人を喰う!
クソな奴らは全員喰われろ!!!
ラスト泣けるぜ

やっぱりファミリー怪獣映画ってのは
「遺伝子で遊ぶな!」
「動物を
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

5.0

見てなかったので「新たなる支配者」の前に

いや、つまんなくは無いんだけど
「ジュラシックワールド/炎の王国」を見に来たはずなのに
「恐怖!恐竜の館!」を見せられた肩透かし感(笑

やはり恐竜にチマチ
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ペン偽らず 暴力の街(1950年製作の映画)

5.0

表向きは静かだが、警察権力や名士たちがヤクザと癒着しているとある街。
新人記者が癒着現場を記事にしたことをきっかけに、新聞社と巨悪との戦いが始まる。
やがて、青年団や婦人会も立ち上がる。
それでも身の
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ウエストワールド(1973年製作の映画)

5.0

西部開拓時代
古代ローマ
中世ヨーロッパ
3つの時代が楽しめる高額テーマパーク。
そこではセットや倫理観なども当時を忠実に再現。
人間と見分けがつかないロボットが稼働し『本物の体験』が出来る。

まず
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マルサの女2(1988年製作の映画)

5.0

ダミー会社の売上を宗教法人に入れる事で脱税する宗教団体官長の三國連太郎。
東京の都市開発での地上げを政治家、大手商事、銀行と共に画策、ヤクザを使って立ち退きさせる様な悪人。
挙げたいマルサ。

とうと
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ホット・ショット(1991年製作の映画)

5.0

死んだパイロットの息子との対立
マッハ出しすぎ事故
全員に奢るバー

マーヴェリックはむしろこっちのリメイクだったのでは???

A2(2001年製作の映画)

5.0

「A」の続編。
全国各地の信者達と地域住民達の風景。
前作より遥かに興味深く、今の社会にもかなり示唆的。

「人殺し集団オウムを追い出す」
の号令と共に集まった地域住民達。
中には共通敵のお陰で、住民
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「A」(1998年製作の映画)

5.0

教団側から見た社会。
大衆、マスコミ、警察、支援団体。
SNSやネットの情報から想像される物とは違う、双方共に血の通った人間像から見えるものは、個人が組織(宗教団体であれ国であれ)に組み込まれ帰属して
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